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肯定
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詩音と初めての後、詩音は疲れて寝てしまい私はテレビを見ていたが18時を回る前頃に晩御飯を作ろうとキッチンの方へ移動した。ご飯は19時頃に炊けるようセットしていた為、何を作ろうか悩んでいると詩音が起きてきた。
「詩音、おはよう」
「おはよう」
改めて詩音を見ると少し照れくさいなと感じたが幸せだと思った。ちょうど詩音が起きてきたので何が食べたいか聞いてみた。
「詩音、晩御飯何食べたい?」
「優希が作るの?」
「うん、そのつもり。作れそうなのはカレーとシチューと肉じゃが辺りかな~」
「なんか、肉じゃがだけ違うくない?」
「簡単なやつだから」
「そうなんだ?シチューがいいかな」
「了解~、そっちでテレビ見ててもいいし、シャワー浴びて来てもいいよ」
「うん、ありがとう」
そう言うと詩音はリビングの方へ行き私がさっきまで見ていたテレビを見始めた。シチューが出来たので詩音を呼んだ。
「詩音、出来たから運んで!」
「分かった!」
そう言ってシチューとご飯を運んで冷蔵庫に入っていた漬物を食べようとテーブルの上に置いた。
「美味しそう!」
「食べてみて、口に合えばいいけど」
そう言うと詩音はシチューを掬って食べ始めた。特に隠し味とかする訳でもないので大丈夫だとは思うけどお母さん以外に食べてもらうのは初めてなので緊張した。
「美味しよ!」
「本当?良かった~」
「優希は料理出来るんだね!」
「まぁ少ししか出来ないけどね。」
「私は出来ないから、十分すごいよ!」
「ありがとう!」
改めて言われる恥ずかしいなと思ったが嬉しかった。詩音は出来ないと言っていてそうなんだと思った。晩御飯を食べて片付けを一緒にしてお風呂を沸かせた。
「お風呂沸いたから先に入っていいよ」
「優希はまた入るの?」
「さっきはシャワーだけだったから、ちゃんと洗いたいし」
「そっか、じゃあ先に入るね」
「うん」
そう言って詩音はお風呂に入りに行った。意外と詩音と普通に話せていてホッとしていた。30分くらいして詩音が戻ってきたので、ドライヤーを渡してお風呂に入る。
お風呂から出て自分の部屋へ行きベッドのシーツを替えてからリビングへ戻ると詩音がドライヤーを持って前に座るよう促して来た。
「優希、ここ座って!乾かしてあげる!」
「ありがとう」
そう言い詩音の前に座り乾かしてもらった。乾かし終わって2人でソファに座り話していると朝の話を詩音がしてきた。
「優希は初めてだったの?」
「え?は、初めてだったよ?」
「本当に?嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ!詩音の方が慣れてたじゃん!」
「・・・」
「え?詩音?初めてじゃなかったの?」
「・・・」
詩音は私が初めてか疑ってきたが詩音の方が手馴れていたので言うと詩音は黙って目を逸らした。
「詩音?なんで黙っているの?黙っているのは肯定って言うんだよ?」
「・・・初めてでは無いです。」
「ふーん、別にいいけどねー」
「怒ってる?」
「怒ってない、悔しいだけ」
「ごめんね」
「謝るのは違うでしょ」
「そう、だね。」
詩音は初めてでは無いと聞いて悔しいと思った。でも、私は高校で詩音と出会った為それまでに詩音と出会った人が私みたいに好きになってもおかしくは無いと思っていたがやっぱり悔しかった。
「もう遅いし寝ようかな」
「まだ23時だよ?」
「詩音は寝てたから眠くないんでしょ」
「だって」
「私は寝るよ!ほらベッド行こ!」
戸締りを確認してから詩音の腕を引っ張って部屋へと入りベットに入った。私は朝ので既に疲れていたため眠くベッドに入ったら寝れそうで、寝れない詩音が引っ付いていても余裕で寝れそうだったのでそのまま寝た。
「詩音、おはよう」
「おはよう」
改めて詩音を見ると少し照れくさいなと感じたが幸せだと思った。ちょうど詩音が起きてきたので何が食べたいか聞いてみた。
「詩音、晩御飯何食べたい?」
「優希が作るの?」
「うん、そのつもり。作れそうなのはカレーとシチューと肉じゃが辺りかな~」
「なんか、肉じゃがだけ違うくない?」
「簡単なやつだから」
「そうなんだ?シチューがいいかな」
「了解~、そっちでテレビ見ててもいいし、シャワー浴びて来てもいいよ」
「うん、ありがとう」
そう言うと詩音はリビングの方へ行き私がさっきまで見ていたテレビを見始めた。シチューが出来たので詩音を呼んだ。
「詩音、出来たから運んで!」
「分かった!」
そう言ってシチューとご飯を運んで冷蔵庫に入っていた漬物を食べようとテーブルの上に置いた。
「美味しそう!」
「食べてみて、口に合えばいいけど」
そう言うと詩音はシチューを掬って食べ始めた。特に隠し味とかする訳でもないので大丈夫だとは思うけどお母さん以外に食べてもらうのは初めてなので緊張した。
「美味しよ!」
「本当?良かった~」
「優希は料理出来るんだね!」
「まぁ少ししか出来ないけどね。」
「私は出来ないから、十分すごいよ!」
「ありがとう!」
改めて言われる恥ずかしいなと思ったが嬉しかった。詩音は出来ないと言っていてそうなんだと思った。晩御飯を食べて片付けを一緒にしてお風呂を沸かせた。
「お風呂沸いたから先に入っていいよ」
「優希はまた入るの?」
「さっきはシャワーだけだったから、ちゃんと洗いたいし」
「そっか、じゃあ先に入るね」
「うん」
そう言って詩音はお風呂に入りに行った。意外と詩音と普通に話せていてホッとしていた。30分くらいして詩音が戻ってきたので、ドライヤーを渡してお風呂に入る。
お風呂から出て自分の部屋へ行きベッドのシーツを替えてからリビングへ戻ると詩音がドライヤーを持って前に座るよう促して来た。
「優希、ここ座って!乾かしてあげる!」
「ありがとう」
そう言い詩音の前に座り乾かしてもらった。乾かし終わって2人でソファに座り話していると朝の話を詩音がしてきた。
「優希は初めてだったの?」
「え?は、初めてだったよ?」
「本当に?嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ!詩音の方が慣れてたじゃん!」
「・・・」
「え?詩音?初めてじゃなかったの?」
「・・・」
詩音は私が初めてか疑ってきたが詩音の方が手馴れていたので言うと詩音は黙って目を逸らした。
「詩音?なんで黙っているの?黙っているのは肯定って言うんだよ?」
「・・・初めてでは無いです。」
「ふーん、別にいいけどねー」
「怒ってる?」
「怒ってない、悔しいだけ」
「ごめんね」
「謝るのは違うでしょ」
「そう、だね。」
詩音は初めてでは無いと聞いて悔しいと思った。でも、私は高校で詩音と出会った為それまでに詩音と出会った人が私みたいに好きになってもおかしくは無いと思っていたがやっぱり悔しかった。
「もう遅いし寝ようかな」
「まだ23時だよ?」
「詩音は寝てたから眠くないんでしょ」
「だって」
「私は寝るよ!ほらベッド行こ!」
戸締りを確認してから詩音の腕を引っ張って部屋へと入りベットに入った。私は朝ので既に疲れていたため眠くベッドに入ったら寝れそうで、寝れない詩音が引っ付いていても余裕で寝れそうだったのでそのまま寝た。
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