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「侯爵家の夕飯とっても美味しかった!」
「そうか、ノアの口に合ったなら良かった。料理長に言っとかないとな」
「それなら、挨拶もしたいし、僕から言ってもいい?」
「そうだな。料理長も喜ぶ」
夕飯を食べた後、用意されていたお風呂に入って部屋に戻ってきた。
部屋に入ると先に戻っていたアルバートにすぐさまソファの上で横抱きにされた。
そのまま啄むような口付けをしたり、話をしたりしてゆったりと過ごしていると、何だかアルバートがそわそわしながら、僕に何か言いたそうにしている。
「ノア、今日、私達は婚姻を結んだよな?」
突然アルバートからそう尋ねられて僕はこくりと頷いた。
「じゃあ、その、あれだ、今日は、あれでいいんだよな?」
アルバート、さっきから何だか歯切れが悪いけど、何だろう?
(ノア、気付いてくれ)
ん?
(でも、こんな純粋なノアに初夜なんて言っていいものか)
「初、初夜!?」
「ああ、そうだよ、ノア。だが、ノアに無理はさせたくない」
(ノアに触れたい)
アルバートと結婚できて嬉しいって、そればっかりだったけど、そうか、僕達は夫夫なんだ。
僕もちゃんとアルバートを受け入れたい。
僕は腕を伸ばし不安そうに僕を見つめるアルバートの頬に触れた。
こんなに立派な騎士団長が僕を想って不安げに瞳を揺らしてる。こんなに僕を愛してくれる人なんて他にはいない。
「アルバート、ちゃんと夫夫になろう」
アルバートの不安げな瞳がみるみる熱を帯びてきてすうっと顔が近付いてきた。
僕がそっと目を閉じると、すぐに唇が塞がれ、そのままこじ開けられた。
でも今までみたいな性急な口付けじゃなく、愛おしむようにゆるゆると舌を絡められ、そのまま寝室に運ばれてベッドに仰向けに降ろされた。
アルバートは僕の唇を一時も離そうとせず、徐々に激しくなる口付けに僕は応える事もできずに、ただ舌を差し出すだけだった。
「ノア、すまない、加減が効かない」
ようやく僕の唇を解放したアルバートは、眉間に皺を寄せ、僕よりも苦しそうにしていた。
「はぁはぁ、アルバート、我慢しないで。アルバートが苦しいの、嫌だ」
僕は息も絶え絶えに、ようやく気持ちを絞り出すと、アルバートは嬉しそうにふっと柔らかく微笑んだ。
アルバートが僕の寝着をそっと脱がしていく。
膝まである裾をするするとたくし上げ、僕に両腕を上げさせて頭から優しく脱がせると、そのままベッドの下へするりと落とした。
胸が露わになり、僕は恥ずかしくて両手で胸を隠そうとしたけど、その腕をアルバートはそっと掴んでベッドに縫いつけた。
(あぁ、何て美しいんだ⋯こんなに綺麗な胸の尖りがこの世にあるのか⋯薄桃色でぷっくりしていて、舐めたら甘そうだな)
やだぁ、恥ずかしい。
アルバートの心の声が聞こえてきたかと思ったら、べろりと胸に舌を這わされた。
「ひゃん」
(ああ、何て甘いんだ)
舌先で胸の尖りを捏ねられるとびくんと体が跳ね、快感から逃れようと体を左右に揺らすと、両腕を掴まれ脇に縫い止められた。
身動きの取れない僕の胸を、アルバートは味わうように左右交互に舌を這わせた。
「ノアのここ、甘くてたまらない」
しつこく弄られて敏感になっている僕の胸に、アルバートは熱い吐息混じりにそう言うと、また僕の胸に顔を埋めた。
僕は両腕を掴まれて動けないから快感を散らす方法が分からず、ただ喘ぐことしかできなかった。
「ノア、ノア、私のノア」
ようやく顔を上げたアルバートは、呪文のように僕の名前を何度も呼びながら、僕の体が軋む程、性急にかき抱いた。
「アルバート、苦し⋯、い」
「ああっ、すまない。ノアがあまりにも美しくて、加減が効かないんだ」
(優しくしたいのに、自分を止められない)
またアルバートが不安げな顔になってる。
「アルバート⋯、アル⋯、アルがしたいようにしていいよ。僕、アルが思ってる程弱くないよ」
僕は力無く震える両腕を精一杯伸ばしてアルの頬を両手で包んでゆっくりと引き寄せると、アルは微笑みながら僕の唇を何度も食んだ。
そして徐々に舌を絡める深い口付けに変わると、アルは口付けをしながら、そっと僕の下穿きを脱がせた。
ゴクッ
アルが僕の立ち上がった昂り見て、目を見開くのが分かった。
(何て神々しいんだ)
恥ずかしい⋯。僕は思わず両手で昂りを隠した。
「隠さないで。ノア、とても綺麗だ。ここも黄金色に輝いているよ」
「もう、やだぁ」
僕はアルから出る言葉と、心から漏れ出る言葉の両方から言葉責めにされ、恥ずかしくて、涙目でアルに訴えた。
アルは僕の顔を愛おしそうに見下ろして、大きな手で頬を包むと、親指で涙を拭いてくれた。
「ノア、愛してる」
アルは幸せそうに微笑むと、ゆっくりと僕の首筋に顔を埋め、啄むような口付けをした。
そのまま僕の腰を優しく掴んで、舌を下へと這わせていく。
胸の尖り、細い腰、縦に窪んだへそまで、上からぬるぬると舌を這わされた。
「はぁ⋯ん、あぁっ、アルぅぅ」
アルの名前を呼んだ刹那、僕の昂りはアルの温かな口の中に含まれていた。
「やあぁっ、アルっ、恥ずかしいぃ」
僕はいやいやと顔を左右に振って抵抗したけど、アルから優しく頭を撫でられ、僕は子供みたいにあやされた。
そしてまた昂りを口に含まれ、再び強烈な羞恥と快感に飲まれて、抵抗する気力も消え失せてしまった。
口に含まれ、舌を這わされ、張り詰めた敏感な先端にも啄むように口付けをされ、僕の昂りはもうアルのされるがままだった。
「もう、だめぇ、アルぅ、きちゃうぅ、やぁ」
僕はもう一時ももたず達しそうになり、アルに限界だと訴えた。
するとアルは最後にチュッと音を出して昂りの先端に口付けをすると、ようやく解放してくれた。
「ノア、今度は後ろを触るよ」
「後ろ⋯?」
僕はアルの言う後ろの意味が分からず、虚ろな目でアルに尋ねた。
アルは愛おしげにまた僕の頭を撫でると、すっと僕のお尻に手を回し、自分でも触った事のない、奥まった窄まりに長い指で触れた。
「ここだよ、ノア」
「えっ?そんなとこ⋯、汚いよ」
「汚くなんてない。ノアはどこもかしこも全部綺麗だ。だから私に身を委ねてくれないか?」
僕はアルをちゃんと受け入れて夫夫になるって決めたんだ。
まだ少し不安だったけど、アルの目を見ながら、コクンと小さく頷いた。
嬉しそうに微笑んだアルは、親指で僕の唇をつぅっと撫でると優しく食むだけの口付けをして、僕の足をそっと開いた。
枕元から香油を取り出し、手の平に馴染ませてから、窄まりに指をつぷっ差し入れた。
僕はこそばゆいような、もどかしいような、初めての感覚に戸惑い、思わずアルの目を縋るように見た。
アルは大丈夫、上手だよと言って、僕が辛くないようにゆるゆるとした抽挿を繰り返してくれた。
徐々にアルの指の動きを受け入れる体に戸惑いながら、潤んだ目でアルを見ると、アルも熱く高揚した青い瞳で僕を見ていた。
アルが辛そうに眉間に皺を寄せていて、僕は心配になり少し体を起こすと、アルの腹に食い込む程の猛々しい昂りが目に飛び込んできた。
「アルの、すごい⋯」
「ノア⋯、くっ」
「アル、辛い?」
「ノア⋯、私を受け入れてくれるか?」
僕はアルの懇願を聞いて胸が締め付けられる思いがして、自然とこくりと頷いていた。
僕の開かれた太ももの下にアルの膝が差し入れられ、窄まりがアルから見られているのが分かった。
でも恥ずかしさよりもアルを早く楽にしてあげたくて、僕は体から力を抜いてアルを待った。
しゅっしゅっと音が聞こえてきて、アルが自分の昂りに香油を慣らしているのが分かった。
「ノア、入れるよ」
次の瞬間、小さく閉じていた窄まりがこじ開けられ、今まで感じたことのないお腹の圧迫感に襲われた。
「あぁっ!うぅ⋯」
「くっ、ノア、大丈夫か?」
「大丈夫⋯、アルは?辛くない?」
「ノア、こんな時にも、私を気遣ってくれるのか?私は、くっ⋯、ノアの中、こんなに気持ちいいのか、うっ、やわやわと締め付けて離さない」
アルの抽挿が徐々に大きく早くなってきて、僕のお腹の奥に当たった。
「やあぁっ、深いっ⋯、ああぁっ」
「くっ、ああ、ノア、愛してる」
アルは僕の名前を呼びながら、僕を気遣うようにゆるゆると腰を前後に揺らし続けた。
優しくゆっくりされる度に、僕はたまらなくもどかしくなる。
アルも額に汗を滲ませ、必死に耐えるように腰を動かし続けている。
二人の苦しげな息遣いと、くちゅくちゅと香油が擦れる音が部屋に響き、今僕はアルに抱かれているんだと感じた。
すると突然お腹の奥から熱い物が込み上げてきた。
「アル、あぁっ、くるっ、ああぁぁぁっ!」
僕がたまらずアルの腕を握って喘ぐと、アルの腰が性急に激しく揺れ出した。
ぱんぱんと激しく腰が当たり、アルが熱を孕んだ瞳で僕の目を射抜いた瞬間、ぱちゅんと僕の最奥にアルの昂りが当たった。
「あああぁぁぁっっ、でちゃうっ!」
「くぅっ、うっ、くっ、出すよ」
びくんと大きく痙攣して、僕は絶頂を迎えた。
同時に僕の中のアルの昂りが小刻みに痙攣して、精が放たれたのが分かった。
「ノア、大丈夫か?」
「うん、アルが優しくしてくれたから」
無事に初夜を終えた僕達は、メイドが用意してくれたお風呂に一緒に浸かっている。
僕はアルに隅々まで綺麗に洗われ、湯船の中で横抱き抱っこされている。
「ノア、私はこんなに幸せでいいのだろうか」
「ふふっ、アル、僕も同じこと思ってた」
見つめ合い、優しく舌を絡ませ合った。
(私の下で善がるノア、可愛かったなぁ)
わわっ、アルの声聞いちゃった。
(お風呂から上がったらもう一度いいだろうか)
「えっ!?もう一回!?」
「ああっと、やっぱり辛いよな⋯って、私は今、声に出してたか?」
「あっ!しまった!」
「えっ?ノア?」
呆気にとられてるアルの顔を見て、これはもう隠せないと思った。
「そうか、ノアの口に合ったなら良かった。料理長に言っとかないとな」
「それなら、挨拶もしたいし、僕から言ってもいい?」
「そうだな。料理長も喜ぶ」
夕飯を食べた後、用意されていたお風呂に入って部屋に戻ってきた。
部屋に入ると先に戻っていたアルバートにすぐさまソファの上で横抱きにされた。
そのまま啄むような口付けをしたり、話をしたりしてゆったりと過ごしていると、何だかアルバートがそわそわしながら、僕に何か言いたそうにしている。
「ノア、今日、私達は婚姻を結んだよな?」
突然アルバートからそう尋ねられて僕はこくりと頷いた。
「じゃあ、その、あれだ、今日は、あれでいいんだよな?」
アルバート、さっきから何だか歯切れが悪いけど、何だろう?
(ノア、気付いてくれ)
ん?
(でも、こんな純粋なノアに初夜なんて言っていいものか)
「初、初夜!?」
「ああ、そうだよ、ノア。だが、ノアに無理はさせたくない」
(ノアに触れたい)
アルバートと結婚できて嬉しいって、そればっかりだったけど、そうか、僕達は夫夫なんだ。
僕もちゃんとアルバートを受け入れたい。
僕は腕を伸ばし不安そうに僕を見つめるアルバートの頬に触れた。
こんなに立派な騎士団長が僕を想って不安げに瞳を揺らしてる。こんなに僕を愛してくれる人なんて他にはいない。
「アルバート、ちゃんと夫夫になろう」
アルバートの不安げな瞳がみるみる熱を帯びてきてすうっと顔が近付いてきた。
僕がそっと目を閉じると、すぐに唇が塞がれ、そのままこじ開けられた。
でも今までみたいな性急な口付けじゃなく、愛おしむようにゆるゆると舌を絡められ、そのまま寝室に運ばれてベッドに仰向けに降ろされた。
アルバートは僕の唇を一時も離そうとせず、徐々に激しくなる口付けに僕は応える事もできずに、ただ舌を差し出すだけだった。
「ノア、すまない、加減が効かない」
ようやく僕の唇を解放したアルバートは、眉間に皺を寄せ、僕よりも苦しそうにしていた。
「はぁはぁ、アルバート、我慢しないで。アルバートが苦しいの、嫌だ」
僕は息も絶え絶えに、ようやく気持ちを絞り出すと、アルバートは嬉しそうにふっと柔らかく微笑んだ。
アルバートが僕の寝着をそっと脱がしていく。
膝まである裾をするするとたくし上げ、僕に両腕を上げさせて頭から優しく脱がせると、そのままベッドの下へするりと落とした。
胸が露わになり、僕は恥ずかしくて両手で胸を隠そうとしたけど、その腕をアルバートはそっと掴んでベッドに縫いつけた。
(あぁ、何て美しいんだ⋯こんなに綺麗な胸の尖りがこの世にあるのか⋯薄桃色でぷっくりしていて、舐めたら甘そうだな)
やだぁ、恥ずかしい。
アルバートの心の声が聞こえてきたかと思ったら、べろりと胸に舌を這わされた。
「ひゃん」
(ああ、何て甘いんだ)
舌先で胸の尖りを捏ねられるとびくんと体が跳ね、快感から逃れようと体を左右に揺らすと、両腕を掴まれ脇に縫い止められた。
身動きの取れない僕の胸を、アルバートは味わうように左右交互に舌を這わせた。
「ノアのここ、甘くてたまらない」
しつこく弄られて敏感になっている僕の胸に、アルバートは熱い吐息混じりにそう言うと、また僕の胸に顔を埋めた。
僕は両腕を掴まれて動けないから快感を散らす方法が分からず、ただ喘ぐことしかできなかった。
「ノア、ノア、私のノア」
ようやく顔を上げたアルバートは、呪文のように僕の名前を何度も呼びながら、僕の体が軋む程、性急にかき抱いた。
「アルバート、苦し⋯、い」
「ああっ、すまない。ノアがあまりにも美しくて、加減が効かないんだ」
(優しくしたいのに、自分を止められない)
またアルバートが不安げな顔になってる。
「アルバート⋯、アル⋯、アルがしたいようにしていいよ。僕、アルが思ってる程弱くないよ」
僕は力無く震える両腕を精一杯伸ばしてアルの頬を両手で包んでゆっくりと引き寄せると、アルは微笑みながら僕の唇を何度も食んだ。
そして徐々に舌を絡める深い口付けに変わると、アルは口付けをしながら、そっと僕の下穿きを脱がせた。
ゴクッ
アルが僕の立ち上がった昂り見て、目を見開くのが分かった。
(何て神々しいんだ)
恥ずかしい⋯。僕は思わず両手で昂りを隠した。
「隠さないで。ノア、とても綺麗だ。ここも黄金色に輝いているよ」
「もう、やだぁ」
僕はアルから出る言葉と、心から漏れ出る言葉の両方から言葉責めにされ、恥ずかしくて、涙目でアルに訴えた。
アルは僕の顔を愛おしそうに見下ろして、大きな手で頬を包むと、親指で涙を拭いてくれた。
「ノア、愛してる」
アルは幸せそうに微笑むと、ゆっくりと僕の首筋に顔を埋め、啄むような口付けをした。
そのまま僕の腰を優しく掴んで、舌を下へと這わせていく。
胸の尖り、細い腰、縦に窪んだへそまで、上からぬるぬると舌を這わされた。
「はぁ⋯ん、あぁっ、アルぅぅ」
アルの名前を呼んだ刹那、僕の昂りはアルの温かな口の中に含まれていた。
「やあぁっ、アルっ、恥ずかしいぃ」
僕はいやいやと顔を左右に振って抵抗したけど、アルから優しく頭を撫でられ、僕は子供みたいにあやされた。
そしてまた昂りを口に含まれ、再び強烈な羞恥と快感に飲まれて、抵抗する気力も消え失せてしまった。
口に含まれ、舌を這わされ、張り詰めた敏感な先端にも啄むように口付けをされ、僕の昂りはもうアルのされるがままだった。
「もう、だめぇ、アルぅ、きちゃうぅ、やぁ」
僕はもう一時ももたず達しそうになり、アルに限界だと訴えた。
するとアルは最後にチュッと音を出して昂りの先端に口付けをすると、ようやく解放してくれた。
「ノア、今度は後ろを触るよ」
「後ろ⋯?」
僕はアルの言う後ろの意味が分からず、虚ろな目でアルに尋ねた。
アルは愛おしげにまた僕の頭を撫でると、すっと僕のお尻に手を回し、自分でも触った事のない、奥まった窄まりに長い指で触れた。
「ここだよ、ノア」
「えっ?そんなとこ⋯、汚いよ」
「汚くなんてない。ノアはどこもかしこも全部綺麗だ。だから私に身を委ねてくれないか?」
僕はアルをちゃんと受け入れて夫夫になるって決めたんだ。
まだ少し不安だったけど、アルの目を見ながら、コクンと小さく頷いた。
嬉しそうに微笑んだアルは、親指で僕の唇をつぅっと撫でると優しく食むだけの口付けをして、僕の足をそっと開いた。
枕元から香油を取り出し、手の平に馴染ませてから、窄まりに指をつぷっ差し入れた。
僕はこそばゆいような、もどかしいような、初めての感覚に戸惑い、思わずアルの目を縋るように見た。
アルは大丈夫、上手だよと言って、僕が辛くないようにゆるゆるとした抽挿を繰り返してくれた。
徐々にアルの指の動きを受け入れる体に戸惑いながら、潤んだ目でアルを見ると、アルも熱く高揚した青い瞳で僕を見ていた。
アルが辛そうに眉間に皺を寄せていて、僕は心配になり少し体を起こすと、アルの腹に食い込む程の猛々しい昂りが目に飛び込んできた。
「アルの、すごい⋯」
「ノア⋯、くっ」
「アル、辛い?」
「ノア⋯、私を受け入れてくれるか?」
僕はアルの懇願を聞いて胸が締め付けられる思いがして、自然とこくりと頷いていた。
僕の開かれた太ももの下にアルの膝が差し入れられ、窄まりがアルから見られているのが分かった。
でも恥ずかしさよりもアルを早く楽にしてあげたくて、僕は体から力を抜いてアルを待った。
しゅっしゅっと音が聞こえてきて、アルが自分の昂りに香油を慣らしているのが分かった。
「ノア、入れるよ」
次の瞬間、小さく閉じていた窄まりがこじ開けられ、今まで感じたことのないお腹の圧迫感に襲われた。
「あぁっ!うぅ⋯」
「くっ、ノア、大丈夫か?」
「大丈夫⋯、アルは?辛くない?」
「ノア、こんな時にも、私を気遣ってくれるのか?私は、くっ⋯、ノアの中、こんなに気持ちいいのか、うっ、やわやわと締め付けて離さない」
アルの抽挿が徐々に大きく早くなってきて、僕のお腹の奥に当たった。
「やあぁっ、深いっ⋯、ああぁっ」
「くっ、ああ、ノア、愛してる」
アルは僕の名前を呼びながら、僕を気遣うようにゆるゆると腰を前後に揺らし続けた。
優しくゆっくりされる度に、僕はたまらなくもどかしくなる。
アルも額に汗を滲ませ、必死に耐えるように腰を動かし続けている。
二人の苦しげな息遣いと、くちゅくちゅと香油が擦れる音が部屋に響き、今僕はアルに抱かれているんだと感じた。
すると突然お腹の奥から熱い物が込み上げてきた。
「アル、あぁっ、くるっ、ああぁぁぁっ!」
僕がたまらずアルの腕を握って喘ぐと、アルの腰が性急に激しく揺れ出した。
ぱんぱんと激しく腰が当たり、アルが熱を孕んだ瞳で僕の目を射抜いた瞬間、ぱちゅんと僕の最奥にアルの昂りが当たった。
「あああぁぁぁっっ、でちゃうっ!」
「くぅっ、うっ、くっ、出すよ」
びくんと大きく痙攣して、僕は絶頂を迎えた。
同時に僕の中のアルの昂りが小刻みに痙攣して、精が放たれたのが分かった。
「ノア、大丈夫か?」
「うん、アルが優しくしてくれたから」
無事に初夜を終えた僕達は、メイドが用意してくれたお風呂に一緒に浸かっている。
僕はアルに隅々まで綺麗に洗われ、湯船の中で横抱き抱っこされている。
「ノア、私はこんなに幸せでいいのだろうか」
「ふふっ、アル、僕も同じこと思ってた」
見つめ合い、優しく舌を絡ませ合った。
(私の下で善がるノア、可愛かったなぁ)
わわっ、アルの声聞いちゃった。
(お風呂から上がったらもう一度いいだろうか)
「えっ!?もう一回!?」
「ああっと、やっぱり辛いよな⋯って、私は今、声に出してたか?」
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