20 / 51
第3章 蠢動
20: 凶悪
しおりを挟む
神無月が姿食堂に入った途端、店内に微妙な雰囲気が流れているのが判った。
その雰囲気の源は直ぐに判った。
それは店の奥まった壁際のテーブル席に座っている二人の男が醸し出している。
神無月は出来るだけ、そちらの方を見ないようにしてカウンター席に進んだが、そういった気配こそ、逆に相手を刺激するのかも知れない。
二人の男の若い方、いかにもいった風な派手なスカジャンを羽織った男と目があった。
神無月は、一目でこの男とは馬が合わないのが判った。
相手がどういう社会的立場であるとかないとかの理屈ではないのだ、世の中には、そういう男が一人や二人は必ずいる。
そしてそれは、相手にしてもそうなのだろう。
相手の男は神無月より一つか二つ年下のようだったが、もちろん、対等に、いや呑んでかかって神無月を睨み付けていた。
典型的なやくざの眼だった。
「おや、今夜は少し早いね。悪いな、今日もキョウの奴は、どっかへ飛んでいっちまったきりだ。」
「あっ別に、俺は親父さんの作ったもの喰いたいだけだから。」
神無月は、なんだか見透かされたような気になってドギマギした。
別に男同士でも、年齢が離れていても、気に入った相手は出来る筈で、例えば相手がこの親父の小学生の息子で自分に懐いていれば、その子の相手をしてやりたいと思うのは、不自然じゃないはずだと、神無月は無理矢理、自分を納得させた。
本当はキョウに、幼い頃見たハズキ姉ちゃんの姿を重ねていたはずだが、神無月は無理矢理、その記憶を封印していた。
「こんなしけた親父の作ったもんが、そんなに有り難いのか?半分は、できあいの冷凍もんだぜ。」
先ほど目と目があった男が、いつの間にか神無月の側に来ていて、カウンターの奥に首を突っ込みながら親父に注文をかけた。
まだ面と向かって、神無月に因縁をふっかけてくるつもりはないようだった。
「キチやん。半分冷凍モンとは聞き捨てならないな。ウチは4分の1くらいしか使ってないぜ。そこらのママさんたちより、ずっとましな筈だ。で、注文は決まったのかい?」
親父がのんびりと言った。
腹が据わっている。
それに親父はどうもこの男とは知り合いのようだった。
「片桐さんは、オムライスだ。俺は唐揚げ定食。先にオムライスを作ってくれ。オムライスの方は手ぇ抜くんじゃねえぞ。それとビール、もう一本追加だ。」
「あんたら、随分話し込んでたみたいだが、アテの追加はいいのかい?こっちは、レンジでチンしてるわけじゃないから、ちょっと時間がかかるよ。」
「、、、そうだな。別のはいい。さっきのどて焼き、もう少し貰おうか。」
「あいよ。」
親父が厨房に引っ込んだタイミングで、男は神無月の真横にどっかり座り込んだ。
無言の威圧だった。
親父がビールと、小口切りのネギを散らしたどて焼きをカウンターの上に置くと、男がそれを大きなアクションで受け取り、男の肘が神無月の腕に当たりそうになった。
神無月は意識的にそれを避けなかった。
ほんの数センチだけの空振りだった。
男は黙ったまま、ビールとどて焼きの入った中皿を持っていった。
「すまないね、お客さん。今度は、俺が向こうに運ぶからさ」と親父が小さく言った。
親父は、全て見ていたのだ。
「あー、俺もどて焼きもらおうかな、それとなんだか、うどんが食べたくなってきた。」
それから後、神無月は食事中にも、自分の背中に突き刺さるような視線を何度か感じた。
それはキチと呼ばれた男の、細い眉の下で鈍く光る白目がちの目から放たれるものだった。
だが神無月は、意地でも件の男達より先に、店を出ることはしまいと思い始めていた。
・・・・・・・・・
恭司には朴 美有香というガールフレンドがいる。
美有香は同じ高校生で、年齢は恭司よりひとつ年上だ。
最近、彼女は自分のクラス内で、隠すような事じゃないからと、あっけからんに在日朝鮮人宣言をしたという。
朴 美有香は性格がきつく、常に主導権を握らないと気がすまないタイプの女子でもある。
それに年頃の恋愛感覚がない。
在日を生きているから生活感覚がシビアなのだろうと恭司は思っている。
朴 美有香には、お花畑的な要素はまったくない。
恭司は基本的は性格がおっとりしているから、そんな美有香に、二人の付き合いをリードされても苦にはならなかった。
それに美有香は恭司と一緒ではない時は、まったく彼に干渉しようとは思わないようだ。
だから美有香は、恭司が時々、女装をするのを知っているが、その事については何も言わない。
若い男にとって、いつでもスポーツ的なセックスをさせてくれる女性は有り難かった。
彼女もそれを楽しんでいて、それをネチネチと、あれやこれやに結びつける事はないと思っていた。
だから美有香とのつきあいが続いているのかも知れない。
「いかへん、かったんやね?」
恭司が美有香の身体から離れると、美有香が不満げに言った。
ここは恭司の部屋だ、というより父親が帰ってこないから、自分以外は誰もいない恭司の家といってよかった。
「安全日なんやから、なかで出してもよかったのに」
恭司のペニスはもうすでに力を失っている。
いつもなら元気に射精して終わるのに、今日はどういうわけかフィニッシュを迎えられなかった。
自分はどちらかというと、ヘテロに近いバイセクシャルだと思っていたがそうではないようだった。
「ストレスかなんかなん?キョウ君の場合、馬鹿だからガッコさぼってる訳じゃないもんね、意外とナイーブだし、ま、仕方ないか。」
美有香はそそくさと衣服を身につけはじめた。
「ほんとは泊まっていきたいんやけど、用事があってアカへん、ゴメンね、」
美有香は恭司の口唇に軽くキスしてから、恭司の家から去っていった。
……ほら、やっぱり女の子とセックスしたほうが気持ちいいじゃないか、と、恭司はベッドに仰向けに寝そべったまま、自分に言い聞かせた。
……だが、美有香とのセックスが途中から、だんだんと気乗りしなくなってしまった理由は、恭司自身、よくわかっていた。
つい、あの夜の王との沸騰するような昂奮を思い出してしまう。
あのとき、恭司のペニスは今までに経験したことがないほど硬く勃起していた。
もうあと何回か、手指で擦りあげてやっていれば、恭司は自分自身でめくるめくような射精のエクスタシーに到達したはずだ。
王と寝ている、、たったそれだけの事で、、。
……知らず知らずのうちに、恭司は自分の下腹部に手を伸ばしてペニスを握りしめていた。
萎えていたものが再び勃立してきていた。
美有香とは中出ししても大丈夫な日だったので、生挿入していた。
だから、恭司のペニスには、粘つく美有香のものが付着している。
恭司はペニスから手を離し、鼻先に指を持ってきてその匂いを嗅いでみた。
女の子の匂いがする……、この匂いに興奮しなくなった自分はやっぱりノーマルな男じゃないんだ……美有香の女性器を思い浮かべてみたが、オスの本能が起動する気配はなかった。
再び、恭司は自分のペニスを握りしめた。
するとついつい王の事を考えてしまう。
「キョウのお尻は最高だ」と、王にほめてもらい、抱いて貰う。
そう想像した。
ああっ!
恭司は、瞬く間に頂点に昇りつめ、射精してしまっていた。
その雰囲気の源は直ぐに判った。
それは店の奥まった壁際のテーブル席に座っている二人の男が醸し出している。
神無月は出来るだけ、そちらの方を見ないようにしてカウンター席に進んだが、そういった気配こそ、逆に相手を刺激するのかも知れない。
二人の男の若い方、いかにもいった風な派手なスカジャンを羽織った男と目があった。
神無月は、一目でこの男とは馬が合わないのが判った。
相手がどういう社会的立場であるとかないとかの理屈ではないのだ、世の中には、そういう男が一人や二人は必ずいる。
そしてそれは、相手にしてもそうなのだろう。
相手の男は神無月より一つか二つ年下のようだったが、もちろん、対等に、いや呑んでかかって神無月を睨み付けていた。
典型的なやくざの眼だった。
「おや、今夜は少し早いね。悪いな、今日もキョウの奴は、どっかへ飛んでいっちまったきりだ。」
「あっ別に、俺は親父さんの作ったもの喰いたいだけだから。」
神無月は、なんだか見透かされたような気になってドギマギした。
別に男同士でも、年齢が離れていても、気に入った相手は出来る筈で、例えば相手がこの親父の小学生の息子で自分に懐いていれば、その子の相手をしてやりたいと思うのは、不自然じゃないはずだと、神無月は無理矢理、自分を納得させた。
本当はキョウに、幼い頃見たハズキ姉ちゃんの姿を重ねていたはずだが、神無月は無理矢理、その記憶を封印していた。
「こんなしけた親父の作ったもんが、そんなに有り難いのか?半分は、できあいの冷凍もんだぜ。」
先ほど目と目があった男が、いつの間にか神無月の側に来ていて、カウンターの奥に首を突っ込みながら親父に注文をかけた。
まだ面と向かって、神無月に因縁をふっかけてくるつもりはないようだった。
「キチやん。半分冷凍モンとは聞き捨てならないな。ウチは4分の1くらいしか使ってないぜ。そこらのママさんたちより、ずっとましな筈だ。で、注文は決まったのかい?」
親父がのんびりと言った。
腹が据わっている。
それに親父はどうもこの男とは知り合いのようだった。
「片桐さんは、オムライスだ。俺は唐揚げ定食。先にオムライスを作ってくれ。オムライスの方は手ぇ抜くんじゃねえぞ。それとビール、もう一本追加だ。」
「あんたら、随分話し込んでたみたいだが、アテの追加はいいのかい?こっちは、レンジでチンしてるわけじゃないから、ちょっと時間がかかるよ。」
「、、、そうだな。別のはいい。さっきのどて焼き、もう少し貰おうか。」
「あいよ。」
親父が厨房に引っ込んだタイミングで、男は神無月の真横にどっかり座り込んだ。
無言の威圧だった。
親父がビールと、小口切りのネギを散らしたどて焼きをカウンターの上に置くと、男がそれを大きなアクションで受け取り、男の肘が神無月の腕に当たりそうになった。
神無月は意識的にそれを避けなかった。
ほんの数センチだけの空振りだった。
男は黙ったまま、ビールとどて焼きの入った中皿を持っていった。
「すまないね、お客さん。今度は、俺が向こうに運ぶからさ」と親父が小さく言った。
親父は、全て見ていたのだ。
「あー、俺もどて焼きもらおうかな、それとなんだか、うどんが食べたくなってきた。」
それから後、神無月は食事中にも、自分の背中に突き刺さるような視線を何度か感じた。
それはキチと呼ばれた男の、細い眉の下で鈍く光る白目がちの目から放たれるものだった。
だが神無月は、意地でも件の男達より先に、店を出ることはしまいと思い始めていた。
・・・・・・・・・
恭司には朴 美有香というガールフレンドがいる。
美有香は同じ高校生で、年齢は恭司よりひとつ年上だ。
最近、彼女は自分のクラス内で、隠すような事じゃないからと、あっけからんに在日朝鮮人宣言をしたという。
朴 美有香は性格がきつく、常に主導権を握らないと気がすまないタイプの女子でもある。
それに年頃の恋愛感覚がない。
在日を生きているから生活感覚がシビアなのだろうと恭司は思っている。
朴 美有香には、お花畑的な要素はまったくない。
恭司は基本的は性格がおっとりしているから、そんな美有香に、二人の付き合いをリードされても苦にはならなかった。
それに美有香は恭司と一緒ではない時は、まったく彼に干渉しようとは思わないようだ。
だから美有香は、恭司が時々、女装をするのを知っているが、その事については何も言わない。
若い男にとって、いつでもスポーツ的なセックスをさせてくれる女性は有り難かった。
彼女もそれを楽しんでいて、それをネチネチと、あれやこれやに結びつける事はないと思っていた。
だから美有香とのつきあいが続いているのかも知れない。
「いかへん、かったんやね?」
恭司が美有香の身体から離れると、美有香が不満げに言った。
ここは恭司の部屋だ、というより父親が帰ってこないから、自分以外は誰もいない恭司の家といってよかった。
「安全日なんやから、なかで出してもよかったのに」
恭司のペニスはもうすでに力を失っている。
いつもなら元気に射精して終わるのに、今日はどういうわけかフィニッシュを迎えられなかった。
自分はどちらかというと、ヘテロに近いバイセクシャルだと思っていたがそうではないようだった。
「ストレスかなんかなん?キョウ君の場合、馬鹿だからガッコさぼってる訳じゃないもんね、意外とナイーブだし、ま、仕方ないか。」
美有香はそそくさと衣服を身につけはじめた。
「ほんとは泊まっていきたいんやけど、用事があってアカへん、ゴメンね、」
美有香は恭司の口唇に軽くキスしてから、恭司の家から去っていった。
……ほら、やっぱり女の子とセックスしたほうが気持ちいいじゃないか、と、恭司はベッドに仰向けに寝そべったまま、自分に言い聞かせた。
……だが、美有香とのセックスが途中から、だんだんと気乗りしなくなってしまった理由は、恭司自身、よくわかっていた。
つい、あの夜の王との沸騰するような昂奮を思い出してしまう。
あのとき、恭司のペニスは今までに経験したことがないほど硬く勃起していた。
もうあと何回か、手指で擦りあげてやっていれば、恭司は自分自身でめくるめくような射精のエクスタシーに到達したはずだ。
王と寝ている、、たったそれだけの事で、、。
……知らず知らずのうちに、恭司は自分の下腹部に手を伸ばしてペニスを握りしめていた。
萎えていたものが再び勃立してきていた。
美有香とは中出ししても大丈夫な日だったので、生挿入していた。
だから、恭司のペニスには、粘つく美有香のものが付着している。
恭司はペニスから手を離し、鼻先に指を持ってきてその匂いを嗅いでみた。
女の子の匂いがする……、この匂いに興奮しなくなった自分はやっぱりノーマルな男じゃないんだ……美有香の女性器を思い浮かべてみたが、オスの本能が起動する気配はなかった。
再び、恭司は自分のペニスを握りしめた。
するとついつい王の事を考えてしまう。
「キョウのお尻は最高だ」と、王にほめてもらい、抱いて貰う。
そう想像した。
ああっ!
恭司は、瞬く間に頂点に昇りつめ、射精してしまっていた。
0
あなたにおすすめの小説
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる