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4章
新空間、貴方と。
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第4章。
この物語は終わりへと進む。
ウーーー、ウーーー、ウーーー
パトカーの音がこの洞窟に僅かだが響く。
俺、佳奈、早見は、洞窟の前に立っている。だが、今たっているのは一般の客も入れるところで俺らは噂の大阪の洞窟まで繋がっていると言われる誰も入ったことの無い確証のない入口へと歩いている。
3人は大きなリュックを背負って重たい足取りで歩いている。
神奈川から大阪なのだから、水がたくさん入っていて思い。食料、洞窟なのだから縄もその他色々。だが、ほかの2人と違うところは俺だけ銃を持っているということだ。
やがて、入口に着く。
そこには看板があった。
「この洞窟は、昔から大阪の洞窟に繋がっていると言われています。」
そんなことを無視して俺らはズカズカと入り込む。人は幸いいなかった。
明日から夏休みだからだろうか?
やっと、夏休みが来た。嬉しくもない。
だが、やっと邪魔なものがなくなり自由に動ける。この夏で全てを終わらす。全て暴いて、罪あるものに罪を償わせる。
そして、その後俺は...
その後?
俺は、どうすればいいんだ?
そうだ。俺は、
気が付かないうちにこの事件を解決するのを生きがいにしていたのか。その後なんて何もなかった。そんな僕を、家族は喜んでくれるのだろうか。いやそんなことない。父さんを助けて幸せに暮らすんだ。佳奈もいる。そう...そうだよ。
何も無いじゃないか。
看板を越えるとまず下へと続く穴があった。俺はロープを出して用意を始めた。
「あれ?何故か、階段があるよ。それも綺麗に整備されててなんでなの?」
早見が目を大きく開けて唖然とした。
よく見ると言われた通りに道が綺麗に出来上がっていた。別にコンクリートとかで整地されている訳ではないが、足跡などの人がと思った痕跡は少なく最近できたもので出入りをあまりしていないことはすぐに分かった。地元の人もこれに気づけないということはないのだから、本当に最近できたと思う。
階段を慎重に降りる。俺、佳奈、早見の順で。
地面に足がつく。ここに来ると光は届いていなかった。俺は持ってきた懐中電灯を付けると、
現れたのは果てしもなく続く、トンネルのようなものだった。ちらっと奥に見えたのは曲がるかどのようなものがあり、ずっと真っ直ぐでは無さそうだ。
「これ、本当に大丈夫なの?」
佳奈が怖がる。
終わりがないように思える洞窟。決して無知な俺らがいきなり踏み込んでは行けない空間。俺は直ぐに察した。
早瀬を探すよりもまずは生きないと行けないこと。それほどの洞窟であった。
俺を先頭にして、2人は後ろを続く。
懐中電灯は俺が照らし、ほかの2人は当たりをキョロキョロしている。
夏なのにこの空間だけは異常なほど冷えていた。俺らは用意していた寝る時用の毛布を肩にかける。
どのぐらい進んだのだろうか?腕時計で確認する。もう2時間が経っていた。
4限目の最初で学校を飛び出して、その後準備をして今は15:00。パトカーの音もさすがに聞こえなくなっていた。
本当に、この3人しかいない。
大人がいない。
携帯が使えない。
絶対見つからない場所。
恐怖でしか無かった。
「ガチャンッ」
嫌な音がした。2人はすぐ俺の後ろの服をつまみ震えている。俺もだ。
足元からなにか音がした。地面が凹んでいる。
綺麗な正方形だ。
後ろからゴロゴロと嫌な音がした。
こんなの映画でしか見た事がない。
どうやって対処すればいいんだよ。きっとこれで終わりなのだろう。この島で何をしていたんだ俺は。
久しぶりに涙を流した。
この物語は終わりへと進む。
ウーーー、ウーーー、ウーーー
パトカーの音がこの洞窟に僅かだが響く。
俺、佳奈、早見は、洞窟の前に立っている。だが、今たっているのは一般の客も入れるところで俺らは噂の大阪の洞窟まで繋がっていると言われる誰も入ったことの無い確証のない入口へと歩いている。
3人は大きなリュックを背負って重たい足取りで歩いている。
神奈川から大阪なのだから、水がたくさん入っていて思い。食料、洞窟なのだから縄もその他色々。だが、ほかの2人と違うところは俺だけ銃を持っているということだ。
やがて、入口に着く。
そこには看板があった。
「この洞窟は、昔から大阪の洞窟に繋がっていると言われています。」
そんなことを無視して俺らはズカズカと入り込む。人は幸いいなかった。
明日から夏休みだからだろうか?
やっと、夏休みが来た。嬉しくもない。
だが、やっと邪魔なものがなくなり自由に動ける。この夏で全てを終わらす。全て暴いて、罪あるものに罪を償わせる。
そして、その後俺は...
その後?
俺は、どうすればいいんだ?
そうだ。俺は、
気が付かないうちにこの事件を解決するのを生きがいにしていたのか。その後なんて何もなかった。そんな僕を、家族は喜んでくれるのだろうか。いやそんなことない。父さんを助けて幸せに暮らすんだ。佳奈もいる。そう...そうだよ。
何も無いじゃないか。
看板を越えるとまず下へと続く穴があった。俺はロープを出して用意を始めた。
「あれ?何故か、階段があるよ。それも綺麗に整備されててなんでなの?」
早見が目を大きく開けて唖然とした。
よく見ると言われた通りに道が綺麗に出来上がっていた。別にコンクリートとかで整地されている訳ではないが、足跡などの人がと思った痕跡は少なく最近できたもので出入りをあまりしていないことはすぐに分かった。地元の人もこれに気づけないということはないのだから、本当に最近できたと思う。
階段を慎重に降りる。俺、佳奈、早見の順で。
地面に足がつく。ここに来ると光は届いていなかった。俺は持ってきた懐中電灯を付けると、
現れたのは果てしもなく続く、トンネルのようなものだった。ちらっと奥に見えたのは曲がるかどのようなものがあり、ずっと真っ直ぐでは無さそうだ。
「これ、本当に大丈夫なの?」
佳奈が怖がる。
終わりがないように思える洞窟。決して無知な俺らがいきなり踏み込んでは行けない空間。俺は直ぐに察した。
早瀬を探すよりもまずは生きないと行けないこと。それほどの洞窟であった。
俺を先頭にして、2人は後ろを続く。
懐中電灯は俺が照らし、ほかの2人は当たりをキョロキョロしている。
夏なのにこの空間だけは異常なほど冷えていた。俺らは用意していた寝る時用の毛布を肩にかける。
どのぐらい進んだのだろうか?腕時計で確認する。もう2時間が経っていた。
4限目の最初で学校を飛び出して、その後準備をして今は15:00。パトカーの音もさすがに聞こえなくなっていた。
本当に、この3人しかいない。
大人がいない。
携帯が使えない。
絶対見つからない場所。
恐怖でしか無かった。
「ガチャンッ」
嫌な音がした。2人はすぐ俺の後ろの服をつまみ震えている。俺もだ。
足元からなにか音がした。地面が凹んでいる。
綺麗な正方形だ。
後ろからゴロゴロと嫌な音がした。
こんなの映画でしか見た事がない。
どうやって対処すればいいんだよ。きっとこれで終わりなのだろう。この島で何をしていたんだ俺は。
久しぶりに涙を流した。
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