百鬼淫行

淀川 乱歩

文字の大きさ
上 下
32 / 188
其の参 童菊中天(みつぼう)

其の参 童菊中天(みつぼう)の二十五

しおりを挟む
 ……そして、続けて防御側の式神少年に命じて四つん這いにさせ、お尻を上げさせて全裸の少年の肛門(アヌス)を中心に、六つ目の催淫呪符(マントラ)を描いた。
 ……更に、続けて、防御側の式神少年を俯(うつぶ)せに寝かせると、全裸の背中に七つ目の催淫呪符(マントラ)を舌先で描き、両足の裏にも八つ目と九つ目の催淫呪符(マントラ)を唾液で描いたんだ。
 ……そして、防御側の全裸の式神少年の、左右の腋(わき)の下を交互に上げさせては、十番目と十一番目の催淫呪符(マントラ)を舌先で描いた。
しおりを挟む

処理中です...