転生皇子の新生活

𝐍 𝐢 𝐚🐾

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本編 幼少期

108 ※強姦注意



 モニカは男に追いかけられながらも魔法を使って逃げ、アルフィーの元へ急いだ。


(どうして男性が後宮に……! 急がなければルーカス殿下が!)


 バタンッ!!


「シリル様!」


 モニカはルーカスの書斎の扉を思い切り開けて叫んだ。
 アルフィーはモニカの顔色が悪い事と後ろを追いかけてきた男を見て、状況を直ぐに理解し、男を捉えた。


「くそっ! 離しやがれ!」


「大人しくしておけ。私達はお主の口さえあればそれで十分だ」


 アルフィーが殺気を放ち男を脅すと、男は恐怖で縮み上がった。


「レノ、私は先に後宮へ向かう。急いで陛下を後宮までお連れしろ」


「畏まりました」


 モニカはアーサーの元へ急ぎ、アルフィーは男を騎士棟の外側にいた騎士に男を引き渡してから急いで後宮に向かった。






◇ ◇ ◇


 時は戻り、モニカがアルフィーの元へ向かってすぐの頃。


「おい、ゆっくりしていていいのか? さっきの女が人を連れて来たらすぐに捕まっちまうぞ」


「相手は女1人だ。直ぐに捕まえて戻って来るぜ。そんな事よりもこいつの顔、あの人よりも綺麗なんじゃねえか?」


 男はルーカスの顔を自分の方へと向かせて言う。


「確かにそうだな。肌も白いし、早く脱がそうぜ」


 ビリビリ!

 男達はルーカスの服を破り肌を露出させた。


「うわっ、ひっでー傷跡だな。それにガリガリじゃねえか」


「へへっ、それが逆にエロく見えるな」


「ははは、確かにそうだな」


 2人はルーカスの腹や胸にベタベタと触れていく。


 うぅ、気持ち…悪い。やだ、やめて……!


 ルーカスは2人から逃げる為に体に力を入れたが、鉛のように重たく、指先すらも動かせなかった。


 男達はルーカスのお尻を揉みながら、自分のズボンを脱いで下半身に触れる。


「1度で良いからガキを犯してみたかったんだよ。この話をもちかけてくれたあの人には感謝だぜ」


 やだやだやだ……! 触らないで!!

 パキパキッ!
 ルーカスがそう思った瞬間、ルーカスの魔力が膨れ上がり、自身の周りに分厚い氷の壁が出来た。


「なっ!? なんだよこれ!」


「なんで氷の魔法なんか使えんだよ!? 聞いてねえぞ!」


 バタンッ!


「お主ら、ここで何をしておる!」


 アルフィーは膨大な魔力を感じ、急いで部屋に向かい扉を開けた。


「なっ! あいつ! 逃げられやがったな!」


 男はアルフィーの姿を見て、攻撃を仕掛けた。しかし、アルフィーはそれよりも早く魔法を使用し、男達を押さえ付けた。そしてすぐにルーカスの方に話しかける。


「殿下! ご無事ですか!?」


 しかし、ルーカスからの返事は無い。アルフィーはルーカスがシュオールを引き起こしている事に気付いた。
 すぐに身に付けていた魔法を無効化する魔道具を氷に当てて、ルーカスが使った魔力よりも多い量の魔力を流し、氷を溶かした。



 バタバタ!

「ルーカス!」


 丁度アーサーとフレデリック、アレクサンダーが急いで部屋にやって来た。


 アーサーは直ぐにルーカスに近付く。


「遅くなってすまない、ルーカス」


「ゔぅっ、おえぇっ!! ごめ……な、さ、ごめ……」


 誰? やだよ、来ないで。お願い!!


 ルーカスは胃の中の物を全て吐き出し、体はぶるぶると小刻みに激しく震え、爪が食込み血が出る程強く自身の体を引っ掻いた。


「ルーカス、私が分かるか? 父様だ」


「と……う、さま?」


 アーサーはルーカスの返事を聞いてから、ゆっくりとルーカスに手を伸ばした。
 ルーカスはアーサーの事を認識した。しかし、その直後に前世での母親の記憶が頭に巡る。


『男に体を触らせるなんて穢らわしい。翼や角があるだけでなく、体まで穢れているなんて、九条家の恥さらしね』


 ああ、汚い。穢らわしい。駄目だよ、触れてはいけない。父様の手が穢れてしまう。


 バシッ!

 ルーカスは無意識にアーサーの手を弾いた。


「あっ、ちが…ごめん、なさい……!」


「悪い、私の配慮が足りなかった。落ち着くまで少し待とう」


 アーサーは、ルーカスが自分を怖がったと思い、少しの距離を取った。


「アレク、男達は?」


「縛っておりますが、恐怖心からか気を失っております」


「ならば──……」


 ああ、どうしよう。折角父様が手を伸ばしてくれたのに、弾いてしまった……。どうしよう、どうしよう、父様に嫌われる……!


 パキパキッ!

 ルーカスの周りが一瞬で凍り、部屋の壁までどんどんと凍っていく。


「っ! ルーカス!」


 アーサーは急いで持っていた魔力封じの腕輪をルーカスの腕にはめた。魔力は直ぐに収まりルーカスは意識を失った。


 バサァ!!


「っ! 翼と角が」


「気を失った事で出てきたんだろう。一先ず殿下を部屋まで運ぶのが先だ」


 アーサーはルーカスを抱えて、ルーカスの部屋へと連れていった。







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