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幸せのオムライス

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第二章 ヤマネコ商会、爆誕!:電力革命! 魅惑の家電と至福のバスタイム

第141話 仕事の後のドキドキ入浴タイム! 二人の豊かなお胸に衝撃です

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 真っ白なバスタブ。
 広々とした洗い場。
 そして、銀色に輝くシャワーヘッド。

「お風呂……!? お湯を溜めて入るタイプの!?」

 この世界では、きっとお湯を溜めて入浴するのは、王侯貴族や一部の富裕層だけの特権なのだろう。
 庶民はたまに公衆浴場へ行くか、家で行水をする程度。

「はい。しかも、肩からお湯が出る機能付きです」

「か、肩から……!?」

 想像が追いつかないらしい。

「今日はリックお兄ちゃんもいないし、女子だけですからね。仕事が終わったら、みんなで入っていきませんか? 『一番風呂』の権利、三人で山分けしちゃいましょう!」

「えええっ!?」

 二人の声がハモった。

「い、いいんですか!? こんな、お姫様しか入れないようなお風呂に!?」

「私たちなんかが……」

「何言ってるんですか。二人はヤマネコ商会の大切な従業員(かぞく)ですよ。汗を流して、さっぱりして帰ってくださいね!」

 私がそう言うと、二人は顔を見合わせ、そして――。

「一生ついていきます、店長!!」

 ガシッ!と私の両手を握りしめ、熱烈な忠誠を誓ってくれた。

「従業員の衛生と健康を守るのも、オーナーの務めですからね!」

 私は得意気に胸を張る。

(ふふん、これで名経営者っぽく見えたかしら? なんてね! 本当はリアちゃんとミアちゃんと一緒にお風呂に入るのが、楽しみで仕方ないんだけど! 背中の流しっこしたり、お湯のかけ合いっこしたり……まさに女子会って感じじゃない! あー、早く仕事終わらないかな!)

 前世では、友達と温泉旅行に行くくらいしか、誰かと一緒にお風呂に入る機会なんてなかった。それが、これからは毎日女子会ができるなんて! 子供に戻ったみたいになんだかワクワクしちゃうじゃない! まあ、体は10歳で、子供だけど!

 こうして、ヤマネコ商会に導入された文明の利器たちは、従業員たちの心をガッチリと掴み、商会の結束をさらに強固なものにしたのだった。

 さあ、今日もピカピカのお店で、商売繁盛といきましょうか!

 ◇

「お疲れ様でしたー!」

 店内に、私の元気な声が響く。
 今日の営業はこれにて終了。そして、この後、とびきりのイベントが待っている。

 私は店の入り口と裏口の鍵をしっかりと閉め、カーテンを閉め切る。
 これで外からの視線は完全にシャットアウト。ここは私たちだけの秘密の花園だ。

「さあ二人とも、準備はいいですか? ヤマネコ商会名物、福利厚生タイムの始まりですよ!」

「は、はいっ! よろしくお願いします!」
「……ドキドキします」

 タオルと着替えを抱えたリアちゃんとミアちゃんが、期待と緊張の入り混じった顔で頷く。
 私たちは連れ立って、店舗の奥にあるサニタリースペースへと向かった。

 脱衣所のドアを開けると、そこには先日設置したばかりのドラム式洗濯機と、広々とした洗面台が鎮座している。
 そして、その奥にあるガラス戸の向こうには――真っ白に輝くシステムバスルーム。

「まずはここ、『脱衣所』で服を脱ぎますね。恥ずかしがらないで大丈夫ですよ、どうせみんな同じ女の子なんですから!」

 私が先陣を切って服を脱ぐと、二人も顔を見合わせて、おそるおそる服を脱ぎ始め、やがて、一糸まとわぬ姿になる。
 うんうん、二人とも健康的で可愛らしい。

 しかし……。

(……で、でかい)

 リアちゃんもミアちゃんも、まだ15歳。この世界では成人扱いとはいえ、現代日本なら中学生か高校生だ。
 それなのに、その豊かなお胸は……。

(前世で28歳だった頃の私(自称・平均サイズ)よりも、明らかに『ある』……ッ!)
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