仮 参

淀川 乱歩

文字の大きさ
上 下
63 / 63

其の九 淫獄転生 其の参 稚児愛玩 其の鹿獣餐

しおりを挟む
 ……次に、薔薇檻の張見世でも、百合檻の張見世でも、全裸の美少年や美少女の先輩達が、全裸の新入りの禿達の肛門や膣の粘膜に、軟膏を指で塗ってやったのです。
 ……全裸の美しい先輩の、温かな指が、全裸の後輩の禿の肛門や女陰の中へ、繰り返し挿入され、冷たい軟膏を丹念に塗ってやったのでした。

 ……最後に、全裸の先輩達の、一人が四つん這いで、後輩の禿の少年少女達の、勃起した陰茎や陰核を覆い隠した包皮に接吻して、温かな唇で子供の包皮を、丁寧に剥いてやったのです。
 ……やがて、包皮を完全に剥かれて、剥き出しにした全裸の後輩の、鋭敏な亀頭や陰核の粘膜にも、指で軟膏を塗ってやったのでした。

 ……やがて、其の生きた人間族の、少年の陰茎の黄金蝋燭の燭台は、淫魔族の間で話題となり、他の男淫魔や女淫魔達(サキュバス)も愛する人間族の全裸の稚児達を、黄金髑髏の燭台へと変身加工したのです。
 ……そして、其の黄金髑髏の燭台は、耽美な書斎の淫具として大量に生産されたのですが、実は、其の主たる購入目的は、特殊な張形(ディルドゥ)だったのでした。

 ……また、そんな牛跳び競技は、西のカミラ公国の人牛族達(ミノタウロス)と、東の秋津茜国の土蜘蛛族達(つちぐも)との間の古い因縁(えにし)で、夫々の魔物や妖怪達の代わりに、人間族の全裸の少年少女達が、技を競い合ったのです。
 ……なので、高度な技の使える人間族の、牛跳びの競技童達(ジャンパー)の全裸の少年少女達は、魔物達に高額で取引されていたのでした。

 ……黄金髑髏の燭台の上で、永遠に燃え続ける、生きた人間族の少年の亀頭の炎は、催淫呪炎(エルモ)と呼ばれる炎の催淫剤だったのです。
 ……其の、常に固く勃起(ぼっき)し続けて、熱く無い橙色の炎を纏って、燃え続ける亀頭を、魔物達が、女性器や肛門に挿入して、淫らな快楽を楽しんだのでした。

 ……実は、黄金髑髏の燭台の、生きた少年の陰茎の蝋燭の、炎の催淫剤の催淫呪炎(エルモ)は、人間族や魔族と云った種族とは無関係に、全ての生物の脳に作用して、強烈な性的快感を感じさせたのです。
 ……童娼窟(おきや)の、人間族の男女の全裸の稚児達も、黄金髑髏の燭台(それ)を照明器具としてよりも、強い催淫効果の有る張形として、自身の幼い女陰や肛門、そして唇(おくち)に含んで舌で愛玩したのでした。

 ……所(ところ)で、今も、其の真っ暗な童娼窟の張見世の木格子の中の、人間族の全裸の子供の幼い性器が、淫呪の炎に白く仄かに浮かび上がり、通りの魔物達を妖しく誘っていたのです。
 ……そして、そんな全裸の少年や少女は、通りの魔物達が興味を示して、張見世の木格子に近付くと、可愛(あい)らしく、淫らに自慰(オナニー)を始めたのでした。

 ……また、そんな童娼窟では、時々、新入りの人間族の少年少女達、つまり禿(かむろ)のお披露目の、初夜見世を行なったのです。
 ……美しい着物を着た、禿と呼ばれる新入りの少年や少女が、張見世の木格子の中で、先輩の全裸の少年や少女達に帯を解かれ、着物を脱がされて全裸にされ、格子の前に座らされると、外の通りの格子の前に、通行魔の魔物達が集まったのでした。

 ……すると、其の禿の全裸の子供は、左右の全裸の先輩稚児達に、両足を大きく開かされて、通りの魔物達に幼い恥部(セックス)を、見せ付けさせられたのです。
 ……そして、次に幼い性器や肛門に、催淫剤を丁寧に塗られると、背後左右から、全裸の先輩の子供達の手や淫具(おもちゃ)で、乳首や肛門や性器を淫らに愛撫され続けては、可愛(あい)らしく性的絶頂(オルガスムス)させられたのでした。

 ……初夜見世を終えた、新入りの全裸の禿達は、其の夜から、先輩の全裸の稚児達に、幼い直腸や膣の粘膜へ、催淫剤を指で塗られ続け乍(なが)ら、毎日、昼夜続けて、繰り返し絶頂させられ続けたのです。
 ……其れは、魔物達に抱かれる為の調教で、全身の性感帯を、鋭敏にさせる為の訓練だったのでした。

 ……そして、そんな全裸の禿達の調教の様子は、張見世の中で行われており、木格子の中の板張りの床の上の、無数の行燈の中の魔法の蝋燭の、明るい灯の中で行われたのです。
 ……先(ま)ず、張見世の木格子の外の、通りの魔物達の視線の中で、先輩の全裸の少年少女の稚児達に、禿の全裸の少年少女達は、肛門と膣に深々と指を挿入されて、柔らかな粘膜に、指の腹で強力な催淫剤を塗られたのでした。

 ……全裸で仰向(あおむ)けに、張見世の板床の上に寝かされた、人間族の禿の少年少女達は、両足を上げさせられ、Mの字に開いた両足の膝(ひざ)の裏を、自分の両手で掴(つか)んで支え、先輩の指の淫らな感触の愛撫を待ったのです。
 ……所(ところ)で、そんな極楽亭の張見世を、魔物達は、中が少年達だけの木格子を薔薇檻(バラや)、そして中が少女達だけの木格子を百合檻(ユリや)と呼んでいたのでした。

 ……薔薇檻の、全裸の禿の少年達は、幼い陰茎(ペニス)の先端の包皮を、先輩稚児の美少年に指で摘(つま)まれ、ゆっくりと大きく扱(しご)かれて包皮を剥(む)かれ、美しい薔薇色(ピンク)の鋭敏な亀頭の粘膜を、剥き出しにされて仕舞ったのです。
 ……また、百合檻の全裸の禿達も、幼い陰核(クリトリス)を覆い隠す包皮を、先輩稚児の美少女に指で揉(も)まれて剥かれ、鋭敏な陰核亀頭の粘膜を、剥き出しにされて仕舞ったのでした。

しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...