百鬼淫行

其の五 鶏蛇（けいだ）

其の五 鶏蛇（けいだ）の四

　……そして、言い伝えでは、玉御子達が肛門から卵を産む時に、奇妙な快感に襲われたらしい
。
　……子供達の体内の妖蛇は、毎朝幼い肛門を内側から、冷たい小さな舌で丹念に舐め回し、其の快感で布団の中で眠っている玉御子を目覚めさせて、子供に排卵を誘ったと云う。
　……先（ま）ず、朝の台所の冷たい板の間で、玉御子達は着物を脱がされて素っ裸にされると、四つん這いになった。
　……そして、家族の手で全裸の幼い性器を、愛撫され始めたと云う。

　……やがて、玉御子が幼い性的絶頂（オルガズム）を迎えるのと同時に、子供の小さな菊穴（アヌス）が異常に大きく丸く開き、黄金の鶏卵の様な妖蛇の卵が、玉御子の小さなお尻を覆っていた家族の掌（て）の中に押し出されて行った。

　……実は、妖怪鶏蛇（けいだ）は取り憑いた玉御子の幼い性的絶頂（オーガズム）で、黄金色の童菊玉の産卵を許可していたからだ。
　……そして、そんな玉御子が未だ幼い幼児や、幼女達でも性的絶頂（オルガズム）して産卵出来たのは、体内の妖蛇が強力な催淫毒を分泌していたからだったと云う。