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最終章

神よ、許しなさいよ。

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梅は、爆弾を50個と爆弾銃を所持し、
向日葵は、遠距離銃(50弾)しかし予備弾はなし。
金木犀は、能力スティールと強力な防具を身にまとっている。


お互いの位置は皆分からない。
そんな中歩き出す1歩は勇気がいるものだった。
自分と同じような遠距離武器などあったらたまらないものだ。

だが、願いが叶うということがあればまた違う。
願いが叶うなら、意地でも殺しに行く。
そう皆かんがえた。


まず、桜は、神社から森へ向かった。
50個もの爆弾はあるものの、それを使ってしまうと自分の位置を知らせているのと同じだ。だから、無闇矢鱈に投げることは出来なかった。

カラスの鳴き声がする。
耳障りだ。
蝉の声も夜が近づくにつれだんだん聞こえなくなっていく。
気温も夜に向けて下がっていく。

そう感じた。
30分は歩いただろう。
だが、多少は警戒するから、そこまで初手の位置からは変わっていない。



その頃、向日葵は、警戒心が強いようで敷地ギリギリの壁をつたって歩いていた。あまり、森には入らないようにする作戦のようだ。彼女の銃は、遠距離も可能であり、倍率のスコープは無いが、ドットスコープが付いていて外側から狙うにはもってこいだった。
銃の扱いは慣れてないので、木の1枚の葉っぱめがけて撃とうとする振りをしたりぶれないように多少練習をしていた。



その頃、金木犀は、森の中をどんどん進んで行った。確かに、ゴツイ防具にスティールという物を奪えてる能力があり、そりゃ、弱いやつでも強いと感じてしまっても仕方がない。

そして、金木犀は、試した。

「スティール.....桜!」

そう叫んだのだが、やはり、ものは盗めなかった。彼女なりの予想だが、その盗みたいものを直接見ない限り、自分のものにはならない様だ。



さてさて、3人はいつで会うのか。

桜は、東から西に向かってゆっくりと歩いている。
向日葵は、慎重に北から西に向かって壁を伝って周りを見渡しながら歩いている。
金木犀は、どんどん北に進む。



そして、、、




「やっと、会えたなぁ!!!桜ちゃーん!!」

「お、お前なのかだよ?」

どうやら、金木犀と桜が出会ってしまったようだ。

「苦しまないように直ぐに殺してあげるわ!」

「こっちのセリフだよ!」


そして、桜は気づく。
「金木犀~、武器ないとか舐めてんだよ?
それに何その服ダサーだよ?」


「ふっwww黙れよ」

「スティール...!!!」


「!?」

桜の手からは銃が無くなっていた。

「しまった、、だよ。」

その中には、爆弾が入っていた。
そして、中に直接収納出来る紐もあるため、計10個取られてしまった。

桜の爆弾は、残り40個。


「死ねよ!!!!」

「ボカンッ!ボカンッ!」
2発撃ち放った。

どちらも爆発するやつだ。
桜は咄嗟に、スモーク弾を放ち大木の裏に身を潜めた。
そして、爆弾を投げる。
3つ。それぞれ違う位置に投げて逃げ場を無くす。

「馬鹿だよー」
金木犀は逃げ場を失い爆弾が直撃した。




だが、、





「は???死ぬわけないやろww
ワロタwww」


「私にはこの防弾服がある訳!
分かるかな??」


「う、、、なんて不利なんだよー。」

「はいはーーーい!死んでね!」

「ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!」
5発撃った。
それも、桜を囲むように。逃げ場はない。


でも、、

桜は諦めない。
咄嗟に見つけたもの目掛けて走った。
「これは、、、!」

盾だった。
直ぐに取り、体を縮こませて爆風をしのいだ。

「は???やるじゃんお前!!」

「ちょっとうるさい。黙るんだよー。」

「そんな、卑怯な能力使って恥ずかしくないのかだよー?大丈夫だよ???」

「死んで欲しいんだよー」

爆弾を投げた。

その数、、、


10個。

残り、26個。


その10個は、綺麗に金木犀の方へ向かっていった。

「は???そんなんで殺せるわけないわ??」

「ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!ボカンッ!」


「え、、、、?」


そこには、防弾服が破れていた金木犀の姿があった。

「は??なんで、、訳わかんないし、、」


「トドメだよ~!」

爆弾を投げた。

その数、、20個。。。
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