神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~

幸せのオムライス

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第一章 森の生活と孤児院改革:森のソロキャンプと運命のもふもふ

第15話 検索結果:神獣フェンリル(幼体)。……見なかったことにします

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 現代日本人としての危機感が一瞬頭をよぎる!
 でも、不思議と体はそれを受け入れた。

 そういえば、神様が言ってた。お詫びだから、もちろん健康で頑丈な体にすると。病気や感染症の心配もない、と。……言ってたっけ? いや、多分言ってたはず。うん、言ってたに違いない!

 そう自分に言い聞かせている間に、ぺろぺろぺろぺろ!

 顔中を舐められる。

「わ、ちょ、くすぐったい!」

『ありがとう! ありがとう! 恩人! 大好き!』

 尻尾をブンブン振りながら、全身で喜びを表現している。

 可愛い。
 めちゃくちゃ可愛い。

 ◇

 白い子が落ち着いたところで、改めてじっくり観察する。

 本当に真っ白。
 雪みたいに白い。

 毛並みは、ふわっふわでもふもふ。
 触り心地最高。

 顔立ちは、狼というより、やっぱり犬に近いかな。
 でも、普通の犬より、ちょっと鼻が長い気がする。

 瞳は透き通るような青色。
 サファイアみたい。

「君、お名前は?」

『名前? ない』

「家族は? お母さんとかは?」

『お母さん、いなくなった。ずっと前』

 しゅんとする白い子。
 耳がペタンと下がって、尻尾も垂れる。

「一人ぼっちなの?」

『うん。ずっと一人。寂しい』

 ぎゅっと胸が締め付けられる。

 こんな小さい子が、一人で森で生きているなんて。

 罠にかかったのも、きっと食べ物を探していて不注意だったんだろう。

「じゃあ、私と一緒に来る?」

『え?』

「私も一人なんだ。だから、一緒に暮らそう」

『本当? 本当に一緒にいていい?』

 瞳がキラキラ輝いている。
 期待と不安が入り混じった表情。

「もちろん。私たち、今日から家族だよ」

『家族! 僕、家族できた!』

 また飛びついてきて、顔を舐められる。

 もう、この子は私が守る。
 絶対に守る。

「名前、つけていい?」

『名前! 僕に名前くれるの?』

「うん。そうだなぁ……」

 白くて、丸っこくて、ころころしてて……。

「コロ、っていうのはどう?」

『コロ?』

「うん、コロ。可愛いでしょ?」

『コロ! 僕の名前、コロ!』

 ぴょんぴょん跳ねて喜んでいる。

 名前を気に入ってくれたみたい。

『コロ! コロ! 僕、コロ!』

 何度も自分の名前を繰り返している。

 よっぽど嬉しいんだな。

「コロ、よろしくね」

『うん! よろしく! えーっと……』

「私はコトリ。ヤマネ・コトリ」

『コトリ! コトリとコロ! 一緒!』

 この子、本当に可愛い。
 もふもふだし、人懐っこいし、素直だし。
 最高のパートナーを見つけた。

 でも、やっぱりコロの正体は気になる。犬なのか、狼なのか。あるいは、全く違う生き物なのか。

「ちょっとだけごめんね、コロ」

 私は【異世界インターネット接続】の検索ウィンドウを開く。スマホのカメラ機能のように、コロの姿をウィンドウに映し出す機能があった。
 画像検索だ。

 検索窓にキーワードを入力する。

『白い 毛がふわふわ 銀色の耳 子供』

 検索ボタンをタップする。

『検索結果:該当する種族データはありません』

 あれ? ヒットしない。じゃあ、キーワードを変えてみよう。

『白い狼 子供』
『銀色の狐 子供』

 何度か試してみるが、結果は同じ。

『……データベースを拡張し、神話・伝説上の生物カテゴリーを検索しますか?』

 そんな項目があるんだ。

『はい』を選択する。

『再検索結果:特徴の一部が一致する可能性のある種族を検出しました』

 画面に表示されたのは、たった一つの名前。

『神獣フェンリル(幼体)』

 ……フェンリル?
 たしか、北欧神話に出てくる、神々をも喰らうとんでもない魔狼の名前だったっけ。

『特徴:純白の毛皮を持つが、成長と共に変化する場合がある。耳や尻尾の先に銀色の毛が混じる個体も存在する。極めて高い知性と、絶大な魔力を秘める。通常、人間に懐くことはない』

 ……いやいや、まさかね。

 こんなに人懐っこくて可愛い子が、あの凶暴なフェンリルのはずがない。
 きっと、たまたま特徴が似ているだけの、別の生き物だろう。うん、そうに違いない。
 そっと検索ウィンドウを閉じる。

 ま、可愛いからなんでもいっか!
 深く考えるのはやめにした。
 どんな種族だろうと、この子が私の大切な家族となったことに変わりはない。
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