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其の参 童菊中天(みつぼう)
其の参 童菊中天(みつぼう)の三十四
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……処で、仙人様達には女性と交わる事を禁じる、絶対的な禁忌(きんき)が有った。
……其れは、男性の仙人様の陽(よう)の気が、女性の陰(いん)の気に触れると中和されて、仙人の力が消えて仕舞うからで、仙術の使え無い普通の人間達には無縁の話だった。
……だから、男性の仙人様達には、女性と交わって自分の子孫を残す事が出来無かった。
……代わりに、仙人様達は自分の作る式神少年に、自分の血を混ぜて、外見を自分そっくりにした式神少年を作って、本物の息子の様に可愛(かわい)がっていた。
……仙人様達の、連れ歩いている全裸の式神少年達の中に、必ず一人は他の美少年達とは異なった男の子が混じっていたのは、そんな理由からだったんだ。
……また、仙人様達の中には、わざと禁忌(タブー)を犯して楽しむ、悪い仙人様達の集団がいて、僕達は邪仙人様と呼んでいた。
……其れは、男性の仙人様の陽(よう)の気が、女性の陰(いん)の気に触れると中和されて、仙人の力が消えて仕舞うからで、仙術の使え無い普通の人間達には無縁の話だった。
……だから、男性の仙人様達には、女性と交わって自分の子孫を残す事が出来無かった。
……代わりに、仙人様達は自分の作る式神少年に、自分の血を混ぜて、外見を自分そっくりにした式神少年を作って、本物の息子の様に可愛(かわい)がっていた。
……仙人様達の、連れ歩いている全裸の式神少年達の中に、必ず一人は他の美少年達とは異なった男の子が混じっていたのは、そんな理由からだったんだ。
……また、仙人様達の中には、わざと禁忌(タブー)を犯して楽しむ、悪い仙人様達の集団がいて、僕達は邪仙人様と呼んでいた。
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