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番外編
フィンセント・バウアー公爵の試練
「スカイル、私とお馬さんごっこをしよう」
「ほんと!やった!」
私は床に手をつき、四つん這いになった。
ルディアが、はらはらしながら、こちらを見ている。
「スカイル、いいか?この紐をしっかり持つんだ」
私は体に巻いた紐を脇の下を通して、手綱の代わりにスカイルに持たせた。
よじよじと、スカイルが私の背中に乗り、手綱を握った。
「わあっ!しゅごい!父上、ほんとのお馬さんみたい!」
スカイルが喜んでいる。
ほお、思ったより余裕ではないか。
まあ、2歳児なんて、軽いものだ。
~それから30分~
「ぜえぜえ、ス、スカイル、もう、そろそろいいのではないか?」
「いやだっ!まだ遊ぶっ!」
「い、いや、もう、私の、こ⋯し⋯が」
ぐきっ!
「おふっ!」
「フィンセント様っ!」
私はそのまま床に崩れ落ちた。
「ぎっくり腰です。癖になるといけないので、しっかり治してください」
「⋯分かった」
2歳児⋯あの体力にして、あのしつこさ、決して侮ることなかれ。
「ほんと!やった!」
私は床に手をつき、四つん這いになった。
ルディアが、はらはらしながら、こちらを見ている。
「スカイル、いいか?この紐をしっかり持つんだ」
私は体に巻いた紐を脇の下を通して、手綱の代わりにスカイルに持たせた。
よじよじと、スカイルが私の背中に乗り、手綱を握った。
「わあっ!しゅごい!父上、ほんとのお馬さんみたい!」
スカイルが喜んでいる。
ほお、思ったより余裕ではないか。
まあ、2歳児なんて、軽いものだ。
~それから30分~
「ぜえぜえ、ス、スカイル、もう、そろそろいいのではないか?」
「いやだっ!まだ遊ぶっ!」
「い、いや、もう、私の、こ⋯し⋯が」
ぐきっ!
「おふっ!」
「フィンセント様っ!」
私はそのまま床に崩れ落ちた。
「ぎっくり腰です。癖になるといけないので、しっかり治してください」
「⋯分かった」
2歳児⋯あの体力にして、あのしつこさ、決して侮ることなかれ。
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