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15 最終話(※)
アラン様に対する僕の精一杯の反抗は、ほんの数時間で呆気なく終わってしまった。
結局何もかも僕の勘違いで、アラン様は出会った時からずっと僕だけを愛してくれていた。
「アラン様、ごめんなさい」
公爵邸へ帰る馬車の中で、僕は何度もアラン様に謝った。
「ナーシュ、そんなに何度も謝らなくていいよ」
「でも⋯」
「ナーシュ、じゃあ、謝る代わりに私に口付けをしてくれないか?」
「えっ?」
アラン様は僕の顔の前で唇を突き出した。
僕は恥ずかしかったけど、口付けが謝る代わりになるならと、アラン様の顔に少しずつ近付きそうっと口付けをした。
「んむぅ、あぅ、はぁ⋯んん」
僕が口付けをした瞬間、アラン様に膝の上に抱き上げられ、苦しい位にきつく抱き締められると、息も出来ない程の激しい口付けをされた。
急に唇を吸われ、僕は苦しくてアラン様の背中を何度も叩いた。
「⋯⋯⋯かった」
「はぁはぁ、えっ⋯?」
「恐ろしかった。ナーシュと二度と会えないかと思った。番と離れるなんて半身をもがれるのと同じだ。生きていける訳がない。ナーシュ、お願いだから、二度と私から離れて行かないでくれ」
「アラン様⋯」
アラン様は静かに泣いていた。
アラン様の泣き顔を初めて見て、僕はもう二度とこの優しい人を泣かせてはいけないと思った。
僕は腕を精一杯広げて、アラン様をぎゅっと抱き締めた。
「ところで、ナーシュに変な事を吹き込んだ友人は誰なんだ?私が今度きつく説教をしてやる」
「えっと、クルム殿下です」
「ぶっ!クルム殿下!?あの頭ぽやぽやの第三王子か⋯」
「ぽや⋯?殿下とは学園に入学してから知り合って、同じΩ同士で話も合って、それからずっとお友達なんです」
「ナーシュは殿下と学友だったのか⋯。まあ二人なら抜群に気が合いそうだな」
「アラン様、それどう言う意味ですか?」
「ふっ、微笑ましいなと思ったんだよ。しかし、殿下はどこで、その、なんだ、浮気男の話なんか聞いたんだろうな」
「確か⋯、教育係のゾルヴィ侯爵夫人からだそうです」
「はっ!?ゾルヴィ侯爵!?あの堅物が、まさか浮気をしていたとは。それもあんな情けない言い訳までして。おそらく一度や二度ではないな。大方、夫人も殿下が理解できないだろうと思って、隣で愚痴でも言ったんだろう。まったく、とんだとばっちりだ」
「アラン様はクルム殿下にお説教をするんですか?」
「ぶっ!ああ、あれは言葉の綾と言うか何と言うか⋯」
アラン様は眉尻を下げて笑いながらそう言うと、僕を膝に乗せたままふわりと抱き締め、僕の首筋に顔を埋めて思い切り息を吸った。
「はぁ、ナーシュが私の元に帰って来てくれて本当に良かった」
アラン様はそう言うと、今度は苦しい位強く僕を抱き締めた。
「ごめんなさい」
僕が謝ると、アラン様は口を尖らせて僕に口付けをねだった。
可笑しくて僕が笑うと、アラン様も目を細めて笑った。
そして二人で笑い合いながら、お互いを愛おしむように、優しい口付けをした。
アラン様と公爵邸に戻ると、義父(とう)様と義母(かあ)様と使用人達が全員、エントランスに集まってくれていて、僕達の姿を見ると皆安堵した表情を見せた後、ワァーっと歓声を上げた。
「まったく、心配かけおって」
義父様が僕達にそう言うと、義母様に促されてメイドが二人、下を向きながら僕達の前まで来た。
「「申し訳ありませんでした!」」
メイド達は深々と頭を下げて僕達に謝った。
「あっ、もしかしてあの時の⋯」
「あんなに注意されてたのに、私達が余計なおしゃべりをしたせいで、旦那様とナーシュ様が仲違いをされるなんて、申し訳なくて、私達、お屋敷を辞めようと思います」
「えっ⋯?ダメっ!絶対ダメっ!」
「「ナーシュ様⋯」」
「だって、まだアラン様から、皆を紹介してもらってない。それに、ぐすっ、僕が寂しかった時、お屋敷の皆が優しくしてくれた。ぐすっ、あなた達も、僕にお茶を持って来てくれた。だから、誰も辞めないで⋯」
言い終わる前に泣き出してしまった僕の肩を、アラン様がそっと抱き寄せてくれた。
「今回の事は全て私が至らなかったせいだ。だから、ナーシュの言う通り誰も責任を追わなくていい」
アラン様の一言で、今度は使用人の皆が泣き出してしまった。
それを見て、僕はまた涙が溢れてきた。
「ああ、もう、これ以上可愛いナーシュを皆に見せる訳にはいかない!」
アラン様はそう言うと、突然僕を横抱きにして、皆の前を後にしてしまった。
「「旦那様って本当にナーシュ様を愛してるらっしゃるわよねー!」」
アラン様に横抱きにされながら、後ろでメイド達のおしゃべりが聞こえてきて、アラン様と目が合い、二人で吹き出してしまった。
「まったく、懲りないメイド達だ」
アラン様はそう言って、嬉しそうに笑った。
その日の夜は温もりを確かめ合うように、アラン様と穏やかに抱き締め合って眠った。
「落ち着いたか?」
翌日、義父様から呼ばれて、アラン様と一緒に執務室に行った。
「お騒がせして、申し訳ありませんでした」
「僕が勘違いしたせいです。すいませんでした」
「ナーシュは何も気にしなくていいんだ。アランが悪い。私にも覚えがあるが、家督を継いだばかりで、肩に力が入りすぎだ。何でも自分一人でしようとするな。周りを頼れ」
義父様がそう言うと、執務室にいた義母様や執事長が柔らかく微笑みながら、頷いてくれた。
「僕も仕事、したいです!」
「ナーシュ⋯」
「アラン、ナーシュはお前の伴侶だろ?可愛がるだけじゃなく、ちゃんと頼ってやれ。きっとお前の一番の力になってくれる」
「はい、分かりました。はぁ、父上にはまだまだ敵いませんね」
「当たり前だ。年季が違う。だが、落ち着いたら又母さんと領地でゆっくりさせてもらうぞ」
「はいはい、仰せの通りに」
「しかし、ゾルヴィ侯爵が首を縦に振ってくれさえすれば、うちの仕事ももっと楽になるんだが」
「父上、どう言う事ですか?」
「お前には言ってなかったか?うちの領地から王都まで物を運ぶのに、ゾルヴィ侯爵領を通ると近道になるんだが、あっちから法外な通行料を吹っかけられてな。遠回りする分経費も掛かるが、それでも通行料より安い。何度か交渉はしたんだが⋯、何とか出来ないものか」
「ゾルヴィ侯爵⋯。父上、その件、私に任せてもらえませんか?」
「何かいい考えでもあるのか?」
「ふっ、きっちり借りを返してきます」
「どう言う事だ?」
「今度こそ、父上をゆっくりさせてあげられそうです」
アラン様がゾルヴィ侯爵と直接交渉をしてひと月程経ち、現ゾルヴィ侯爵は引退して夫人と共に領地で暮らす事が決まった。
僕が驚いたのは、跡を継がれるご嫡男のライオネル様がクルム殿下の護衛をされたご縁で、お二人は恋仲になっておられて、殿下の降嫁が決まった事だった。
「ライオネル殿は武骨だが、誠実ないい男だ。クルム殿下をきっと幸せにしてくれる」
「はい、僕も嬉しいです。義父様と義母様が領地に戻られて心配だったけど、アラン様とこうしてお話する時間がたくさん出来て良かったです」
「ああ、領地の物流の問題が解決したからね。それとナーシュが仕事を頑張ってくれるお陰だよ」
「僕は、アラン様のお役に立ててますか?」
「ナーシュがいなかったら、公爵家も私も潰れていたよ」
「ええっ!?」
「ナーシュが私を暗闇の中から救い出してくれたんだよ。ありがとう、ナーシュ。愛してる、私だけの番」
アラン様は広い胸に僕を納めると、頭を優しく撫でてくれた。
「アラン様、僕も愛してます。アラン様が暗闇で迷ってたら、僕がランプを持ってきますね」
「あはははっ、ああ、頼んだよナーシュ」
アラン様は何故か大笑いして、また僕をその広くて温かな胸に包んでくれた。
「人形は本当によかったんですか?」
アラン様がずっと大事にしていたあの人形は、僕の父様に譲る事になった。
「ああ、伯爵ほどあの人形を大切にしてくれる人はいないだろう。小さいナーシュを抱くナーシュを見られなくなるのはちょっと残念だけどね」
アラン様はそう言って笑った。
「じゃあ、今度はアラン様と僕の赤ちゃんの人形を作りませんか?」
僕はお腹を撫でながらアラン様を見つめた。
「えっ?ま、まさか⋯」
「はい、今日、先生に見てもらいました。アラン様と僕の赤ちゃんがここにいるそうです。驚かせたくて⋯、黙っててごめんなさい」
「ほ、本当か⋯?」
「ふふっ、はい」
「や、やったぞおおぉぉ!!」
僕はアラン様から力いっぱい抱き締められた。
「んぶっ!」
「ああっ!すまないナーシュ!」
アラン様は慌てて僕を解放すると、跪いてお腹を覗き込み、そうっとそうっと撫でてくれた。
終わり
番外編を更新して完結になります。
結局何もかも僕の勘違いで、アラン様は出会った時からずっと僕だけを愛してくれていた。
「アラン様、ごめんなさい」
公爵邸へ帰る馬車の中で、僕は何度もアラン様に謝った。
「ナーシュ、そんなに何度も謝らなくていいよ」
「でも⋯」
「ナーシュ、じゃあ、謝る代わりに私に口付けをしてくれないか?」
「えっ?」
アラン様は僕の顔の前で唇を突き出した。
僕は恥ずかしかったけど、口付けが謝る代わりになるならと、アラン様の顔に少しずつ近付きそうっと口付けをした。
「んむぅ、あぅ、はぁ⋯んん」
僕が口付けをした瞬間、アラン様に膝の上に抱き上げられ、苦しい位にきつく抱き締められると、息も出来ない程の激しい口付けをされた。
急に唇を吸われ、僕は苦しくてアラン様の背中を何度も叩いた。
「⋯⋯⋯かった」
「はぁはぁ、えっ⋯?」
「恐ろしかった。ナーシュと二度と会えないかと思った。番と離れるなんて半身をもがれるのと同じだ。生きていける訳がない。ナーシュ、お願いだから、二度と私から離れて行かないでくれ」
「アラン様⋯」
アラン様は静かに泣いていた。
アラン様の泣き顔を初めて見て、僕はもう二度とこの優しい人を泣かせてはいけないと思った。
僕は腕を精一杯広げて、アラン様をぎゅっと抱き締めた。
「ところで、ナーシュに変な事を吹き込んだ友人は誰なんだ?私が今度きつく説教をしてやる」
「えっと、クルム殿下です」
「ぶっ!クルム殿下!?あの頭ぽやぽやの第三王子か⋯」
「ぽや⋯?殿下とは学園に入学してから知り合って、同じΩ同士で話も合って、それからずっとお友達なんです」
「ナーシュは殿下と学友だったのか⋯。まあ二人なら抜群に気が合いそうだな」
「アラン様、それどう言う意味ですか?」
「ふっ、微笑ましいなと思ったんだよ。しかし、殿下はどこで、その、なんだ、浮気男の話なんか聞いたんだろうな」
「確か⋯、教育係のゾルヴィ侯爵夫人からだそうです」
「はっ!?ゾルヴィ侯爵!?あの堅物が、まさか浮気をしていたとは。それもあんな情けない言い訳までして。おそらく一度や二度ではないな。大方、夫人も殿下が理解できないだろうと思って、隣で愚痴でも言ったんだろう。まったく、とんだとばっちりだ」
「アラン様はクルム殿下にお説教をするんですか?」
「ぶっ!ああ、あれは言葉の綾と言うか何と言うか⋯」
アラン様は眉尻を下げて笑いながらそう言うと、僕を膝に乗せたままふわりと抱き締め、僕の首筋に顔を埋めて思い切り息を吸った。
「はぁ、ナーシュが私の元に帰って来てくれて本当に良かった」
アラン様はそう言うと、今度は苦しい位強く僕を抱き締めた。
「ごめんなさい」
僕が謝ると、アラン様は口を尖らせて僕に口付けをねだった。
可笑しくて僕が笑うと、アラン様も目を細めて笑った。
そして二人で笑い合いながら、お互いを愛おしむように、優しい口付けをした。
アラン様と公爵邸に戻ると、義父(とう)様と義母(かあ)様と使用人達が全員、エントランスに集まってくれていて、僕達の姿を見ると皆安堵した表情を見せた後、ワァーっと歓声を上げた。
「まったく、心配かけおって」
義父様が僕達にそう言うと、義母様に促されてメイドが二人、下を向きながら僕達の前まで来た。
「「申し訳ありませんでした!」」
メイド達は深々と頭を下げて僕達に謝った。
「あっ、もしかしてあの時の⋯」
「あんなに注意されてたのに、私達が余計なおしゃべりをしたせいで、旦那様とナーシュ様が仲違いをされるなんて、申し訳なくて、私達、お屋敷を辞めようと思います」
「えっ⋯?ダメっ!絶対ダメっ!」
「「ナーシュ様⋯」」
「だって、まだアラン様から、皆を紹介してもらってない。それに、ぐすっ、僕が寂しかった時、お屋敷の皆が優しくしてくれた。ぐすっ、あなた達も、僕にお茶を持って来てくれた。だから、誰も辞めないで⋯」
言い終わる前に泣き出してしまった僕の肩を、アラン様がそっと抱き寄せてくれた。
「今回の事は全て私が至らなかったせいだ。だから、ナーシュの言う通り誰も責任を追わなくていい」
アラン様の一言で、今度は使用人の皆が泣き出してしまった。
それを見て、僕はまた涙が溢れてきた。
「ああ、もう、これ以上可愛いナーシュを皆に見せる訳にはいかない!」
アラン様はそう言うと、突然僕を横抱きにして、皆の前を後にしてしまった。
「「旦那様って本当にナーシュ様を愛してるらっしゃるわよねー!」」
アラン様に横抱きにされながら、後ろでメイド達のおしゃべりが聞こえてきて、アラン様と目が合い、二人で吹き出してしまった。
「まったく、懲りないメイド達だ」
アラン様はそう言って、嬉しそうに笑った。
その日の夜は温もりを確かめ合うように、アラン様と穏やかに抱き締め合って眠った。
「落ち着いたか?」
翌日、義父様から呼ばれて、アラン様と一緒に執務室に行った。
「お騒がせして、申し訳ありませんでした」
「僕が勘違いしたせいです。すいませんでした」
「ナーシュは何も気にしなくていいんだ。アランが悪い。私にも覚えがあるが、家督を継いだばかりで、肩に力が入りすぎだ。何でも自分一人でしようとするな。周りを頼れ」
義父様がそう言うと、執務室にいた義母様や執事長が柔らかく微笑みながら、頷いてくれた。
「僕も仕事、したいです!」
「ナーシュ⋯」
「アラン、ナーシュはお前の伴侶だろ?可愛がるだけじゃなく、ちゃんと頼ってやれ。きっとお前の一番の力になってくれる」
「はい、分かりました。はぁ、父上にはまだまだ敵いませんね」
「当たり前だ。年季が違う。だが、落ち着いたら又母さんと領地でゆっくりさせてもらうぞ」
「はいはい、仰せの通りに」
「しかし、ゾルヴィ侯爵が首を縦に振ってくれさえすれば、うちの仕事ももっと楽になるんだが」
「父上、どう言う事ですか?」
「お前には言ってなかったか?うちの領地から王都まで物を運ぶのに、ゾルヴィ侯爵領を通ると近道になるんだが、あっちから法外な通行料を吹っかけられてな。遠回りする分経費も掛かるが、それでも通行料より安い。何度か交渉はしたんだが⋯、何とか出来ないものか」
「ゾルヴィ侯爵⋯。父上、その件、私に任せてもらえませんか?」
「何かいい考えでもあるのか?」
「ふっ、きっちり借りを返してきます」
「どう言う事だ?」
「今度こそ、父上をゆっくりさせてあげられそうです」
アラン様がゾルヴィ侯爵と直接交渉をしてひと月程経ち、現ゾルヴィ侯爵は引退して夫人と共に領地で暮らす事が決まった。
僕が驚いたのは、跡を継がれるご嫡男のライオネル様がクルム殿下の護衛をされたご縁で、お二人は恋仲になっておられて、殿下の降嫁が決まった事だった。
「ライオネル殿は武骨だが、誠実ないい男だ。クルム殿下をきっと幸せにしてくれる」
「はい、僕も嬉しいです。義父様と義母様が領地に戻られて心配だったけど、アラン様とこうしてお話する時間がたくさん出来て良かったです」
「ああ、領地の物流の問題が解決したからね。それとナーシュが仕事を頑張ってくれるお陰だよ」
「僕は、アラン様のお役に立ててますか?」
「ナーシュがいなかったら、公爵家も私も潰れていたよ」
「ええっ!?」
「ナーシュが私を暗闇の中から救い出してくれたんだよ。ありがとう、ナーシュ。愛してる、私だけの番」
アラン様は広い胸に僕を納めると、頭を優しく撫でてくれた。
「アラン様、僕も愛してます。アラン様が暗闇で迷ってたら、僕がランプを持ってきますね」
「あはははっ、ああ、頼んだよナーシュ」
アラン様は何故か大笑いして、また僕をその広くて温かな胸に包んでくれた。
「人形は本当によかったんですか?」
アラン様がずっと大事にしていたあの人形は、僕の父様に譲る事になった。
「ああ、伯爵ほどあの人形を大切にしてくれる人はいないだろう。小さいナーシュを抱くナーシュを見られなくなるのはちょっと残念だけどね」
アラン様はそう言って笑った。
「じゃあ、今度はアラン様と僕の赤ちゃんの人形を作りませんか?」
僕はお腹を撫でながらアラン様を見つめた。
「えっ?ま、まさか⋯」
「はい、今日、先生に見てもらいました。アラン様と僕の赤ちゃんがここにいるそうです。驚かせたくて⋯、黙っててごめんなさい」
「ほ、本当か⋯?」
「ふふっ、はい」
「や、やったぞおおぉぉ!!」
僕はアラン様から力いっぱい抱き締められた。
「んぶっ!」
「ああっ!すまないナーシュ!」
アラン様は慌てて僕を解放すると、跪いてお腹を覗き込み、そうっとそうっと撫でてくれた。
終わり
番外編を更新して完結になります。
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