27 / 34
26.親友の真の姿と覚悟
「おかえりなさいませ。楽しまれましたか?」
ザカリー邸に着くとすぐに、トマスさんが声を掛けてきた。
すぐに返事をしようとしたら、トマスさんの顔が、急に真剣な顔つきになった。
「フィンセント様が、お2人に大事なお話があるそうです。既にリビングでお待ちですので、お屋敷に上がられてください」
トマスさんの固い表情を見て、せっかく、安心した顔を見せていたジルが、途端に不安そうに俺を見つめた。
「ジル、俺が傍にいるから、心配するな」
「は、はい」
お茶を準備しに行ったトマスさんと玄関で別れ、俺は不安がるジルの肩を抱いて、リビングまで行った。
リビングに入ると、ルディアと公爵様が先に待っていて、俺達に気づいたルディアが、微笑みながらうなずいた。
ルディアの笑顔を見ても、俺の胸が苦しくなる事はなかった。
俺の初恋は、ちゃんと思い出になったんだな。
ルディアの姿を見て緊張がほぐれたのか、ジルは肩から力が抜けて、柔らかな笑顔を見せてくれた。
俺はジルの肩から手を下ろし、先にソファに腰掛けていた2人の向かい側に、ジルと揃って座った。
◇◇◇◇◇
アイクがジルを屋敷から連れ出してから、かれこれもう2時間が経とうとしている。
アイクがついているから、心配はいらないと思うけど、僕も早くジルと話がしたかった。
「遅いな⋯」
「ルディア、そんなに心配しなくても大丈夫だ」
僕が窓の外を眺めて呟くと、フィンセント様が、僕を後ろからそっと抱き締めた。
「フィンセント様、ジルの体は、本当に治っているんでしょうか⋯」
「ああ、大丈夫だ。ザカリー領に来ることを決めたのはジル自身だ。それに医師にもちゃんと診てもらったから、心配はいらないよ」
「そうなんですね。よかった⋯」
「ルディア、ソファに座ろう。立っていると体に負担がかかるだろう?」
フィンセント様は、僕の肩に回していた手を、すっとお腹に下ろして、愛しそうに目を細めた。
ソファに腰を下ろすと、フィンセント様は真剣な顔つきで僕の手を取って、ぎゅっと握り締めた。
「フィンセント様、どうされました?」
「ルディア、ジルとアイクの事で話がある」
「えっ⋯?」
僕が咄嗟にフィンセント様の顔を覗き込むと、リビングの扉を叩く音がして、トマスさんが入ってきた。
「アイク様とジル様がお帰りになりました」
「アイク様とジル様⋯?」
僕が首を傾げると、フィンセント様は握っている僕の手に、もう片方の手をぽんと重ねた。
「ああ、帰って来たか。仕方ない、ルディア、今から私は2人に大事な話があるんだ。ルディアも一緒に聞いてくれないか?」
何の話だろうと思ったけど、フィンセント様の真剣な顔を見て、僕はただ黙って首を縦に振るしかなかった。
しばらくして、ジルとアイクがリビングに入ってきた。
少し緊張気味に見えるジルは、なぜかアイクに肩を抱かれてた。
「ジル、領地は楽しめた?」
「はい、アイクさんのお気に入りの場所に連れて行ってもらいました」
「ふふっ、よかった。それにしても、2人とも随分仲良くなったね」
アイクとジルがリビングに入ってきた時、2人から漂う、むずがゆい雰囲気に気がついた。
僕は早く2人の話を聞きたくて、2人を交互に見ながら、身を乗り出した。
「アイク、ジルを案内してくれて、ありがとう」
「ああ、今日は天気もよかったし、風も気持ちよかったぞ。ジルといろいろ話もできたし、こっちが礼を言いたいくらいだ」
「んっ?アイク、それどういう意味?」
「ふっ、それは内緒だ。なっ、ジル」
アイクがジルを見て笑いかけると、ジルは恥ずかしそうに頬を赤く染めて、小さく頷いた。
この甘い空気は⋯、もしかして、恋?
もっと話を聞きたいと思った時、フィンセント様が咳払いをした。
「ごほん、ルディア、話を進めていいかい?」
僕ははっとなって、慌ててうなずいた。
「早速本題に入るが⋯、ジルに王命が下った」
「「「えっ!?」」」
「ああっと、正確に言うと、王命ではない。今回の一連の騒動は、陛下の耳にも入っていて、私もきつく叱責を受けた」
「フィンセント様⋯」
「私はそれだけの事をしたんだ。だからルディアが気に病む事はない」
フィンセント様はそう言って、僕の背中をそっとさすった。
「ごほん、話がそれてしまったな。話を戻そう。皆も気づいているだろうが、ジルのその髪は、神のご加護を受けた証だ。それで陛下から直々に、私にジルを保護するように言われた」
「「「⋯っ!」」」
「そこで、陛下に私の考えをご提案したところ、陛下も納得された」
応接室に重い沈黙が流れ、フィンセント様がジルを真っ直ぐ見た。
「ジル、君をバウアー公爵家の傍系、バウアー伯爵家の養子にする」
「えっ!?そんな⋯、そんな事、僕にはもったいないです!とてもお受けできません!」
「ジルは神の加護の件がなくとも、ルディアを救ってくれた恩人だ。私から礼をしたいんだ。受けてくれないか?陛下も本来なら王命にされるべきところ、ルディアを王命で苦しめた経験を反省なさっていて、今回は私に一任すると仰ってくださったんだ」
「⋯少し、考えさせてください」
「ああ、もちろんだ。だがジル、私はルディアを安心させるためにも、是非、君を保護したいんだ。それを頭の隅に留めておいてくれ」
「はい⋯」
ジルが戸惑っているのが分かる。
突然、伯爵家の養子になるなんて、ジルは今にも不安に押し潰されそうになっているのだろう。
アイクも膝の上で拳を握り締めて、辛そうに唇を噛んでいる。
もし、2人が想いを通わせているとしたら、この提案をジルが受けた時点で、ジルにもアイクにもとても残酷な結果が待ち受けている。
僕はいても立ってもいられず、2人に声を掛けようとした時、フィンセント様がアイクの名前を呼んだ。
「アイク、いや、アイク殿と言った方がいいか」
えっ⋯?
アイクの眉がぴくっと跳ね上がった。
「アイク殿、あなたのお父上は、王宮騎士団長、アーボルド侯爵ではないか?」
「えっ!?」
「ルディア、驚かせてすまない。だが、ここではっきりさせておいた方がいいだろう。ジルの今後にも大きく関わってくるかもしれない」
フィンセント様は僕の腰に手を回すと、アイクを見るように促した。
促されるまま前を向くと、ジルの見開かれた大きな瞳が、今にも零れ落ちそうになっている。
「公爵、なぜ⋯」
アイクの重い口調が、フィンセント様の放った言葉が、真実だと語っていた。
「立ち居振る舞い、身のこなし、言葉遣い、全てにおいて、平民のそれとは明らかに違う」
「⋯⋯」
「まあ、確信はなかったが⋯、ふっ、アイク殿はお父上にそっくりだな」
僕とジルは、固唾を呑んで、アイクの次の言葉を待った。
「⋯俺には父上、いや王都にいる家族との思い出が数える程しかない。ルディアが生まれた時、王家はルディアを保護すべく動き出した。«神の愛し子»に悟られる事なく、近くで守る存在が必要だった王家は、俺に目をつけた。そして俺は、物心つく前に、ザカリー領に連れて来られた」
淡々と語るアイクに悲愴感はなく、むしろ懐かしい思い出を語っているようだった。
「そんな⋯」
「ルディア、何も言わなくていい。俺は、ザカリー領に来れてよかったと思ってる。ふっ、嘘じゃないぞ」
「じゃあ、こっちにいるアイクのご両親は⋯?」
「親父は父上の忠臣だ。それに、俺の剣の師匠でもある。親父と母さんには子供がいなかったから、白羽の矢が立ったんだろう。⋯俺は両親に捨てられたと思っていた。だが、違った。両親は多忙の中でも、時間を作って俺に会いに来てくれた。まあ、それもほんの数回だったが、俺がルディアを守る覚悟を決めるのには充分だった」
アイクは言葉に詰まる僕を見て、ふっと柔らかく微笑んだ。
「ルディアと過ごした時間は、俺にとって、宝物だった。ルディア、黙っていてすまなかった。ルディア、守れなくて、ごめん」
アイクは背筋を伸ばし、すっと頭を下げた。
そして頭を上げると、ジルに向かい合った。
「ジル、俺は侯爵家の三男だ。家督は長兄が継ぐ事が決まっているし、次兄は母の実家の子爵家を継ぐ。だから俺には何もない。平民と言ったのは事実だから、そう言ったんだ。だが俺は、ジルを守るためなら、俺の中に流れる貴族の血にしがみつくつもりだ。ジル、俺が守るから、俺が絶対守るから、公爵の提案を受けてくれないか?」
ジルはアイクの真っ直ぐな気持ちを聞いて、ゆらゆらと戸惑うように瞳を潤ませ、こくんと小さくうなずいた。
ひと月後、僕は安定期に入った。
そして今日、4人で王都に発つ。
ザカリー邸に着くとすぐに、トマスさんが声を掛けてきた。
すぐに返事をしようとしたら、トマスさんの顔が、急に真剣な顔つきになった。
「フィンセント様が、お2人に大事なお話があるそうです。既にリビングでお待ちですので、お屋敷に上がられてください」
トマスさんの固い表情を見て、せっかく、安心した顔を見せていたジルが、途端に不安そうに俺を見つめた。
「ジル、俺が傍にいるから、心配するな」
「は、はい」
お茶を準備しに行ったトマスさんと玄関で別れ、俺は不安がるジルの肩を抱いて、リビングまで行った。
リビングに入ると、ルディアと公爵様が先に待っていて、俺達に気づいたルディアが、微笑みながらうなずいた。
ルディアの笑顔を見ても、俺の胸が苦しくなる事はなかった。
俺の初恋は、ちゃんと思い出になったんだな。
ルディアの姿を見て緊張がほぐれたのか、ジルは肩から力が抜けて、柔らかな笑顔を見せてくれた。
俺はジルの肩から手を下ろし、先にソファに腰掛けていた2人の向かい側に、ジルと揃って座った。
◇◇◇◇◇
アイクがジルを屋敷から連れ出してから、かれこれもう2時間が経とうとしている。
アイクがついているから、心配はいらないと思うけど、僕も早くジルと話がしたかった。
「遅いな⋯」
「ルディア、そんなに心配しなくても大丈夫だ」
僕が窓の外を眺めて呟くと、フィンセント様が、僕を後ろからそっと抱き締めた。
「フィンセント様、ジルの体は、本当に治っているんでしょうか⋯」
「ああ、大丈夫だ。ザカリー領に来ることを決めたのはジル自身だ。それに医師にもちゃんと診てもらったから、心配はいらないよ」
「そうなんですね。よかった⋯」
「ルディア、ソファに座ろう。立っていると体に負担がかかるだろう?」
フィンセント様は、僕の肩に回していた手を、すっとお腹に下ろして、愛しそうに目を細めた。
ソファに腰を下ろすと、フィンセント様は真剣な顔つきで僕の手を取って、ぎゅっと握り締めた。
「フィンセント様、どうされました?」
「ルディア、ジルとアイクの事で話がある」
「えっ⋯?」
僕が咄嗟にフィンセント様の顔を覗き込むと、リビングの扉を叩く音がして、トマスさんが入ってきた。
「アイク様とジル様がお帰りになりました」
「アイク様とジル様⋯?」
僕が首を傾げると、フィンセント様は握っている僕の手に、もう片方の手をぽんと重ねた。
「ああ、帰って来たか。仕方ない、ルディア、今から私は2人に大事な話があるんだ。ルディアも一緒に聞いてくれないか?」
何の話だろうと思ったけど、フィンセント様の真剣な顔を見て、僕はただ黙って首を縦に振るしかなかった。
しばらくして、ジルとアイクがリビングに入ってきた。
少し緊張気味に見えるジルは、なぜかアイクに肩を抱かれてた。
「ジル、領地は楽しめた?」
「はい、アイクさんのお気に入りの場所に連れて行ってもらいました」
「ふふっ、よかった。それにしても、2人とも随分仲良くなったね」
アイクとジルがリビングに入ってきた時、2人から漂う、むずがゆい雰囲気に気がついた。
僕は早く2人の話を聞きたくて、2人を交互に見ながら、身を乗り出した。
「アイク、ジルを案内してくれて、ありがとう」
「ああ、今日は天気もよかったし、風も気持ちよかったぞ。ジルといろいろ話もできたし、こっちが礼を言いたいくらいだ」
「んっ?アイク、それどういう意味?」
「ふっ、それは内緒だ。なっ、ジル」
アイクがジルを見て笑いかけると、ジルは恥ずかしそうに頬を赤く染めて、小さく頷いた。
この甘い空気は⋯、もしかして、恋?
もっと話を聞きたいと思った時、フィンセント様が咳払いをした。
「ごほん、ルディア、話を進めていいかい?」
僕ははっとなって、慌ててうなずいた。
「早速本題に入るが⋯、ジルに王命が下った」
「「「えっ!?」」」
「ああっと、正確に言うと、王命ではない。今回の一連の騒動は、陛下の耳にも入っていて、私もきつく叱責を受けた」
「フィンセント様⋯」
「私はそれだけの事をしたんだ。だからルディアが気に病む事はない」
フィンセント様はそう言って、僕の背中をそっとさすった。
「ごほん、話がそれてしまったな。話を戻そう。皆も気づいているだろうが、ジルのその髪は、神のご加護を受けた証だ。それで陛下から直々に、私にジルを保護するように言われた」
「「「⋯っ!」」」
「そこで、陛下に私の考えをご提案したところ、陛下も納得された」
応接室に重い沈黙が流れ、フィンセント様がジルを真っ直ぐ見た。
「ジル、君をバウアー公爵家の傍系、バウアー伯爵家の養子にする」
「えっ!?そんな⋯、そんな事、僕にはもったいないです!とてもお受けできません!」
「ジルは神の加護の件がなくとも、ルディアを救ってくれた恩人だ。私から礼をしたいんだ。受けてくれないか?陛下も本来なら王命にされるべきところ、ルディアを王命で苦しめた経験を反省なさっていて、今回は私に一任すると仰ってくださったんだ」
「⋯少し、考えさせてください」
「ああ、もちろんだ。だがジル、私はルディアを安心させるためにも、是非、君を保護したいんだ。それを頭の隅に留めておいてくれ」
「はい⋯」
ジルが戸惑っているのが分かる。
突然、伯爵家の養子になるなんて、ジルは今にも不安に押し潰されそうになっているのだろう。
アイクも膝の上で拳を握り締めて、辛そうに唇を噛んでいる。
もし、2人が想いを通わせているとしたら、この提案をジルが受けた時点で、ジルにもアイクにもとても残酷な結果が待ち受けている。
僕はいても立ってもいられず、2人に声を掛けようとした時、フィンセント様がアイクの名前を呼んだ。
「アイク、いや、アイク殿と言った方がいいか」
えっ⋯?
アイクの眉がぴくっと跳ね上がった。
「アイク殿、あなたのお父上は、王宮騎士団長、アーボルド侯爵ではないか?」
「えっ!?」
「ルディア、驚かせてすまない。だが、ここではっきりさせておいた方がいいだろう。ジルの今後にも大きく関わってくるかもしれない」
フィンセント様は僕の腰に手を回すと、アイクを見るように促した。
促されるまま前を向くと、ジルの見開かれた大きな瞳が、今にも零れ落ちそうになっている。
「公爵、なぜ⋯」
アイクの重い口調が、フィンセント様の放った言葉が、真実だと語っていた。
「立ち居振る舞い、身のこなし、言葉遣い、全てにおいて、平民のそれとは明らかに違う」
「⋯⋯」
「まあ、確信はなかったが⋯、ふっ、アイク殿はお父上にそっくりだな」
僕とジルは、固唾を呑んで、アイクの次の言葉を待った。
「⋯俺には父上、いや王都にいる家族との思い出が数える程しかない。ルディアが生まれた時、王家はルディアを保護すべく動き出した。«神の愛し子»に悟られる事なく、近くで守る存在が必要だった王家は、俺に目をつけた。そして俺は、物心つく前に、ザカリー領に連れて来られた」
淡々と語るアイクに悲愴感はなく、むしろ懐かしい思い出を語っているようだった。
「そんな⋯」
「ルディア、何も言わなくていい。俺は、ザカリー領に来れてよかったと思ってる。ふっ、嘘じゃないぞ」
「じゃあ、こっちにいるアイクのご両親は⋯?」
「親父は父上の忠臣だ。それに、俺の剣の師匠でもある。親父と母さんには子供がいなかったから、白羽の矢が立ったんだろう。⋯俺は両親に捨てられたと思っていた。だが、違った。両親は多忙の中でも、時間を作って俺に会いに来てくれた。まあ、それもほんの数回だったが、俺がルディアを守る覚悟を決めるのには充分だった」
アイクは言葉に詰まる僕を見て、ふっと柔らかく微笑んだ。
「ルディアと過ごした時間は、俺にとって、宝物だった。ルディア、黙っていてすまなかった。ルディア、守れなくて、ごめん」
アイクは背筋を伸ばし、すっと頭を下げた。
そして頭を上げると、ジルに向かい合った。
「ジル、俺は侯爵家の三男だ。家督は長兄が継ぐ事が決まっているし、次兄は母の実家の子爵家を継ぐ。だから俺には何もない。平民と言ったのは事実だから、そう言ったんだ。だが俺は、ジルを守るためなら、俺の中に流れる貴族の血にしがみつくつもりだ。ジル、俺が守るから、俺が絶対守るから、公爵の提案を受けてくれないか?」
ジルはアイクの真っ直ぐな気持ちを聞いて、ゆらゆらと戸惑うように瞳を潤ませ、こくんと小さくうなずいた。
ひと月後、僕は安定期に入った。
そして今日、4人で王都に発つ。
あなたにおすすめの小説
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する
スノウマン(ユッキー)
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。
そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
妹を救うためにヒロインを口説いたら、王子に求愛されました。
藤原遊
BL
乙女ゲームの悪役令息に転生したアラン。
妹リリィが「悪役令嬢として断罪される」未来を変えるため、
彼は決意する――ヒロインを先に口説けば、妹は破滅しない、と。
だがその“奇行”を見ていた王太子シリウスが、
なぜかアラン本人に興味を持ち始める。
「君は、なぜそこまで必死なんだ?」
「妹のためです!」
……噛み合わないはずの会話が、少しずつ心を動かしていく。
妹は完璧令嬢、でも内心は隠れ腐女子。
ヒロインは巻き込まれて腐女子覚醒。
そして王子と悪役令息は、誰も知らない“仮面の恋”へ――。
断罪回避から始まる勘違い転生BL×宮廷ラブストーリー。
誰も不幸にならない、偽りと真実のハッピーエンド。
俺の婚約者は悪役令息ですか?
SEKISUI
BL
結婚まで後1年
女性が好きで何とか婚約破棄したい子爵家のウルフロ一レン
ウルフローレンをこよなく愛する婚約者
ウルフローレンを好き好ぎて24時間一緒に居たい
そんな婚約者に振り回されるウルフローレンは突っ込みが止まらない
【完結。一気読みできます!】悪役令息に転生したのに、ヒーローもヒロインも不在で、拾って育てた執事が最強なんだが……なんで?!
はぴねこ
BL
前世の弟が好きだったゲームの世界に、悪役令息として転生してしまった俺。
本来なら、ヒロインをいじめ、ヒーローが活躍するための踏み台になる……
そんな役割のはずなのに、ヒーローともヒロインとも出会えない。
いじめる対象すら見つけられない新米悪役令息とか、ポンコツすぎないだろうか?
そんな俺に反して、子供の頃に拾って育てた執事は超優秀で、なぜか「悪役執事スキル」を着実に磨いている。
……いや、違う!
そうじゃない!!
悪役にならなきゃいけないのは俺なんだってば!!!
氷の婚約者様に破談を申し出たら号泣された
楽矢
BL
【完結/番外編準備中】
目が覚めると、レースの牢獄のような天蓋付きベッドの上だった。
何も覚えていない出来損ない下級貴族ミラ。無能だクズだと冷酷な罵詈雑言を浴びせてくる氷の騎士セティアス。
記憶喪失から始まる、2人のファンタジー貴族ラブコメディ。
----------
※注)
かっこいい攻はいません。
タイトル通りそのうち号泣しますのでご注意!
貴族描写は緩い目で雰囲気だけお読みいただけると幸いです。
ハッピーエンドです。
激重感情をこじらせた攻→受な関係がお好きな同志の方、どうぞよろしくお願いします!
全16話 完結済み
他サイトにも同作品を投稿しています。
様子を見ながらそのうち統合するかもしれません。
初めての一次創作でまだよく分かっておらず、何かおかしなことをしでかしていたら申し訳ないです!
----------
追記:読んでくださった皆さま、本当にどうもありがとうございました!!
完結しましたが回収しきれていないエピソードが私の中でいくつかあるので笑、後日番外編をアップしたいなと現在準備中です。
詳しい更新日まだ未定ですが、もしよろしかったらゼヒまた覗いてやってくださいねー!
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!