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本編
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まだ日も登らない早朝から、テラスで柵作り。作りたい家具も多いし、見つけたい魔方陣も多い。お金に魔力。本当に狩猟でもやりましょうか。
「お~い、おはよう」
「おはようございます」
夜も明けきらない早朝から、元気なカイゼルさんが訪れてきました。
「エレノアさんから魔獣避けの柵を作ってもらっていると聞いた。どうだ?」
「四個目まで終わりました。それをわざわざ確認に?」
「何分人数が少なくて、人員を割り振るのが大変でね」
治安対策として派遣されているとはいえ、小さな村だからそれほど人数がいるわけではなく、張り付きで見なければならない個所が増えると負担が大きく増えることになるそうです。
「お疲れ様です。エレノアさんは何と?」
「終わっているなら、その分を受け取っても良いと言われている」
「すぐに終わりますよ」
作業を中断して、仕上げた部材を外へ運び出す。
「お。本当にできているな。いや、ありがたい」
「念の為お聞きしますが、破壊した犯人は見つかりました?」
「昨晩の奴ら覚えているか?」
「生ゴミですね」
「いや、ゴミじゃないから。あー。うん。実はあいつらの靴と、現場に残っていた足跡がかなり似ているのが分かった。今日、この後取調べを行う時に追及する」
きっちりと突っ込みを入れた後、咳払いして仕切り直すカイゼルさん。中々苦労の多そうな人です。
話は続けながら魔方陣を書いて貼り付け。作業的にはそれだけなので、あっという間に終了。見つけるのに時間はかかるけど、作業自体が楽なのは嬉しい。
出来上がった品をカイゼルさんに確認してもらっていると、剣を携え軽鎧に身を包んだ若い男性(昨日の夜突っ込みを入れていた人)がバスケットを片手にやってくる。音に気がついたカイゼルさんがその男性を出迎え、一緒にこちらへ。
「急かした詫び代わりに朝食だ」
「ありがとうございます」
「それと、品を確認した。この紙をギルドへ持っていけば、報酬が払われるから」
終了証明書なるものを受け取り、カイゼルさん達を見送る。
ご飯を食べようと思ってバスケットを見れば、中に入っているのはサンドイッチ。
「焼きたてのいい匂い。パンも焼きたくなるなあ」
どうせ作るなら石窯でしょうか。でも、石窯となると作るのが大変。どうにもままならないですね。
「おふぁよ~」
「うあ~、おはよ~、ここどこ~」
寝ぼけ眼のルルに、頭を抱えながら登場のミッケさん。宿酔いまであるようですね。
「おはようございます。ルルさん、ミッケさん」
「あれぇ、桜華さん?」
「ここは私が借りている家ですよ」
コップの類もないので水を出してあげることもできないです。
「少し待っていてください」
急いで雑貨屋へ向かいます。少し心配だったけど、さすがは村のお店。すでに開店していたので人用のコップ二個、妖精用のコップ一個を購入。すぐに戻り、軽く濯いでから水を淹れてミッケさんに差し出す。
「ありがとう。あう」
「ルルは、大丈夫?」
お酒は飲んでいなかったから平気だと思うけど、念のため確認。結果、寝ぼけているだけなので、洗顔を促しておく。
「はぁ。えっと、桜華。どうなっているの」
「昨晩の宴会は覚えていますか? ミッケさんはピエナさんとの勝負に負けて酔い潰れていました。
あのまま見て見ぬ振りしておきたくなかったので、お持ち帰りしました」
「お持ち帰りされちゃったのか。あ~、ありがとうございます」
「いえいえ。大丈夫ですか」
「うん。大分落ち着いたかな」
ルルが戻ってきたので、コップに水を満たした後はバスケットの中からサンドイッチを出して並べる。
「あ、ありがとう。……ねえ桜華さん。ここ、借りてるって本当に?」
「本当ですよ。どうしました?」
「宿暮らしの狩猟者って結構お金かかるんだよね。住みたいって言ったらどうなる?」
「まだ部屋も空いているので、良いですよ。ルルはどう? あ、喋らなくていいから首を振って」
相も変わらず口一杯に食べ物を押し込んで、ハムスターみたいになっています。やはり喋る余裕はないのか、黙ったまま頭を縦に振っている。
「本当に! ぜひお願いします」
話がひと段落したので、少し行儀が悪いけれどご飯を食べながら残っている魔力で実験。
思いつくままに魔法の文字を書いていく。幾つか書いてみた結果、魔方陣を書く際の基本事項が分かりました。
まず、魔力源。必須事項で、“自分”、“空気中”、“地中”、“水中”、“○石”が存在。
次に、起動と停止、効果調整。起動と停止を入れない場合、起動したらそのままになるのでそれなりに重要。効果調整は “段階調整○―○”といった感じで細かい調整も可能らしい。○には火力や水温、光量といった文字と、低、高といった文字を組み合わせる。この部分を入れない場合は、内容にそった一定量の魔力を消費し、効果の可変ができない状態となるようだ。
続けて、効果。一番重要な部分。状態を示す言葉や効果を示す言葉が当てはまる。
端材を使って実験をしてみると、一度魔方陣を張り付けると二つ目は受け付けない。
「これである程度の基礎はできたかな。でも魔力切れ」
これ以上は試しようがないので、残っていたサンドイッチを押し込み、空を見上げる。
「……雨も降りそう。ミッケさん、今日はどうしますか」
「宿の引き払いと、軽く仕事かな。村の中でやる仕事とかあるし。桜華さんは?」
「雨具を買いに行った後は、その時の気分次第かな」
「おお、雨具。良いのがあるかな」
ちょっとふらついているミッケさんを支えながら、肩に座ってご機嫌なルルの鼻歌を聞きながら、バスケットを笹熊亭に返してからギルドへ。
建物に入ると依頼を見に行くミッケさんと別れ、エレノアさんを探してみるけれど、どこにもいません。今日は休みでしょうか。考えていてもしかたないので、さっさと依頼報告カウンターに向かいます。
「おはようございます。これをお願いします」
「はい。少々お待ちください」
終了証明書を渡すと、受付にいた人が奥へと消える。少し待つと、少し重そうな袋を持って戻ってくる。
「お待たせしました。魔獣避けの柵の報酬六千カーナと、チーズのお祝い金五千カーナ、合わせて一万一千カーナになります。持ち帰りますか?」
「持ち帰る以外に方法があるのですか?」
「銀行がありますよ。口座を作りますか?」
「お願いします」
書類を記入して口座を作り、六千カーナを預けて五千カーナを受け取りました。結構重いです。
今さらですが、ここではプレイヤー付属の無限収納空間、所謂アイテムボックスなる物がない。お金も財布という名前の袋に入れるだけ。一応、十、百、千、万の単位ごとに硬貨があるのでそれほどでもないが、買い物のお釣りも含めると、大金になればなるほど邪魔になる。
「硬貨が邪魔ですね。何かいい手はないかな」
「でしたら、魔法袋がありますよ。もっとも、簡単には手に入りませんが」
魔法陣は分かっていても、あまりにも精密でよくわからない状態らしく、再現できていないそうです。
「そうですか。情報ありがとうございます」
お礼を言ってから建物を出ると、武具屋へ移動します。
「お~い、おはよう」
「おはようございます」
夜も明けきらない早朝から、元気なカイゼルさんが訪れてきました。
「エレノアさんから魔獣避けの柵を作ってもらっていると聞いた。どうだ?」
「四個目まで終わりました。それをわざわざ確認に?」
「何分人数が少なくて、人員を割り振るのが大変でね」
治安対策として派遣されているとはいえ、小さな村だからそれほど人数がいるわけではなく、張り付きで見なければならない個所が増えると負担が大きく増えることになるそうです。
「お疲れ様です。エレノアさんは何と?」
「終わっているなら、その分を受け取っても良いと言われている」
「すぐに終わりますよ」
作業を中断して、仕上げた部材を外へ運び出す。
「お。本当にできているな。いや、ありがたい」
「念の為お聞きしますが、破壊した犯人は見つかりました?」
「昨晩の奴ら覚えているか?」
「生ゴミですね」
「いや、ゴミじゃないから。あー。うん。実はあいつらの靴と、現場に残っていた足跡がかなり似ているのが分かった。今日、この後取調べを行う時に追及する」
きっちりと突っ込みを入れた後、咳払いして仕切り直すカイゼルさん。中々苦労の多そうな人です。
話は続けながら魔方陣を書いて貼り付け。作業的にはそれだけなので、あっという間に終了。見つけるのに時間はかかるけど、作業自体が楽なのは嬉しい。
出来上がった品をカイゼルさんに確認してもらっていると、剣を携え軽鎧に身を包んだ若い男性(昨日の夜突っ込みを入れていた人)がバスケットを片手にやってくる。音に気がついたカイゼルさんがその男性を出迎え、一緒にこちらへ。
「急かした詫び代わりに朝食だ」
「ありがとうございます」
「それと、品を確認した。この紙をギルドへ持っていけば、報酬が払われるから」
終了証明書なるものを受け取り、カイゼルさん達を見送る。
ご飯を食べようと思ってバスケットを見れば、中に入っているのはサンドイッチ。
「焼きたてのいい匂い。パンも焼きたくなるなあ」
どうせ作るなら石窯でしょうか。でも、石窯となると作るのが大変。どうにもままならないですね。
「おふぁよ~」
「うあ~、おはよ~、ここどこ~」
寝ぼけ眼のルルに、頭を抱えながら登場のミッケさん。宿酔いまであるようですね。
「おはようございます。ルルさん、ミッケさん」
「あれぇ、桜華さん?」
「ここは私が借りている家ですよ」
コップの類もないので水を出してあげることもできないです。
「少し待っていてください」
急いで雑貨屋へ向かいます。少し心配だったけど、さすがは村のお店。すでに開店していたので人用のコップ二個、妖精用のコップ一個を購入。すぐに戻り、軽く濯いでから水を淹れてミッケさんに差し出す。
「ありがとう。あう」
「ルルは、大丈夫?」
お酒は飲んでいなかったから平気だと思うけど、念のため確認。結果、寝ぼけているだけなので、洗顔を促しておく。
「はぁ。えっと、桜華。どうなっているの」
「昨晩の宴会は覚えていますか? ミッケさんはピエナさんとの勝負に負けて酔い潰れていました。
あのまま見て見ぬ振りしておきたくなかったので、お持ち帰りしました」
「お持ち帰りされちゃったのか。あ~、ありがとうございます」
「いえいえ。大丈夫ですか」
「うん。大分落ち着いたかな」
ルルが戻ってきたので、コップに水を満たした後はバスケットの中からサンドイッチを出して並べる。
「あ、ありがとう。……ねえ桜華さん。ここ、借りてるって本当に?」
「本当ですよ。どうしました?」
「宿暮らしの狩猟者って結構お金かかるんだよね。住みたいって言ったらどうなる?」
「まだ部屋も空いているので、良いですよ。ルルはどう? あ、喋らなくていいから首を振って」
相も変わらず口一杯に食べ物を押し込んで、ハムスターみたいになっています。やはり喋る余裕はないのか、黙ったまま頭を縦に振っている。
「本当に! ぜひお願いします」
話がひと段落したので、少し行儀が悪いけれどご飯を食べながら残っている魔力で実験。
思いつくままに魔法の文字を書いていく。幾つか書いてみた結果、魔方陣を書く際の基本事項が分かりました。
まず、魔力源。必須事項で、“自分”、“空気中”、“地中”、“水中”、“○石”が存在。
次に、起動と停止、効果調整。起動と停止を入れない場合、起動したらそのままになるのでそれなりに重要。効果調整は “段階調整○―○”といった感じで細かい調整も可能らしい。○には火力や水温、光量といった文字と、低、高といった文字を組み合わせる。この部分を入れない場合は、内容にそった一定量の魔力を消費し、効果の可変ができない状態となるようだ。
続けて、効果。一番重要な部分。状態を示す言葉や効果を示す言葉が当てはまる。
端材を使って実験をしてみると、一度魔方陣を張り付けると二つ目は受け付けない。
「これである程度の基礎はできたかな。でも魔力切れ」
これ以上は試しようがないので、残っていたサンドイッチを押し込み、空を見上げる。
「……雨も降りそう。ミッケさん、今日はどうしますか」
「宿の引き払いと、軽く仕事かな。村の中でやる仕事とかあるし。桜華さんは?」
「雨具を買いに行った後は、その時の気分次第かな」
「おお、雨具。良いのがあるかな」
ちょっとふらついているミッケさんを支えながら、肩に座ってご機嫌なルルの鼻歌を聞きながら、バスケットを笹熊亭に返してからギルドへ。
建物に入ると依頼を見に行くミッケさんと別れ、エレノアさんを探してみるけれど、どこにもいません。今日は休みでしょうか。考えていてもしかたないので、さっさと依頼報告カウンターに向かいます。
「おはようございます。これをお願いします」
「はい。少々お待ちください」
終了証明書を渡すと、受付にいた人が奥へと消える。少し待つと、少し重そうな袋を持って戻ってくる。
「お待たせしました。魔獣避けの柵の報酬六千カーナと、チーズのお祝い金五千カーナ、合わせて一万一千カーナになります。持ち帰りますか?」
「持ち帰る以外に方法があるのですか?」
「銀行がありますよ。口座を作りますか?」
「お願いします」
書類を記入して口座を作り、六千カーナを預けて五千カーナを受け取りました。結構重いです。
今さらですが、ここではプレイヤー付属の無限収納空間、所謂アイテムボックスなる物がない。お金も財布という名前の袋に入れるだけ。一応、十、百、千、万の単位ごとに硬貨があるのでそれほどでもないが、買い物のお釣りも含めると、大金になればなるほど邪魔になる。
「硬貨が邪魔ですね。何かいい手はないかな」
「でしたら、魔法袋がありますよ。もっとも、簡単には手に入りませんが」
魔法陣は分かっていても、あまりにも精密でよくわからない状態らしく、再現できていないそうです。
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