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【第六十七話】会長と名乗る男②
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「今日来てもらったのは他でもない」
会長が神妙な顔をする。
壁際でずっと立っていたお手伝いさんに目配せをし、部屋から出るように促す。
「実は」と言って、机の上に置いてあった西洋風の装飾が施された小箱を開けた。
中にはスマートフォンが入っていた。
「これの使い方を教えて欲しい」
スマホに変えたのはいいが、強がって店員の話も聞かず帰ってきてしまったらしい。
三ヶ月間、小箱に入ったままだったようだ。
「会長であるがゆえに私は不自由なのだ」
会長が神妙な顔をする。
壁際でずっと立っていたお手伝いさんに目配せをし、部屋から出るように促す。
「実は」と言って、机の上に置いてあった西洋風の装飾が施された小箱を開けた。
中にはスマートフォンが入っていた。
「これの使い方を教えて欲しい」
スマホに変えたのはいいが、強がって店員の話も聞かず帰ってきてしまったらしい。
三ヶ月間、小箱に入ったままだったようだ。
「会長であるがゆえに私は不自由なのだ」
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