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1章 婚約破棄という名の終わり、出会いという名の始まり
5-手紙の内容
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今朝、手紙が送られてきた。内容は王太子とリリスの末路についてだった。
~~∴~~
やあ、王太子の弟のルイスだ。
君の元婚約者と、その浮気相手の断罪が昨日行われたので手紙で悪いけど伝えさせてもらうよ。
まず、王太子からだ。
彼は君が婚約者の頃好き放題やっていたみたいだね。
そしてその尻拭いは全て君に押し付けて。
暴言も吐かれていたんだろう?相当精神に堪えただろう。それなのに頑張った君はすごいと思う。
神の天恵であり使者である君に暴言を吐いた彼は、大衆の前でリリスとまぐわっているところを晒されて元からなかった株が大暴落。その夜に、それに懲りず君の陰口を叩きながらまぐわった彼のソレが激痛を伴って小さくなった。
これには流石の僕も笑ってしまったよ。
次はリリスについてだ。
リリスは、婚約者を剥奪した罪で性奴隷落ち。絶倫で有名な隣国の通称「老いぼれ絶倫男爵」の方に買われたみたい。
それだけなんだけど、王太子の話には後日談があってね。
王太子………兄は追放されたんだ。
まあ、陛下と王妃に暴言を吐いたからね。
だから僕が王太子になったんだ。
メロアも喜んでくれてて、本当にあのアホが国の父にならなくてよかったよ
~~∴~~
「……ふっ、これは傑作だ」
「是非ともその場面を録画していてほしかったですね」
「………中々腹黒いね、ラファエルって」
「まあ、嫌いな相手が断罪されるのを見て悪い気しないですしね」
「ラファエル・アンジュ。
お前には我の嫁になってほしい」
「………?」
ヨメ?yome?お嫁さん?会って1時間も経ってない人に?
「あー…丁重にお断りしますー………」
「そう言うな。時間はいくらでもある。
互いを知りながら我と共に悠久の時を過ごそう」
「…」
愛想笑いを張り付けたまま固まった私は果たして異常なのだろうか。
「お言葉ですが、私はまだそういうものに…」
コンコン
「ラファエル。入ってもいい?」
外からアズラーイールさんの声が聞こえる。
「はい!パズズさんとベルゼブブさんいますけど、それでもよかったら」
「じゃ、お邪魔するね」
手早くお茶の支度をする。
「あ、ありがとう」
「お口に合えばいいんですが」
「………!おいしい…!
また飲みに来ていい?」
「ええ、アズラーイールさんさえ宜しければ是非」
即席で良かったのか。
…まあお世辞だと思うけど、褒められると気分がいいよね。嬉しいって言うのかな?それもちょっと違う気がするけど。
「それで、何の話してたの?なんか花嫁とか聞こえたけど…気のせい?」
何だろう、一瞬空気が凍ったような…。
「それが何か問題でも?」
対して、余裕の笑みを浮かべてアズラーイールさんの言った事を鼻で笑い肯定するベルゼブブさん。
どうして火花を散らしているんですか…。
と出かけた口を押さえる。
だってまだ死にたくないし。
でもあの中に口を突っ込めば間違いなく死ぬし。
そう言い訳しながら「お礼」と称したアズラーイールさんの淹れたお茶をまったり飲んでいた。
~~∴~~
やあ、王太子の弟のルイスだ。
君の元婚約者と、その浮気相手の断罪が昨日行われたので手紙で悪いけど伝えさせてもらうよ。
まず、王太子からだ。
彼は君が婚約者の頃好き放題やっていたみたいだね。
そしてその尻拭いは全て君に押し付けて。
暴言も吐かれていたんだろう?相当精神に堪えただろう。それなのに頑張った君はすごいと思う。
神の天恵であり使者である君に暴言を吐いた彼は、大衆の前でリリスとまぐわっているところを晒されて元からなかった株が大暴落。その夜に、それに懲りず君の陰口を叩きながらまぐわった彼のソレが激痛を伴って小さくなった。
これには流石の僕も笑ってしまったよ。
次はリリスについてだ。
リリスは、婚約者を剥奪した罪で性奴隷落ち。絶倫で有名な隣国の通称「老いぼれ絶倫男爵」の方に買われたみたい。
それだけなんだけど、王太子の話には後日談があってね。
王太子………兄は追放されたんだ。
まあ、陛下と王妃に暴言を吐いたからね。
だから僕が王太子になったんだ。
メロアも喜んでくれてて、本当にあのアホが国の父にならなくてよかったよ
~~∴~~
「……ふっ、これは傑作だ」
「是非ともその場面を録画していてほしかったですね」
「………中々腹黒いね、ラファエルって」
「まあ、嫌いな相手が断罪されるのを見て悪い気しないですしね」
「ラファエル・アンジュ。
お前には我の嫁になってほしい」
「………?」
ヨメ?yome?お嫁さん?会って1時間も経ってない人に?
「あー…丁重にお断りしますー………」
「そう言うな。時間はいくらでもある。
互いを知りながら我と共に悠久の時を過ごそう」
「…」
愛想笑いを張り付けたまま固まった私は果たして異常なのだろうか。
「お言葉ですが、私はまだそういうものに…」
コンコン
「ラファエル。入ってもいい?」
外からアズラーイールさんの声が聞こえる。
「はい!パズズさんとベルゼブブさんいますけど、それでもよかったら」
「じゃ、お邪魔するね」
手早くお茶の支度をする。
「あ、ありがとう」
「お口に合えばいいんですが」
「………!おいしい…!
また飲みに来ていい?」
「ええ、アズラーイールさんさえ宜しければ是非」
即席で良かったのか。
…まあお世辞だと思うけど、褒められると気分がいいよね。嬉しいって言うのかな?それもちょっと違う気がするけど。
「それで、何の話してたの?なんか花嫁とか聞こえたけど…気のせい?」
何だろう、一瞬空気が凍ったような…。
「それが何か問題でも?」
対して、余裕の笑みを浮かべてアズラーイールさんの言った事を鼻で笑い肯定するベルゼブブさん。
どうして火花を散らしているんですか…。
と出かけた口を押さえる。
だってまだ死にたくないし。
でもあの中に口を突っ込めば間違いなく死ぬし。
そう言い訳しながら「お礼」と称したアズラーイールさんの淹れたお茶をまったり飲んでいた。
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