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第一章【レイシア編】
レイシアの過去・その5(性描写有り)
しおりを挟む何故私達と共に捕まった筈の彼等が、自由な身でそこに立っているのか。
私は状況を飲み込めず、ただ呆然としていた。
シンは親子の歪んだ笑顔を見て、何かを悟ったように青ざめていった。
「貴様等の事は殺人を犯した罪人として国に報告し、身柄は余が受け持ってやった。
つまり……貴様等がこの後どんな目に遭おうと、余等の自由という訳だ」
モルダーがプカプカと葉巻を吸いながら、訳の分からない言葉を口にする。
(何故私達が罪人に……! 依頼主を盗賊から守ろうとしただけなのに……ハッ……! ま、まさか……!)
私が最悪の事態を想像してメレーヌを見る。するとメレーヌはクスクスと笑いながらシンの所へ近付いていった。
「この方達はわたくしが雇ったただの一般人ですわよ? 非常時の訓練にと思い、隠密のスキルに優れた者達を急遽募って荷馬車に隠れて頂き、わたくし達を捕らえた振りをして頂いたのですが……
何の悪意もない方達を突然斬り殺すなんて……そんな事はわたくし一度もお願いした覚えはありませんわ」
メレーヌの言葉に、雇われた男達が「ヒヒヒ」とニヤ付く。
シンと私達は、モルダー親子の罠にまんまと嵌められてしまったのだ。
「さぁ、シンと言ったかしら……先程貴方が申しました言葉を試させて頂こうかしら」
メレーヌがケルベロスに打ち付けた鞭をふるい、『バチン』と音を立てた。
「この女は若くはないが、ふむ……中々の上物だ」
モルダーが品定めするように私の身体を嫌らしく撫で回し、強引に胸を掴んだ。
「ンンッ!? ンンーッ!」
シン以外の男に触られた事への嫌悪感で、私は思わず声を上げた。
そしてそんな私を嘲笑うかのように、モルダーは私の股ぐらを強引に開き、恥部を指で拡げた。
「おおっ。流石は僧侶だ。貞操もきちんと守ってきたようだな。これなら高く売れそうだ。
おいお前達、あの女の処女は傷付けずにたっぷり可愛がってやれ」
「ンンーッ! ムグーーッ!」
モルダーの言葉にシンが激昂し、ガタガタと激しく椅子を揺らした。
だがその甲斐もなく、男達は卑猥な顔を浮かべながら滾らせた股間を剥き出しにし、汚いそれを私の至るところに擦り付けてきたーー
それから私は、男達によって身体中を弄ばれた。
口の布は外され強引に股間をねじ込まれ、抵抗すれば容赦なく暴力を振るわれた。
私の身体には男達のおぞましい体液が塗り付けられ、代わる代わる私のアナルを責め立てた。シンだけが触れていいその場所を。
「ほらっ! わたくしの味わった屈辱はこんなものでは済まされませんわ!」
シンはメレーヌから幾度となく身体中に鞭を打ち付けられ、至るところに痛々しい傷跡が無数に付いていた。
それでも尚、シンは屈する事なくひたすらにメレーヌを睨み付けていた。
「あら、まだそんな反抗的な目をわたくしに向けるの? どうやらまだお仕置きが足りないようですわね……
貴方達っ! あれをここに持って来なさい!」
メレーヌが男達に何かを指示すると、男が数本の注射器を持ってメレーヌに手渡した。
「フフフ……これを打てば貴方は否応なくわたくしの従順なペットになりますわ……」
『ムグーーッ! ムグゥーッ』
メレーヌは激しく抵抗するシンの首筋にそれを突き刺すと、血管から謎の液体を流し込んでいった。するとーー
「ムグッ……!? ングウウゥゥゥーーーッ!」
突然シンの目が血走り、身体中の血管が浮き出した。そして、シンのチ◯ポがビキビキと勃起し始めた。
「ウフフ……これを打てばどんな男だろうと性欲を滾らせて、恐ろしい程の快感に廃人となりますわ。
ちょっと痛め過ぎましたから、強めに入れて差し上げましたわ」
シンは麻薬を打ち込まれ、勃起したチ◯ポから精液を吹き出させていた。
「さあ……それじゃあ今からわたくしの身体で貴方を壊して差し上げますわ! 光栄に思いなさいっ!」
メレーヌがいやらしく下着を脱ぎ捨て、シンの上に跨がった。
「ウグッ! ひっヒン……! ヒンンンンーーッ!」
私は男の股間を口に突っ込まれたまま、シンの名前を叫んだ。
「おい大人しくしやがれ! お前はこれでも飲んでろ!」
『ドピュ! ドピュルルッ!』
私は男の精液を無理矢理流し込まれ嗚咽した。
「さあ……愛する者の目の前で、貴方はわたくしの物となるのですわ!」
『ズチュッ!』
「ングゥーーッ!! グウウウウウゥゥゥーーーー!!」
『ドピューッ! ドピュルルルー!!』
メレーヌは私の目の前でシンのチ◯ポを挿入すると、シンは目を裏返しながら大量の精液を放った。
私はシンの身体を奪われたショックの余り、嗚咽しながら大粒の涙を流した。
「ああっ! 愛する女の前で男を奪うのは……ささっ、最っっ高の気分ですわ!!
ほら! もっとわたくしの中に精を放ちなさい!」
『ズチュズチュズチュッ!』
『ドピュルルッ! ピュルルルッ!』
私が貰う筈だったシンの童貞を、私が中に出して貰う筈だった精液を、メレーヌがその股ぐらで奪い去っていく。
「フフッ! 貴方もようやく従順になったかしらっ!? さあっその唇で私に誓いのキスをなさいっ!」
メレーヌがシンの口を塞いだ布を外し、シンに口元を近付ける。
対するシンは目を白くしながら、弱々しく唇を動かした。
(ダメッ……! シン……! 辞めてぇっ!)
誓いのキスすら奪われそうになり、私は心の中で必死に祈りを送った。
「ううぅっ……! レ……イ……シア……すま……ない……」
シンは意識の遠退く中、涙を流しながら私に謝罪の言葉を述べた。
麻薬によって思考を奪われても、シンは尚も私への思いを忘れないでいてくれたのだ。
その言葉に私はただひたすら、涙を溢れさせた。
「まっまだあの女の事を考えるような理性が残っているなんてっ!
どうやら薬が足りなかったようね!」
メレーヌがシンの態度に怒ると、残りの注射器を全て手に取り、シンの体に突き刺した。
「ぐっ!? アアアアーーッ! グアアアアーーーッッ!!」
『ビュルルルーーッ!! ビュグッ! ビュルルルルーッ!』
シンの身体がどんどんどす黒い色に染まっていき、シンは鼻血を吹き出しながら大量の精液をぶちまけた。
「あ……あ……」
シンはそのまま力無く項垂れ、目を虚ろに開いたままピクリとも動かなくなった。
「あらあら? ……ふふっあははははは! こっこの男っ! 股間を勃起させたまま死にましたわ!
豪語した割にはあっけなく死にましたわねっ!」
呼吸の止まったシンに跨がりながら、メレーヌは高々と笑い声を上げた。
「プハッ……! お、おい……シン、う、嘘だろ? 目を覚ましてくれっ! シンッ! シイイイィィン!!」
私は無理矢理男の股間から口を離し、必死にシンへと呼び掛けた。
だがシンが私の声に応えてくれる事はなかった。
シンは……シンは……麻薬の過剰摂取と、限界を超えた脳への刺激により、その命を落とした。
「ふう……壊れた玩具には興味ありませんわ。貴方達、この男の死体を棄ててきなさい」
メレーヌがシンの身体から離れ男達に命令すると、シンの亡骸は何処かへと運ばれて行った。
「う、うわあああぁぁーーっ! シィーーーン! 嫌だっ! 嫌だあああぁぁーーーっ!」
部屋に私の絶叫が哀しく響き渡ったーー
『パンパンパンパンッ!』
それからも私は永遠に犯され続けた。シンを失った絶望により私は全ての感情を失い、ただ男達にされるがままとなっていた。
時折私への調教と称して、シンを殺したあの麻薬を打たれる事もあったが、既に心の死んだ私は何の反応も見せず、ただ力無く項垂れていた。
「おいお前達。明日その女を闇市に出すことが決まった。今すぐ女を外の馬車に詰めろ」
モルダーが男達に告げると男達は私の拘束を解き、換わりに手錠を付けて私を部屋の外へと促した。
どうやら私は奴隷として売られるようだったが、シンを失くした今となってはそんな事すら最早どうでもよく、私は逃げようともせず男達に押されるまま裸で歩き出した。
暫く廊下を歩かされていると、何かが私の目に入った。
それは剣を持った騎士の置物だった。
それが目に入った瞬間、私は剣に目掛けて迷わず走り出した。
「ーーあっ、おい!」
気付いた男達が慌てて私を捕まえようとするが、私はその手を逃れ剣に向かって飛び掛かった。
『ザシュッ!』
私が剣先にその身を預けると、剣は私の心臓を貫き血飛沫を上げた。
「ああっ!? くっクソッ……! この女やりやがった!おい! モルダー様を呼んでこいっ!」
男達は慌ててモルダーを呼びに行った。
誰もいなくなった廊下で、私は一人シンの事を想った。
ああ……これでシンの元へ逝ける。
薄れゆく意識の中、私はシンとの再開をただひたすらに願った。そしてーー
(奴ら……絶対に呪ってやる……! 私とシンの幸せを、未来を、契りを奪ったあの親子の……全てを、全てを奪い取ってやる……!
そして……もし生まれ変わったら……私が奴らの体を剣で切り刻んで、その死骸をシンに捧げてやる……!)
私はモルダーとメレーヌへの激しい憎しみを秘めながら、シンの後を追うようにこの世を去ったーー
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