百鬼淫行

淀川 乱歩

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其の七 褌蟹(またかぶり)

其の七 褌蟹(またかぶり)の一

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 ……断崖絶壁の海岸の岩の中に、褌蟹達の巣は有った。
 ……そして、其の妖怪蟹達の巣の中に、人間(ひと)の子供達が全裸で捕らえられていたのだった。

 ……褌蟹達の巣は、海岸の岩の中の巨大な球形の亜空間で、頭上の水面から常に青白い陽光の様な光が射し込む、神秘的な青白い、水中の様な無重力の世界だった。
 ……そして、そんな青白い亜空間の中に全裸で浮かび、強烈な性的快感に喘(あえ)ぐ少年少女達の下腹部には半透明な妖怪蟹達が、一人に一匹、幼い子供達の性器に張り付いていたのだった。
 ……褐色に日焼けした子供達は金縛りで、無抵抗に白い股間の柔らかな性器と菊穴(アヌス)を魔物に嬲(なぶ)られ続けては、幼い性的絶頂(オルガズム)を繰り返し続けていたのだった。
 ……褌蟹達の巣の亜空間の中では、人間の子供達は不老不死で、全裸の幼い姿の儘で、永遠に、妖怪蟹に恥部(こかん)を愛撫され続けていたのだった。

 ……其の、暗黒の亜空間の中に、無数の全裸の人間の子供達が様々な方向(むき)で浮かんでいた。
 ……そして、そんな子供達の裸身の上を、陽光の様な青白い光が常に紗(うすぎぬ)の様に覆って、波紋を描いていた。
 ……光は必ず全裸の子供達を真上から照らして、幼い裸身を闇の中に明るく浮かび上がらせていた。
 ……硝子(ガラス)細工の様な半透明の妖蟹達は、そんな子供達の裸の腰に女郎蜘蛛(くも)の様な細長い脚で確(しっか)りと抱き付き、蚯蚓(みみず)の様な触手を無数に伸ばして其の子供の性器を覆い、愛撫し続けていた。
 ……魔物の触手は、少年達の勃起した幼い陰茎(ペニス)を丹念に扱(しご)き続けて先端の包皮を剥(む)き、露出させた鋭敏な亀頭粘膜を嬲(なぶ)り続けて責め苛んでいた。
 ……また、蟹は少女達の幼い女陰(われめ)も触手で開き、それを挿入して膣粘膜を愛撫し、陰核(クリトリス)を嬲(なぶ)り続けていたのだった。
 ……球形の、亜空間の妖怪蟹の巣の中に、子供達の快楽の幼い喘(あえ)ぎが絶えず、無数に反響(こだま)し続けていた。
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