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最終章

未知の領域。

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爆弾が20個。
私の元へきた。

死ぬと思った私は賭けた。
桜は、まだ爆弾を持っているはず、そして、爆発に対抗できるようなものを持っているかもしれない。

桜の手にある2つの爆弾が目に入った。
どっちでもないかもしれない。

でも、これは賭けるしかない。

「スティール!!!!!!!」

手にものを感じた瞬間、
ピンを抜いて下に落とし、
上のジャンプで届くぐらいの枝につかまった。


死にたくない。
やだ。
絶対にやだ。

その言葉がグルグルと脳内に響く。

目を開けようとする。
その先は死者の世界なのかもしれない。
しょうがない。
しょうがない。

言い聞かせる。

「えっ。」

地面が抜け落ちていた。

そこに、桜の姿はない。

そして、意識が回復する。
「痛い。」
左足の膝から下が無くなっていた。

今ある力を振り絞って木の上に登った。

「うう、、痛い。死ぬ、」
「止血しないと。」

金木犀は、自分のボロボロの防弾着の布を切り止血した。
その布はどんどん赤くなっていく。
桜はどこにいったのだろう。

木もそうそう長く持たないだろう。
ギリギリ根を張っている状態だったが傾いていた。

金木犀はあることに気づいた。

「何これ。
この気に空洞が。」

金木犀の登った木は太かった。
そして、その中に入った。

「き、、機械??
もしかして。。」

「エレベーター?」

1人が入れるかもギリギリのエレベーターがそこにはあった。

ボタンはなく、のっそりと下へ下がる。

下...???

下は地面が抜け落ちてるところなはず、、

まだまだ下がる。

さすがにここまで深く抜け落ちてはいない。

「どこ行くの。。」

「カッチーン。」

音がなり、ドアが開いた。

「何ここ。どういうこと?」

そこにはたくさんのエレベーターがあり、真ん中にはインフォメーションカウンターのようなものがあり、エレベーターには、番号が振られていてどの番号がどこに行くのか書いていた。
そして、全体図もあった。

「なんなのここ、、え??」

インフォメーションカウンターのような所を漁っていると、医療器具があった。

説明書きが書かれていてあらゆる怪我に対処できるようになっていた。

金木犀は、指示どうりに止血していく。

彼女の痛む声が響き渡る。

そして、ようやく止血が終わった。
当然のように足がないわけで、歩くことが出来なくて、けんけん足で歩いていた。

だが、そこには、義足もあった。

すぐにはめた。

そして、少しやすんだ後にどのエレベーターで向かうか決めた。
エレベーターの数は、12個ある。

そのうち6個は修理中になっていた。
どうやら、奇数のところは使えないらしい。

金木犀が来たのは2番だった。

そして、神社の近くに出る、8番のところに入った。


そのエレベーターに乗ってる途中、

「ガサッ。」

と音がしたと同時に、
防弾着と銃とリュックと銃弾がでてきた。

それを身につけ、ドアが空いた。


そこは、神社と.....






















向日葵だった。

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