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序章
神と悪魔と異世界あるある
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私たちが立ち上がったその時…
(おまえらは誰だ?)
「「「え?」」」
「今誰だって聞こえたよね。」
「聞こえた。」
「うん。」
(おまえらは誰だと聞いてるんだが…)
「これあれだよね、直接頭の中に話しかけてるとかいうやつ。」
「絶対それだ。」
「あるあるだな。」
私は本をよく読むが異世界トリップしたらまず会うのが神とかだから、きっとこの声も神とか言うんだろうな。
(無視をするなよ。これでも一応この世界の神だからな。)
やっぱりだな。
「あ、ごめんなさい。」
「神様だったのか。」
「で、なんでしたっけ。」
(無礼だな。まあいい、おまえらは誰だと聞いているんだ。)
「誰だと言われてもねぇ。」
「うん。どう見ても人間としか言い様がないと思うんだけど。」
(それは私でもわかる。私が聞きたいのはこの世界のものじゃないだろうという事だ。)
「あ、やっぱりここは地球じゃないんですね。」
(そうだ。というかおまえら地球から来たのか)
「はい。来たというか強制的ですがね。」
(強制的とは?)
「怪しい箱を開けたら怪しい玉が出てきて、掴んだら急に光って、ここにいる。という感じです。はい。」
(その怪しい箱ってどんな見た目だったか覚えているか?)
「えっと、黒っぽくて古ぼけてて魔方陣的なものが書いてあって、文字か何かがやたら書いてあった。」
(あぁ…それってまさかの)
「え、知ってるんですか?」
なんか嫌な予感しかしない・・・。
(まあな、一応この世界の神だし。)
「で、なんなんですかこの怪しい物セット。」
(まあ簡単に言うとな、悪魔が封じ込められてるんだ。)
きたよこれ。異世界あるあるきたよこれ。
(その悪魔は相当力が強くてな、玉になった今でも動いてるんだ。そして生き物が触れるとその生き物の魔力を吸い取ってワープするんだが・・・どうも異変が起きて地球に行ってしまって、それを触った君たちがワープに巻き込まれたようだな。)
「まじか~。」
「めんどくさいことになったなー。」
「元の世界に帰る方法とかあるんですか?」
(ないことは無いがなぁ。その悪魔の玉でワープをして、地球に行くまで何度もワープするしかないぞ。)
「めんどくさ!」
「何その鬼畜仕様。」
「これはきつい。」
「で、地球にワープはどのくらいの確率なんですか?」
(うむ。5分の1位だった気がするが)
結構な確率だな。
「でもどこにワープするかわからないんでしょう。」
(まあな。でも地球にワープするならたいてい同じところだ。ずれても直径1キロの範囲だろう。)
直径1キロか。山の中とかだったら嫌だな。道路の真ん中も危険だけど。
「ならいいか。まあ何度ワープする羽目になるかわからんけどね。」
「まあね。」
「にしても暑くなってきたね。」
「そういえば日がだいぶ高くなってるな。」
「神様(?)ちょっと移動していい?」
(なんで?が付いてるんだ。神だと言っているだろ。そうだ、移動するならちょっと待て。)
「え?なんで。」
「暑いから今すぐにでも移動したいんだけど。」
(まあ待て。移動したところで日陰などあまりないだろ。もっと良い所へ連れて行ってやるから。)
!?なんだこの魔法陣。
「え、なにこれなにこれなにこれ。」
「ちょっちょっちょっちょ。」
「・・・え!?」
「何してんの神様ぁ!?」
「おいおいおいおいおい。」
「なんじゃこりゃーぁ。」
「神様なにしたんだよ、おい。」
(いいところに連れて行ってやるとゆっているだろ。)
何だここ。巨大な木の下にいるのか?急に魔法陣が現れたと思ったら謎の場所に連れてこられたが・・・
「ここどこだよおい。」
(ここは…そうだな、私が創った世界だな。)
「え。世界創れんの。」
「神様みたいなことできるんですね。」
(だから神だと言ってるだろ。でも快適だろ?)
「はい。すっごく。」
(ちなみにそこの木は家にもなっている。そこに扉があるだろう。)
「あ、ほんとだ。」
「(`・∀・)ノ家-イ!」
「せきそういうのいいから。」
「すごいな神様。」
「で、誰の家なの?」
(おまえらの家に決まってるだろう。この異世界で何度もワープするんだ、いつでも来れる場所があったほうがいいだろ。もともとこっちの世界の問題でこうなったんだこれくらいさせてくれ。)
「神様見直した。」
「神様やっさし~。」
「ありがたいな。」
「神様マジリスペクト。」
(りすぺくとってなんだ?まあいい、ひとまず家の中に入れ。その服じゃ動きにくいだろう。着替えと武器を部屋に置いておいたから着替えて来い。)
そうだ。普通に遊ぶ予定だったから服がこのままだと相当怪しい人になるな。家だけじゃなくて着替えと武器まで用意してくれる神様って、、、優しいな。
「武器?」
「楽しみだな。」
「ひとまず入ってみようぜ!」
「そうだね。」
「ほら早くしよ~。」
ガチャ
「「「うわーーーー、すげーーー!」」」
(おまえらは誰だ?)
「「「え?」」」
「今誰だって聞こえたよね。」
「聞こえた。」
「うん。」
(おまえらは誰だと聞いてるんだが…)
「これあれだよね、直接頭の中に話しかけてるとかいうやつ。」
「絶対それだ。」
「あるあるだな。」
私は本をよく読むが異世界トリップしたらまず会うのが神とかだから、きっとこの声も神とか言うんだろうな。
(無視をするなよ。これでも一応この世界の神だからな。)
やっぱりだな。
「あ、ごめんなさい。」
「神様だったのか。」
「で、なんでしたっけ。」
(無礼だな。まあいい、おまえらは誰だと聞いているんだ。)
「誰だと言われてもねぇ。」
「うん。どう見ても人間としか言い様がないと思うんだけど。」
(それは私でもわかる。私が聞きたいのはこの世界のものじゃないだろうという事だ。)
「あ、やっぱりここは地球じゃないんですね。」
(そうだ。というかおまえら地球から来たのか)
「はい。来たというか強制的ですがね。」
(強制的とは?)
「怪しい箱を開けたら怪しい玉が出てきて、掴んだら急に光って、ここにいる。という感じです。はい。」
(その怪しい箱ってどんな見た目だったか覚えているか?)
「えっと、黒っぽくて古ぼけてて魔方陣的なものが書いてあって、文字か何かがやたら書いてあった。」
(あぁ…それってまさかの)
「え、知ってるんですか?」
なんか嫌な予感しかしない・・・。
(まあな、一応この世界の神だし。)
「で、なんなんですかこの怪しい物セット。」
(まあ簡単に言うとな、悪魔が封じ込められてるんだ。)
きたよこれ。異世界あるあるきたよこれ。
(その悪魔は相当力が強くてな、玉になった今でも動いてるんだ。そして生き物が触れるとその生き物の魔力を吸い取ってワープするんだが・・・どうも異変が起きて地球に行ってしまって、それを触った君たちがワープに巻き込まれたようだな。)
「まじか~。」
「めんどくさいことになったなー。」
「元の世界に帰る方法とかあるんですか?」
(ないことは無いがなぁ。その悪魔の玉でワープをして、地球に行くまで何度もワープするしかないぞ。)
「めんどくさ!」
「何その鬼畜仕様。」
「これはきつい。」
「で、地球にワープはどのくらいの確率なんですか?」
(うむ。5分の1位だった気がするが)
結構な確率だな。
「でもどこにワープするかわからないんでしょう。」
(まあな。でも地球にワープするならたいてい同じところだ。ずれても直径1キロの範囲だろう。)
直径1キロか。山の中とかだったら嫌だな。道路の真ん中も危険だけど。
「ならいいか。まあ何度ワープする羽目になるかわからんけどね。」
「まあね。」
「にしても暑くなってきたね。」
「そういえば日がだいぶ高くなってるな。」
「神様(?)ちょっと移動していい?」
(なんで?が付いてるんだ。神だと言っているだろ。そうだ、移動するならちょっと待て。)
「え?なんで。」
「暑いから今すぐにでも移動したいんだけど。」
(まあ待て。移動したところで日陰などあまりないだろ。もっと良い所へ連れて行ってやるから。)
!?なんだこの魔法陣。
「え、なにこれなにこれなにこれ。」
「ちょっちょっちょっちょ。」
「・・・え!?」
「何してんの神様ぁ!?」
「おいおいおいおいおい。」
「なんじゃこりゃーぁ。」
「神様なにしたんだよ、おい。」
(いいところに連れて行ってやるとゆっているだろ。)
何だここ。巨大な木の下にいるのか?急に魔法陣が現れたと思ったら謎の場所に連れてこられたが・・・
「ここどこだよおい。」
(ここは…そうだな、私が創った世界だな。)
「え。世界創れんの。」
「神様みたいなことできるんですね。」
(だから神だと言ってるだろ。でも快適だろ?)
「はい。すっごく。」
(ちなみにそこの木は家にもなっている。そこに扉があるだろう。)
「あ、ほんとだ。」
「(`・∀・)ノ家-イ!」
「せきそういうのいいから。」
「すごいな神様。」
「で、誰の家なの?」
(おまえらの家に決まってるだろう。この異世界で何度もワープするんだ、いつでも来れる場所があったほうがいいだろ。もともとこっちの世界の問題でこうなったんだこれくらいさせてくれ。)
「神様見直した。」
「神様やっさし~。」
「ありがたいな。」
「神様マジリスペクト。」
(りすぺくとってなんだ?まあいい、ひとまず家の中に入れ。その服じゃ動きにくいだろう。着替えと武器を部屋に置いておいたから着替えて来い。)
そうだ。普通に遊ぶ予定だったから服がこのままだと相当怪しい人になるな。家だけじゃなくて着替えと武器まで用意してくれる神様って、、、優しいな。
「武器?」
「楽しみだな。」
「ひとまず入ってみようぜ!」
「そうだね。」
「ほら早くしよ~。」
ガチャ
「「「うわーーーー、すげーーー!」」」
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