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37 メインクエスト チャプター1 姫の旅立ち9
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「わぁ~すごい土魔法だったな……」
謎の少年ブライネがつぶやく。
砂漠化した魔族の拠点を歩き、「埋まってるや……」と言って立ち止まった。
村娘が寝かされていた台が、少しだけ地面から出ている。
「何をするつもりかしら? 行ってみましょう!」
瞳を輝かせてステラが動き出す。
俺とヴェリタスもブライネに近づいた。少年は黒い魔法陣を操り、ブラックホールへと砂を吸収させて台を掘り出している。まるで掃除機だな。
あの砂はどこにいくのだろう?
少年は何者なのだろう?
いろいろ聞きたいことはあるが、ステラが話しかけたので黙っていよう。
「ふーん、それって転移装置だったのね。ルークスが突然現れた原因が分かったわ」
「君、ルークスを知っているの!?」
「まぁね……神と称して魔族に入れ知恵する魔道機械ってところかしら? 当たってる?」
「すごい!! ルークスの存在に気づいてる人間がいるなんて!!」
「私は人間じゃないわ」
「え?」
ステラは、さっと帽子をとる。
頭には例の角が2本あり、ブライネは「!?」と衝撃を受けていた。
「まさか……人間と魔族のハーフ?」
「ええ、そうよ。隔世遺伝だけどね」
「素晴らしい! 僕もそうなんだ!!」
ブライネは、ぎゅっとステラと握手した。
顔を赤くするステラ。イケメンでなきゃ、悲鳴をあげられているぞ。
「僕の名前はブライネ。君の名前は?」
「ステラよ……」
「ステラ! 綺麗な名前だね」
「どうも……」
さらに顔を赤くするステラ。
ブライネは両手を広げて爽やかに笑う。
「いっしょに旅をしない? 僕たちで惑星テルースを守ろうよ!」
「テルースを? 待って、ルークスの狙いは何なの? 人類の滅亡じゃないの?」
「ああ、人類だけじゃない! 魔族もだよ……」
「え? どういうこと?」
「父親がルークスに洗脳された……」
「あなたの父親って……魔王ね」
「な、何でわかるの!?」
「何となくわかってしまうの……そういう能力が私にはある」
「それはすごい!! ぜひ仲間になって欲しい!」
「……でも」
ステラは、ちらっと村の娘を見る。
娘は縄でぐるぐる巻きにされたままだ。
「私は民を村に連れて行かないといけないわ……それに旅をするにはお父様の許可もいる。一度、城に帰らなきゃ……」
「どうやら、ステラも王族っぽいね?」
「ええ、私はテンプルム王国の姫よ」
「わかった。じゃあ、僕は先に旅をして待っているよ。グレンウェントは知ってる?」
「知ってるわ。風車で有名な国ね」
「うん、そこで待ってる」
「もしかして、グレンウェントにも転移装置が?」
「当たり! 暗号化されて動作不良だけど、履歴は解読できたよ……さあ、これを見て」
ブライネは台を調べていた。
宙に浮く地図には、おそらくグレンウェントであろう場所が点滅している。
「また会おう、ステラ!」
ブライネは背中から、バサッと黒い翼を広げると空高く舞い上がる。
村の地面に落ちていたのは、この羽だったのか。
ステラは、ぼーと空を眺めるばかり。やれやれ、俺とヴェリタスは、小さな声で話す。
「二人は恋に落ちたな……」
「運命の出会いですね~! ステラさんとブライネくん……ああ、尊いっ!」
興奮するヴェリタス。
やっぱり女子は恋愛が関わるとテンションあがるよな。ん? 何か目線を感じる。
「あ! 娘の縄を取らないと」
縄をダガーで切り裂いた。
解放された娘が、さっとステラの後ろに隠れる。なぜ? ヴェリタスが俺の肩に触れた。
「ツッチーさん、怖がられてますよ? 仮面を取ってください」
「あ、そうか……これでいいかな」
ふふん、とヴェリタスは笑顔になる。
怯えていた娘がふつうになった。
「なあステラ、この仮面って呪われてるのか?」
「ええ呪われてるわね。それを装備すると高確率で女性から逃げられるわ」
「何で?」
「キモいから」
本当に嫌そうな顔をするステラ。
そっと泥の仮面をアイテムボックスにしまう。本当に戦闘に困った時だけ装備しようっと。
「さぁ、村に戻るわよ」
ステラは元気よく歩き出した。
☆。.:*・゜
「きゃははっ! 楽しいわね~ぶどう踏みって!」
ステラは村の娘と混じって、ぶどうを踏んでいる。
手でスカートをめくり、もちろん生足で、だ。
何だかエロいな……。
桶の中で、グチュグチュにされる赤い果実。これが穢れなき女子の足で酒になると思うと、やべぇ、飲みたいかも。
「ツッチーさん、何を想像してるんですか? ヨダレ、垂れてますよ?」
冷たい目で俺を見るヴェリタス。
はっとして正気を取り戻した。
「うふふ、ツッチーさんって中学生みたいですね」
「え?」
「そんなにぶどうが食べたいなら、ほら、アーン」
ヴェリタスからぶどうを口の中に入れられ、思わず食べてしまう。
「もぐもぐ……あまーい!」
「うふふ、ツッチーさん、ありがとうございます」
「ん?」
「メインクエスト、とても楽しいです」
「それはよかった」
「はい! ツッチーさんともっといっしょにゲームしたいです! でも……」
「でも?」
「わたし、これから引っ越しもあって……なかなかログインできません」
「春から大学生だもんね」
「はい、なので……わたし無しでメインクエストを進めて……」
言いづらそうに下を向くヴェリタス。
どうしよう。これからは独りでやるべきか。それとも……。
「さあ、城に戻るわよ」
「ニャー」
ぬっとステラとペルペトがやってきた。
ぶどう踏みが終わり、村人たちはワインを飲んで乾杯。ここで俺も飯にするか。
「ヴェリタスさん」
「はい」
「俺、待ってますよ。いっしょにゲームしましょう」
「いいんですか?」
「はい」
「では……あの、その……」
「?」
「わたしの相方になってくれませんか?」
たしか相方とは、恋人のようにいっしょにゲームすること、だったな。
ついに俺にも春が来たー!
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
俺たちは微笑み合う。
飯を食うためログアウトしようと思ったが、やめた。
ログインしたままゴーグルを取って、ヴェリタスと通話しながら現実世界を過ごすことにする。
俺はパスタを料理して食べた。
ヴェリタスは、「わたしも自炊しなきゃ……」と言いながら、向こうで何かを食べている。
「パスタの作り方、教えてください」
「いいよ」
「やった! じゃあ、夜はわたしのハウスで料理しましょう」
こうして、おっさんだけど遅れてきた青春を楽しむのであった。
俺たちの冒険は、これからだ!!
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽
謎の少年ブライネがつぶやく。
砂漠化した魔族の拠点を歩き、「埋まってるや……」と言って立ち止まった。
村娘が寝かされていた台が、少しだけ地面から出ている。
「何をするつもりかしら? 行ってみましょう!」
瞳を輝かせてステラが動き出す。
俺とヴェリタスもブライネに近づいた。少年は黒い魔法陣を操り、ブラックホールへと砂を吸収させて台を掘り出している。まるで掃除機だな。
あの砂はどこにいくのだろう?
少年は何者なのだろう?
いろいろ聞きたいことはあるが、ステラが話しかけたので黙っていよう。
「ふーん、それって転移装置だったのね。ルークスが突然現れた原因が分かったわ」
「君、ルークスを知っているの!?」
「まぁね……神と称して魔族に入れ知恵する魔道機械ってところかしら? 当たってる?」
「すごい!! ルークスの存在に気づいてる人間がいるなんて!!」
「私は人間じゃないわ」
「え?」
ステラは、さっと帽子をとる。
頭には例の角が2本あり、ブライネは「!?」と衝撃を受けていた。
「まさか……人間と魔族のハーフ?」
「ええ、そうよ。隔世遺伝だけどね」
「素晴らしい! 僕もそうなんだ!!」
ブライネは、ぎゅっとステラと握手した。
顔を赤くするステラ。イケメンでなきゃ、悲鳴をあげられているぞ。
「僕の名前はブライネ。君の名前は?」
「ステラよ……」
「ステラ! 綺麗な名前だね」
「どうも……」
さらに顔を赤くするステラ。
ブライネは両手を広げて爽やかに笑う。
「いっしょに旅をしない? 僕たちで惑星テルースを守ろうよ!」
「テルースを? 待って、ルークスの狙いは何なの? 人類の滅亡じゃないの?」
「ああ、人類だけじゃない! 魔族もだよ……」
「え? どういうこと?」
「父親がルークスに洗脳された……」
「あなたの父親って……魔王ね」
「な、何でわかるの!?」
「何となくわかってしまうの……そういう能力が私にはある」
「それはすごい!! ぜひ仲間になって欲しい!」
「……でも」
ステラは、ちらっと村の娘を見る。
娘は縄でぐるぐる巻きにされたままだ。
「私は民を村に連れて行かないといけないわ……それに旅をするにはお父様の許可もいる。一度、城に帰らなきゃ……」
「どうやら、ステラも王族っぽいね?」
「ええ、私はテンプルム王国の姫よ」
「わかった。じゃあ、僕は先に旅をして待っているよ。グレンウェントは知ってる?」
「知ってるわ。風車で有名な国ね」
「うん、そこで待ってる」
「もしかして、グレンウェントにも転移装置が?」
「当たり! 暗号化されて動作不良だけど、履歴は解読できたよ……さあ、これを見て」
ブライネは台を調べていた。
宙に浮く地図には、おそらくグレンウェントであろう場所が点滅している。
「また会おう、ステラ!」
ブライネは背中から、バサッと黒い翼を広げると空高く舞い上がる。
村の地面に落ちていたのは、この羽だったのか。
ステラは、ぼーと空を眺めるばかり。やれやれ、俺とヴェリタスは、小さな声で話す。
「二人は恋に落ちたな……」
「運命の出会いですね~! ステラさんとブライネくん……ああ、尊いっ!」
興奮するヴェリタス。
やっぱり女子は恋愛が関わるとテンションあがるよな。ん? 何か目線を感じる。
「あ! 娘の縄を取らないと」
縄をダガーで切り裂いた。
解放された娘が、さっとステラの後ろに隠れる。なぜ? ヴェリタスが俺の肩に触れた。
「ツッチーさん、怖がられてますよ? 仮面を取ってください」
「あ、そうか……これでいいかな」
ふふん、とヴェリタスは笑顔になる。
怯えていた娘がふつうになった。
「なあステラ、この仮面って呪われてるのか?」
「ええ呪われてるわね。それを装備すると高確率で女性から逃げられるわ」
「何で?」
「キモいから」
本当に嫌そうな顔をするステラ。
そっと泥の仮面をアイテムボックスにしまう。本当に戦闘に困った時だけ装備しようっと。
「さぁ、村に戻るわよ」
ステラは元気よく歩き出した。
☆。.:*・゜
「きゃははっ! 楽しいわね~ぶどう踏みって!」
ステラは村の娘と混じって、ぶどうを踏んでいる。
手でスカートをめくり、もちろん生足で、だ。
何だかエロいな……。
桶の中で、グチュグチュにされる赤い果実。これが穢れなき女子の足で酒になると思うと、やべぇ、飲みたいかも。
「ツッチーさん、何を想像してるんですか? ヨダレ、垂れてますよ?」
冷たい目で俺を見るヴェリタス。
はっとして正気を取り戻した。
「うふふ、ツッチーさんって中学生みたいですね」
「え?」
「そんなにぶどうが食べたいなら、ほら、アーン」
ヴェリタスからぶどうを口の中に入れられ、思わず食べてしまう。
「もぐもぐ……あまーい!」
「うふふ、ツッチーさん、ありがとうございます」
「ん?」
「メインクエスト、とても楽しいです」
「それはよかった」
「はい! ツッチーさんともっといっしょにゲームしたいです! でも……」
「でも?」
「わたし、これから引っ越しもあって……なかなかログインできません」
「春から大学生だもんね」
「はい、なので……わたし無しでメインクエストを進めて……」
言いづらそうに下を向くヴェリタス。
どうしよう。これからは独りでやるべきか。それとも……。
「さあ、城に戻るわよ」
「ニャー」
ぬっとステラとペルペトがやってきた。
ぶどう踏みが終わり、村人たちはワインを飲んで乾杯。ここで俺も飯にするか。
「ヴェリタスさん」
「はい」
「俺、待ってますよ。いっしょにゲームしましょう」
「いいんですか?」
「はい」
「では……あの、その……」
「?」
「わたしの相方になってくれませんか?」
たしか相方とは、恋人のようにいっしょにゲームすること、だったな。
ついに俺にも春が来たー!
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
俺たちは微笑み合う。
飯を食うためログアウトしようと思ったが、やめた。
ログインしたままゴーグルを取って、ヴェリタスと通話しながら現実世界を過ごすことにする。
俺はパスタを料理して食べた。
ヴェリタスは、「わたしも自炊しなきゃ……」と言いながら、向こうで何かを食べている。
「パスタの作り方、教えてください」
「いいよ」
「やった! じゃあ、夜はわたしのハウスで料理しましょう」
こうして、おっさんだけど遅れてきた青春を楽しむのであった。
俺たちの冒険は、これからだ!!
… 𝗍𝗁𝖾 𝖾𝗇𝖽
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