迷探偵ごっこ。

大黒鷲

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本当の始まり

お遊びは終わり。

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これは、楽しいハッピーなお話であった。


しかし、そうは行かない。



テスト前日。


俺は、2人を殺した。

そう、いつも探偵ごっこをやっているふたりだ。


俺は誰だって?そりゃ言えないさ。
話し方も変えて。
そんなに話してないしバレないだろう。


なぜ2人を殺したかって?それは。

テスト前日に、明日のやばさを痛感して、イライラしてものに当たっていた。

そして、その2人にやばさの共感を求めたが。


バカにされた。


ただそれだけだ。


そんなことで?お前には、分からないだろう。

そもそも、テストがなければよかっただけの話だ。俺は、別に悪くない。


殺しただけだ。
今もこの時間、人は人を殺しているだろう。

それが、たまたま、俺だっただけだ。

誰だって、感じては行けない感情だと分かっていても、そういう気持ちは湧くだろう。

そういうことさ。


確かに。仲良かった。
友達として好きだった。
ずっと居た。
これからも一緒にいたかった。

だけど。

俺は、


殺した。


殺し方は?
と、読んでいるやつには聞かれるだろう。

そもそも、そう疑問に思っているのは、俺と同類だろう。
それは、さておき。


殺し方は、首吊りだ。

俺は、自殺と見せかけた。
中学のガキの脳でも考えれた。

いや。

俺は、天才なのかもしれない。

だって、犯人は、分からないだろ?


一切分からないはずだ。


それなら、テスト受けとけばよかったかもしれない。
いや、それは、嫌だ。嫌いだからな。



中学生は、可愛いってイメージがあるかもしれない。実際、蓋を開いてみると。

とんでもない事件や俺以上の事件を起こしているヤツらが山ほどいた。

それを見た時は、さすがの俺でも引いた。

でも、このぐらいだった。
俺は、引かなかった。
しょうがない。


この先何年も生きていくのだろうか。

ずっと。孤独?


そんなのは、どうにかする。

俺の名前には、まだ傷がついていない。


これからどうしようか?



誰が犯人なのか。分からない。
どうか。この先も読んで突き止めてくれ。
俺らのためにも。。。
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