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第三章 水門都市編
第二話「後悔と弔い」
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霊碑神殿に着いた一行が墓碑の前で黙祷を捧げていると、一人の少女が現れた。
「こんにちは。あなたたちは…」
薄い緑の瞳をした長耳の少女は、片手に花を持っている。
「俺たちは…スティングレイの最期を…。彼に命を助けてもらった」
「そう…だったんですね。スティン、今度救うことができたんだ…」
「私はリィア=スプラウト。ナディア水没林のフォレストエルフの末裔で、スティングレイは亡き兄の親友でした」
少女はジュドたちにここへ来た目的を話し始めた。
兄の親友であったスティングレイの訃報を聞き、弔いに来ていたこと。彼の最期を聞きに来たこと。
一通り話終えた後、ジュドたちにこう言った。
「私はジュドさんたちに感謝しています。スティンは兄を守れなかったことをすごく後悔していました。あの日から彼は森の奥に封印されていた槍に手を出し、〝禁忌〟と呼ばれてしまうようになりました」
「そんな彼を私は止めることができず…」
「でも…私、安心したんです。最期の最期に誰かを守ることができたんだって…」
少女は涙を拭って、ジュドたちの方を向く。
「彼の死で、みなさんが歩みを止めることはきっと彼自身も望んでないはずです…!」
そう言って、五人に優しく微笑みかけた。
スティングレイの足枷になってしまっていたことを後悔していたジュドの中で何かが和らぐ。
「今日はありがとうございました。みなさんの今後の活躍を陰ながら応援しています」
深々とお辞儀をした後、少女は亡き友人の包帯を抱え、故郷へと帰っていく。
◇ ◇ ◇
その夜、ジュド、モーリス、ダグラスは男だけで酒場に来ていた。
「あんなことがあって、二人は大丈夫なのか?」
すでにジュドは酒気を帯びていた。
現地の酒が入ったグラスを片手に、同行している二人へと尋ねる。
「俺も故郷で戦士としての研鑽を積んでいた時、多くの仲間を失っている。砂漠という危険な環境下ではそれが当たり前だったんだ。一族では死というものは戦士の誇りだと教えられてきた。戦士として死んでいくということは誰かを守るということだ。だから悔いるものではない」
ダグラスは過酷な環境で生き抜いてきた経験がある。
家から飛び出したばかりのジュドと違い雰囲気が落ち着いていた。
「ダグラスとはちと違うが、わしも同感じゃ。気にしないではなく、散っていった彼らを忘れてやらんことが大事じゃと思うぞ」
王国以外の土地では魔物のレベルも高く、過酷な環境下で生活を強いられる為、二人は死に対して冷静だった。
「その傷、まだ癒えておらんのじゃろ?まずはその傷を治すところからじゃな」
「こんな傷、すぐに治るから大丈夫だ」
強がるジュドにダグラスは喝を入れる。
「前衛はパーティーの基盤だ。傷はしっかり治しておけ」
「わかったよ…その代わりもう少し付き合ってくれ」
三人の話は夜が更けるまで続いた。
一方その頃、システィとルシアは部屋に残っていた。
「ジュドさん、大丈夫でしょうか?」
ルシアは心配そうに杖についた魔石を手入れしている。
「ついていかなくても良かったんですか…?てっきりシスティさんが一番心配してると思ってました」
「そりゃ…まあ。心配はしてるわ。でも男だけで話したいこともあるだろうから、ついてくのは野暮でしょ」
システィは窓の外を見て、ため息をこぼす。
「でも、あいつは必ず乗り越えるわ。伊達に腐れ縁を続けてるわけじゃないのよ」
「ふふ、そうですね。あの時もジュドさんは諦めませんでしたからね」
二人はクスっと笑う。
「さてと、私たちも女子会でもしましょ!何か買いにいくわよ」
「はい!」
宿では女たちが男三人の愚痴をつまみに盛り上がっていたのであった。
◇ ◇ ◇
朝になった頃、ジュドは全員を集めた。
昨夜とは違い、真剣な表情でジュドは四人に問いかける。
「今、俺たちの知らないところで何が起こっているのか。それを俺はこの目で確かめたいと思ってる。どんな困難が待ち受けているか想像もできない。それでも俺は…わがままかもしれないが、みんなについて来て欲しい」
「でも、もし…」
続きの言葉を言おうとするが臆してしまう。
「まさか、ここで抜けてもいい。なんて言おうとしてるバカはいないわよね?」
システィが言葉を遮り、他の三人へと振り返る。
ルシアたちは顔を見合わせたあと頷き、こちらを向き直す。
「私はまだまだ、みなさんと旅がしたいです…!」
「俺もここで降りるつもりはない。最強の戦士になると一族に誓ったからな」
「わしもお供するぞ。この旅の先が気になって夜も眠れんからな」
全員の意志は既に固まっていた。
「みんな…ありがとう」
ジュドはホッと息をつく。
「向かうは〝水門都市フィオーネ〟だ」
次の目的地を決め、一行は獣車を一頭借りた後、地底都市を出ようとしていた。
「冒険者の方々!少々お待ちを~!」
後ろから大荷物を持ったドワーフが走ってきた。
「はぁ…はぁ…。この街をお救いいただきありがとうございます。商店で鍛冶師をやっているダジンバルと申しますぞ。我ら商店区画に主神様より勅命が入りましてな。これはわしら街の職人からのせめてものお礼です」
大きな袋からは五人分の武具や防具が溢れ出てきた。
「これを俺たちに…?」
確かによく見てみると、ジュドたちの装備はかなり摩耗しており、摩耗していた。替え時かもしれない。
「ええ!お代は結構です。武具や防具には付与魔術を施しておきましたので、きっと皆様の冒険の役に立つと思いますぞ!」
ダジンバルは自信満々にニカっと笑う。
「すまんの、ダジンちゃん。感謝する」
礼を言うモーリスに対して、満面の笑みで答える。
「何を言うておるんじゃ!わしらにはこのくらいのことしかできんからな。モーリスちゃんも達者でな」
ダジンバルは旧友の肩を叩く。
ジュドたちは装備を新調しダジンバルに改めて感謝を伝えた後、地底都市から地上へと繋がる坂道を上がっていった。
◇ ◇ ◇
「あの者たちに別れの挨拶を伝えなくて良かったのですか?」
ザカハールと地底神ラースは岩盤神殿から彼らを見送る。
「よい。我が向かうとあやつらは萎縮してしまうからな」
「なるほど、確かに主神の前では緊張するのも無理はない。主も粋な計らいをなさる」
どこか誇らしげな地底神を見てザカハールは笑う。
「ところで、主の未来視で今回の件を予知すれば良かったのでは?」
地を司る善神の固有権能である〝未来視〟。地霊に語りかけ、ある程度先の未来を見ることができるものだ。
地底神は顎に手を当て、遠くを見る。
「我の未来視に全盛期ほどの力はない、今は視えて数分先だ。神殿で戦闘が始まったと思われた時に我の未来視があやつらに届いたが、その時あやつらは”死んでいた”」
「だが…あやつらは生きて帰ってきた」
ザカハールは驚いた様子で聞き返す。
「主の予知が外れた?…そんなことがあり得るのですか?」
未来視とは本来予想された未来を視ることができるもので、その事象が確定することを表した力ではない。
だが、この世界の大地を支配していた地底神の未来視は通常の物とは違い、確定した未来を見据えることができる。
「わからぬ。だが、〝未来〟とは本来は絶対ではなく、数多在りうる可能性の一つに過ぎないのだ」
「因果が書き変わったということですか…」
「真偽は定かではないが、それをあり、我はあやつらに真実を話そうと思った」
地底神はかつて契りを交わした亡き旧友を思い出し、光刺さぬ地中で天を仰ぐ。
邪神教の襲撃による街への被害は微々たるものだが黒石神殿は天蓋を破られ、神殿は崩壊してしまった。
街が元の状態を取り戻すにはまだまだ時間がかかるだろう。
遠くのジュドたちが視えなくなった後、二人は事後処理の公務を再開する。
「こんにちは。あなたたちは…」
薄い緑の瞳をした長耳の少女は、片手に花を持っている。
「俺たちは…スティングレイの最期を…。彼に命を助けてもらった」
「そう…だったんですね。スティン、今度救うことができたんだ…」
「私はリィア=スプラウト。ナディア水没林のフォレストエルフの末裔で、スティングレイは亡き兄の親友でした」
少女はジュドたちにここへ来た目的を話し始めた。
兄の親友であったスティングレイの訃報を聞き、弔いに来ていたこと。彼の最期を聞きに来たこと。
一通り話終えた後、ジュドたちにこう言った。
「私はジュドさんたちに感謝しています。スティンは兄を守れなかったことをすごく後悔していました。あの日から彼は森の奥に封印されていた槍に手を出し、〝禁忌〟と呼ばれてしまうようになりました」
「そんな彼を私は止めることができず…」
「でも…私、安心したんです。最期の最期に誰かを守ることができたんだって…」
少女は涙を拭って、ジュドたちの方を向く。
「彼の死で、みなさんが歩みを止めることはきっと彼自身も望んでないはずです…!」
そう言って、五人に優しく微笑みかけた。
スティングレイの足枷になってしまっていたことを後悔していたジュドの中で何かが和らぐ。
「今日はありがとうございました。みなさんの今後の活躍を陰ながら応援しています」
深々とお辞儀をした後、少女は亡き友人の包帯を抱え、故郷へと帰っていく。
◇ ◇ ◇
その夜、ジュド、モーリス、ダグラスは男だけで酒場に来ていた。
「あんなことがあって、二人は大丈夫なのか?」
すでにジュドは酒気を帯びていた。
現地の酒が入ったグラスを片手に、同行している二人へと尋ねる。
「俺も故郷で戦士としての研鑽を積んでいた時、多くの仲間を失っている。砂漠という危険な環境下ではそれが当たり前だったんだ。一族では死というものは戦士の誇りだと教えられてきた。戦士として死んでいくということは誰かを守るということだ。だから悔いるものではない」
ダグラスは過酷な環境で生き抜いてきた経験がある。
家から飛び出したばかりのジュドと違い雰囲気が落ち着いていた。
「ダグラスとはちと違うが、わしも同感じゃ。気にしないではなく、散っていった彼らを忘れてやらんことが大事じゃと思うぞ」
王国以外の土地では魔物のレベルも高く、過酷な環境下で生活を強いられる為、二人は死に対して冷静だった。
「その傷、まだ癒えておらんのじゃろ?まずはその傷を治すところからじゃな」
「こんな傷、すぐに治るから大丈夫だ」
強がるジュドにダグラスは喝を入れる。
「前衛はパーティーの基盤だ。傷はしっかり治しておけ」
「わかったよ…その代わりもう少し付き合ってくれ」
三人の話は夜が更けるまで続いた。
一方その頃、システィとルシアは部屋に残っていた。
「ジュドさん、大丈夫でしょうか?」
ルシアは心配そうに杖についた魔石を手入れしている。
「ついていかなくても良かったんですか…?てっきりシスティさんが一番心配してると思ってました」
「そりゃ…まあ。心配はしてるわ。でも男だけで話したいこともあるだろうから、ついてくのは野暮でしょ」
システィは窓の外を見て、ため息をこぼす。
「でも、あいつは必ず乗り越えるわ。伊達に腐れ縁を続けてるわけじゃないのよ」
「ふふ、そうですね。あの時もジュドさんは諦めませんでしたからね」
二人はクスっと笑う。
「さてと、私たちも女子会でもしましょ!何か買いにいくわよ」
「はい!」
宿では女たちが男三人の愚痴をつまみに盛り上がっていたのであった。
◇ ◇ ◇
朝になった頃、ジュドは全員を集めた。
昨夜とは違い、真剣な表情でジュドは四人に問いかける。
「今、俺たちの知らないところで何が起こっているのか。それを俺はこの目で確かめたいと思ってる。どんな困難が待ち受けているか想像もできない。それでも俺は…わがままかもしれないが、みんなについて来て欲しい」
「でも、もし…」
続きの言葉を言おうとするが臆してしまう。
「まさか、ここで抜けてもいい。なんて言おうとしてるバカはいないわよね?」
システィが言葉を遮り、他の三人へと振り返る。
ルシアたちは顔を見合わせたあと頷き、こちらを向き直す。
「私はまだまだ、みなさんと旅がしたいです…!」
「俺もここで降りるつもりはない。最強の戦士になると一族に誓ったからな」
「わしもお供するぞ。この旅の先が気になって夜も眠れんからな」
全員の意志は既に固まっていた。
「みんな…ありがとう」
ジュドはホッと息をつく。
「向かうは〝水門都市フィオーネ〟だ」
次の目的地を決め、一行は獣車を一頭借りた後、地底都市を出ようとしていた。
「冒険者の方々!少々お待ちを~!」
後ろから大荷物を持ったドワーフが走ってきた。
「はぁ…はぁ…。この街をお救いいただきありがとうございます。商店で鍛冶師をやっているダジンバルと申しますぞ。我ら商店区画に主神様より勅命が入りましてな。これはわしら街の職人からのせめてものお礼です」
大きな袋からは五人分の武具や防具が溢れ出てきた。
「これを俺たちに…?」
確かによく見てみると、ジュドたちの装備はかなり摩耗しており、摩耗していた。替え時かもしれない。
「ええ!お代は結構です。武具や防具には付与魔術を施しておきましたので、きっと皆様の冒険の役に立つと思いますぞ!」
ダジンバルは自信満々にニカっと笑う。
「すまんの、ダジンちゃん。感謝する」
礼を言うモーリスに対して、満面の笑みで答える。
「何を言うておるんじゃ!わしらにはこのくらいのことしかできんからな。モーリスちゃんも達者でな」
ダジンバルは旧友の肩を叩く。
ジュドたちは装備を新調しダジンバルに改めて感謝を伝えた後、地底都市から地上へと繋がる坂道を上がっていった。
◇ ◇ ◇
「あの者たちに別れの挨拶を伝えなくて良かったのですか?」
ザカハールと地底神ラースは岩盤神殿から彼らを見送る。
「よい。我が向かうとあやつらは萎縮してしまうからな」
「なるほど、確かに主神の前では緊張するのも無理はない。主も粋な計らいをなさる」
どこか誇らしげな地底神を見てザカハールは笑う。
「ところで、主の未来視で今回の件を予知すれば良かったのでは?」
地を司る善神の固有権能である〝未来視〟。地霊に語りかけ、ある程度先の未来を見ることができるものだ。
地底神は顎に手を当て、遠くを見る。
「我の未来視に全盛期ほどの力はない、今は視えて数分先だ。神殿で戦闘が始まったと思われた時に我の未来視があやつらに届いたが、その時あやつらは”死んでいた”」
「だが…あやつらは生きて帰ってきた」
ザカハールは驚いた様子で聞き返す。
「主の予知が外れた?…そんなことがあり得るのですか?」
未来視とは本来予想された未来を視ることができるもので、その事象が確定することを表した力ではない。
だが、この世界の大地を支配していた地底神の未来視は通常の物とは違い、確定した未来を見据えることができる。
「わからぬ。だが、〝未来〟とは本来は絶対ではなく、数多在りうる可能性の一つに過ぎないのだ」
「因果が書き変わったということですか…」
「真偽は定かではないが、それをあり、我はあやつらに真実を話そうと思った」
地底神はかつて契りを交わした亡き旧友を思い出し、光刺さぬ地中で天を仰ぐ。
邪神教の襲撃による街への被害は微々たるものだが黒石神殿は天蓋を破られ、神殿は崩壊してしまった。
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