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4章
明暗の朝を知る
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「ねぇ。お前はどうしたい?」
「どうしたいって、何が?」
「いや、影琉の将来のことだよ。」
「んー、僕は特に決まってないかな。」
「そうか...」
「早瀬は、どうしたいの?」
「俺はなぁ、映画監督になりたいかな。」
「凄いな、、」
「日本は、映画のリアリティと白熱した感じが足りないと思うんだよ。海外映画とかと比べると安っぽいような気がする。だから、俺がリアルですっげぇ映画を撮って日本を変えるんだよ。それが俺の目標。」
「凄いな、だってまだ高二になったばかりだよ?とりあえず、大学とか入ろうかな。」
「影琉?影琉?起きて。」
「影琉!」
あれ。俺は夢の中だったのか?さっき、水槽が割れてマグマで死んだはず。なんか頭痛いな。
目を開けた。
目の前には佳奈。早見はその隣にいた。ここは安全な場所で、周りには何も...
いや、線路?あと、トロッコがある。
ん?足側にはエレベーター?これはさっきのとは違うやつだ。
あんな危機的な状況で俺を助けられるはずがない。
「どうやってここまで運んだんだ?」
「えっと、すごく説明するの難しいんだけど、、」
「マグマの水槽があった所に扉があったでしょ?あそこの扉を開けると部屋があってそこはたまたまマグマが入ってこない空間だったの。でもそこまで行くのに気絶してる影琉を運ぶのに、ロープで巻き付けて科葉ちゃんがエレベーターの手すりに括りつけて上に行ったの。」
扉の部屋に入れば助かる。でも俺が気絶したせいで、エレベーターでロープで繋がった俺を運んだということか。
「でも、ずっと引っ張られると危ないから、ギリギリのところでロープを切ってエレベーター前まで運んで、帰ってきたエレベーターで3人乗ってここまで来たんだよ。」
「申し訳ない。足引っ張ってしまって。」
「ううん。いいの。それよりさ、このトロッコって大坂の洞窟の近くまで続いてるんだよね?てことは、これを乗れば…」
「確かにそうだな。これに乗るしか無さそうだ。これでここを出れる。」
このトロッコは途中でトロッコでしか行けないような道が奥に見えた。トロッコと言っても結構大きくて俺たちの残り僅かな荷物が入る感じだった。
今の時刻は、朝の8:00?ここで結構寝ていたということか。ここに入って3日目。緊張感に圧倒され時間が長いように感じた。これで、とりあえず。ここを出れる。
このトロッコだって、安全だろう。
だって、早瀬は俺らを絶望させてからあいつの手で殺しにくるのだから。
俺らは乗った。レバーを引き走らせた。緩やかに走るトロッコ、寝たり、水分や食べ物を食べたりして進む。思ったより長かった。
やっぱり、ここは安全でたまに揺れるぐらいでなんともなかった。それと、変な古代文字のような趣味なのか本物なのか分からないものもあった。でも、ここを抜けたのはなんも目標でもない。通過点に過ぎない。本当にここで終わらせる。
2日後。
トロッコが止まった。
どうやら着いたようだ。
モニター室も見つけ少し漁ったがほとんど撤去されていた。でも一つだけ、色々な名前が書かれているものがあった。
どれもうちの前の学校の生徒で花暮や河原の名前もあった。
ん?紙が何枚もあり、契約書のように1枚1枚違う人。そこに血のりのようなものが押されていた。こんなことはただ事じゃない。あいつは何をしていたんだ。確かにあいつは人脈が広く慕われていた。それとも、操られていた?騙していた?そんなとこか?よく分からない。あいつに会うまで分からない。
洞窟をぬけた。ここは…
身に覚えがある。
羅釜高校の裏山だ。
「どうしたいって、何が?」
「いや、影琉の将来のことだよ。」
「んー、僕は特に決まってないかな。」
「そうか...」
「早瀬は、どうしたいの?」
「俺はなぁ、映画監督になりたいかな。」
「凄いな、、」
「日本は、映画のリアリティと白熱した感じが足りないと思うんだよ。海外映画とかと比べると安っぽいような気がする。だから、俺がリアルですっげぇ映画を撮って日本を変えるんだよ。それが俺の目標。」
「凄いな、だってまだ高二になったばかりだよ?とりあえず、大学とか入ろうかな。」
「影琉?影琉?起きて。」
「影琉!」
あれ。俺は夢の中だったのか?さっき、水槽が割れてマグマで死んだはず。なんか頭痛いな。
目を開けた。
目の前には佳奈。早見はその隣にいた。ここは安全な場所で、周りには何も...
いや、線路?あと、トロッコがある。
ん?足側にはエレベーター?これはさっきのとは違うやつだ。
あんな危機的な状況で俺を助けられるはずがない。
「どうやってここまで運んだんだ?」
「えっと、すごく説明するの難しいんだけど、、」
「マグマの水槽があった所に扉があったでしょ?あそこの扉を開けると部屋があってそこはたまたまマグマが入ってこない空間だったの。でもそこまで行くのに気絶してる影琉を運ぶのに、ロープで巻き付けて科葉ちゃんがエレベーターの手すりに括りつけて上に行ったの。」
扉の部屋に入れば助かる。でも俺が気絶したせいで、エレベーターでロープで繋がった俺を運んだということか。
「でも、ずっと引っ張られると危ないから、ギリギリのところでロープを切ってエレベーター前まで運んで、帰ってきたエレベーターで3人乗ってここまで来たんだよ。」
「申し訳ない。足引っ張ってしまって。」
「ううん。いいの。それよりさ、このトロッコって大坂の洞窟の近くまで続いてるんだよね?てことは、これを乗れば…」
「確かにそうだな。これに乗るしか無さそうだ。これでここを出れる。」
このトロッコは途中でトロッコでしか行けないような道が奥に見えた。トロッコと言っても結構大きくて俺たちの残り僅かな荷物が入る感じだった。
今の時刻は、朝の8:00?ここで結構寝ていたということか。ここに入って3日目。緊張感に圧倒され時間が長いように感じた。これで、とりあえず。ここを出れる。
このトロッコだって、安全だろう。
だって、早瀬は俺らを絶望させてからあいつの手で殺しにくるのだから。
俺らは乗った。レバーを引き走らせた。緩やかに走るトロッコ、寝たり、水分や食べ物を食べたりして進む。思ったより長かった。
やっぱり、ここは安全でたまに揺れるぐらいでなんともなかった。それと、変な古代文字のような趣味なのか本物なのか分からないものもあった。でも、ここを抜けたのはなんも目標でもない。通過点に過ぎない。本当にここで終わらせる。
2日後。
トロッコが止まった。
どうやら着いたようだ。
モニター室も見つけ少し漁ったがほとんど撤去されていた。でも一つだけ、色々な名前が書かれているものがあった。
どれもうちの前の学校の生徒で花暮や河原の名前もあった。
ん?紙が何枚もあり、契約書のように1枚1枚違う人。そこに血のりのようなものが押されていた。こんなことはただ事じゃない。あいつは何をしていたんだ。確かにあいつは人脈が広く慕われていた。それとも、操られていた?騙していた?そんなとこか?よく分からない。あいつに会うまで分からない。
洞窟をぬけた。ここは…
身に覚えがある。
羅釜高校の裏山だ。
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