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しおりを挟む「まてまて、アヤ!」
「ん? どうしましたリュウさん?」
僕はビンビンになった愚息を、おもむろにリュウの顔へと肉薄させた。
「そんな大きいのが俺に入るとなると、ちょっと怖くて……」
「何をいっているのですか? リュウさんは今まで女の子たちにいっぱい入れてきましたよね?」
「まあ、そうだが……」
「女の子たちの気持ちがわかりましたかぁ?」
「ああ、わかった、怖いな、そんなデカいものが……やばい……」
ふん、と僕は鼻で笑った。
「さて、四つん這いになってください、リュウさん」
「え? ってか入るのだろうか……」
「知りませんよ。とりあえず、指でも入れてみますね」
「……怖い」
女かよ?
と、僕は思った。
それでもリュウは四つん這いになると、お尻をつきだした。
「アヤ……このことはイナリや他の獣人にはいうなよ」
「え? なんで?」
「恥ずかしいではないか……」
「女かよっ」
「いや、アヤに言われたくはない!」
あはは、と僕は笑った。
「じゃあ、入れますよぉ」
「……!?」
ずぶっ!
意外と指が入っていく。
リュウのお尻には、とろとろの液体がついていた。
さっきほど、僕の口で受け止めきれなかったものが垂れたのだろう。
「あっ、なんだこれは、気持ちがいいぞっ! おっおっ!」
リュウが突然、喘ぎだした。
動物の本能が目覚めたのだろうか?
僕は指を出したり入れたりして遊んだ。
「おっ! おっ! やばい、変な声がでるっ!」
「リュウさん大丈夫ですか?」
「ああ、いけそうだ!」
僕はおちんちんを入れちゃおうかな、と思った。
しかしふと、生でいいのか?
という疑問が頭のなかをよぎる。
「ねえ、リュウさん」
「なんだ?」
「ゴムってある?」
「ん? なんだそれ?」
「避妊具なんだけど、知らない?」
「ああ、0・02ミリの薄い壁のことか?」
「それそれ」
ない、とリュウは言い切った。
「じゃあ、やめておきます」
「え? 入れてくれないのか?」
「はい、生はちょっと……」
僕は恥じらうように、口もとを拳で隠した。
「えええ! ぶち込んでくれよっ!」
「ダメですって、ゴムがないと」
「嘘だろ……はやくケツにぶち込んでくれよっ、アヤ!」
「……リュウさん」
「なんだ?」
「じゃあ、次に召喚したときにしましょう。僕がゴムを持ってくるので」
「……わかった」
ふう、息を吐いた僕は、だらんと腕をおろした。
それが、答えだとリュウは察してくれたのだろう。
するとリュウは僕のことを慰めてくれた。
性を放出した瞬間は天使が舞う喜びを感じた。
リュウの性欲はまだまだあるみたいだ。
若い僕だってそうだ。
だから僕らは……。
愛し、愛される悦びを夢中で浴びつづけた。
重なれば重なるほど、彼と僕の甘い呼吸が溶け合って、ひとつになっていく。
感情が昂り、涙が出るほど震え、互いに絶頂にたどりついたときは、ベットの上で笑い転げていた。
深夜まで、それはつづいた。
湧き出る泉のように……。
「気分はどうだ? アヤ」
「リュウさん、すごいです……」
僕はリュウの胸を枕にしながら、ぽつりとささやく。
「竜の背中に乗って飛んでみたい……」
すると、リュウは快活に笑い飛ばし、
「いいぜ、天国に連れてってやる」
リュウはベッドから抜け出した。
裸のまま堂々と歩き、その姿を僕に見せつける。
美術館に展示された彫刻さながらの美しさに、思わず見惚れた。
ああ、僕はこんなにも美しい彼に溺れてしまった。
そして、彼も僕に……。
僕は浴衣を着てリュウを追いかける。
向かった先は露天風呂であった。
すると、リュウは温かい光りに包まれ、見事な白い竜に変身した。
グルル、と唸り、顎を動かす。背中に乗れということだろう。
僕は竜の背中に飛び乗った。
舞い上がる竜の勢いは凄まじく、思わず僕は竜の立髪をつかんで身構えた。
振り落とされないか心配になったが、上空を飛んでいるときは優雅なもので、吹く風が優しく頬をなでて心地いい。
魔界の夜空を飛ぶ、竜と僕。
「ありがとう、リュウ」
グルル、と喉を鳴らす竜の背中を、僕は優しくなでた。
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