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見られた
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次の日の朝、私は目覚ましより先に暑苦しさで目が覚めた。目を覚ますと私に抱き着いた状態で寝ている詩音がいて、2度寝も出来ないなと思い詩音を起こさないように静かにベッドを出て朝食の用意をした。今日は学校があるため、詩音は家から一緒に通学する予定で制服も持ってきていた。
朝食も用意できて起きる時間になった為、詩音を起こしに部屋に入る。
「詩音!朝だよ!」
「んー、まだ寝る~」
「せっかく一緒に登校出来るのに別々で登校するんだね?」
「起きる!起きた!おはよう!」
「おはよう!」
一緒に登校しないのかと言ったら詩音は飛び起きたのでそのまま朝食を取りそれぞれ着替えて準備をして家を出て学校へ向かう。学校に着いたら校舎が違うため詩音とは別れた。
午前中の授業が終わってお昼を食べようと詩音と合流して特別棟に上がって行った。今日は外で食べようと話していて照先輩にも伝えていた。階段を上がると先輩たちが見えた。
優希「照先輩、飛鳥先輩!お疲れ様です!」
詩音「お疲れ様です!」
飛鳥「2人ともお疲れ様~」
照「おつ~、鍵開けとるよ」
優希「ありがとうございます。あの、照先輩なんで体操服なんですか?」
照「まぁ、色々あるんよ」
優希「?」
照先輩と飛鳥先輩が見えたので挨拶をしたがよく見ると照先輩は体操服のジャージを着ていたため聞いてみたが、理由ははぐらかされてしまった。
詩音と屋上に出て久しぶりに2人でお昼を食べて少しゆっくりと過ごした。昼休みが終わり、午後の授業を受けて部活の時間になったので部室へと向かい入ると照先輩がちょうど着替えていた。
「照先輩、お疲れ様です」
「おつかれ~」
「体操服でやる訳じゃないんですね?」
「まぁ、今は一応制服代わりやからなぁ」
「そうなんですね?」
「うん」
そんな話をしながら私も着替えようと制服を脱いでいると照先輩に見られていた。
「あ、あの、照先輩、そんなに見られると恥ずかしいんですけど・・・」
「あぁ、ごめん。優希、他の人が居る時に着替えん方がいいよ?」
「え?な、なんでですか?」
「え?気付いてないん?右の鎖骨あたりのやつ」
「え?」
「・・・着替えたらトイレで見れば」
照先輩が何を言っているか分からなかったが着替えてからトイレに向かい鏡で右の鎖骨あたりを見た。すると、鎖骨あたりが赤くなっている部分があってすぐにこれが何か分かった。
「え!?こ、これって!!」
思わず叫んでしまったがどっからどう見てもキスマークだった。私は詩音が付けたのだとは思ったがそれよりも照先輩に見られたという事実がとても恥ずかしかった。照先輩なら大丈夫だとは思うが帰りに話そうと考えながら体育館に戻ると詩音がいたので声を掛けた。
「詩音!」
「優希、おつかれ!」
「ねぇ!鎖骨のやつ!なんで付けたの!」
「あ、やっと気付いたんだ!朝気付くかと思ったら意外と気付かないんだね~」
「・・・見られた」
「え?」
「これ!見られたの!」
詩音は笑いながらいつ気付くのかと思っていたと言っていたので私は少し怒りながら見られたと言うと詩音が焦り始めた。
「だ、誰に!?ご、ごめん!?」
「・・・照先輩」
「照先輩?なら、安心だね。」
「怒ってるから、もう詩音と口聞かない!」
「えぇ!?ご、ごめんて!優希!?」
詩音は見られた相手が照先輩だと聞いて安心だと言った。
今回はたまたま照先輩だったがもしかしたら別の人だったかもしれないのに他人事の様に笑っていて私は怒って詩音と口を聞かないと宣言してその場を離れて練習を始めた。詩音は近付いてきて謝って来たが私は許さないと思い聞き入れなかった。
朝食も用意できて起きる時間になった為、詩音を起こしに部屋に入る。
「詩音!朝だよ!」
「んー、まだ寝る~」
「せっかく一緒に登校出来るのに別々で登校するんだね?」
「起きる!起きた!おはよう!」
「おはよう!」
一緒に登校しないのかと言ったら詩音は飛び起きたのでそのまま朝食を取りそれぞれ着替えて準備をして家を出て学校へ向かう。学校に着いたら校舎が違うため詩音とは別れた。
午前中の授業が終わってお昼を食べようと詩音と合流して特別棟に上がって行った。今日は外で食べようと話していて照先輩にも伝えていた。階段を上がると先輩たちが見えた。
優希「照先輩、飛鳥先輩!お疲れ様です!」
詩音「お疲れ様です!」
飛鳥「2人ともお疲れ様~」
照「おつ~、鍵開けとるよ」
優希「ありがとうございます。あの、照先輩なんで体操服なんですか?」
照「まぁ、色々あるんよ」
優希「?」
照先輩と飛鳥先輩が見えたので挨拶をしたがよく見ると照先輩は体操服のジャージを着ていたため聞いてみたが、理由ははぐらかされてしまった。
詩音と屋上に出て久しぶりに2人でお昼を食べて少しゆっくりと過ごした。昼休みが終わり、午後の授業を受けて部活の時間になったので部室へと向かい入ると照先輩がちょうど着替えていた。
「照先輩、お疲れ様です」
「おつかれ~」
「体操服でやる訳じゃないんですね?」
「まぁ、今は一応制服代わりやからなぁ」
「そうなんですね?」
「うん」
そんな話をしながら私も着替えようと制服を脱いでいると照先輩に見られていた。
「あ、あの、照先輩、そんなに見られると恥ずかしいんですけど・・・」
「あぁ、ごめん。優希、他の人が居る時に着替えん方がいいよ?」
「え?な、なんでですか?」
「え?気付いてないん?右の鎖骨あたりのやつ」
「え?」
「・・・着替えたらトイレで見れば」
照先輩が何を言っているか分からなかったが着替えてからトイレに向かい鏡で右の鎖骨あたりを見た。すると、鎖骨あたりが赤くなっている部分があってすぐにこれが何か分かった。
「え!?こ、これって!!」
思わず叫んでしまったがどっからどう見てもキスマークだった。私は詩音が付けたのだとは思ったがそれよりも照先輩に見られたという事実がとても恥ずかしかった。照先輩なら大丈夫だとは思うが帰りに話そうと考えながら体育館に戻ると詩音がいたので声を掛けた。
「詩音!」
「優希、おつかれ!」
「ねぇ!鎖骨のやつ!なんで付けたの!」
「あ、やっと気付いたんだ!朝気付くかと思ったら意外と気付かないんだね~」
「・・・見られた」
「え?」
「これ!見られたの!」
詩音は笑いながらいつ気付くのかと思っていたと言っていたので私は少し怒りながら見られたと言うと詩音が焦り始めた。
「だ、誰に!?ご、ごめん!?」
「・・・照先輩」
「照先輩?なら、安心だね。」
「怒ってるから、もう詩音と口聞かない!」
「えぇ!?ご、ごめんて!優希!?」
詩音は見られた相手が照先輩だと聞いて安心だと言った。
今回はたまたま照先輩だったがもしかしたら別の人だったかもしれないのに他人事の様に笑っていて私は怒って詩音と口を聞かないと宣言してその場を離れて練習を始めた。詩音は近付いてきて謝って来たが私は許さないと思い聞き入れなかった。
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