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03:クラスの女王とケンカ(3)
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「豆田くんがとっつきにくい性格なのは知ってるよ。でも、クラスに迷惑をかけたことなんてないでしょう。むしろ、良いことしかしてないよ。四月のオリエンテーションでも陰で頑張ってくれてたよ。豆田くんが先生と一緒にレクリエーションの準備してたの、知らないでしょう? 一日目の夜だって、お喋りに夢中な同じ班の子に文句ひとつ言わず、一人でせっせとカレー作ってたよ」
オリエンテーションで豆田くんと同じ班だった女子を視線で突き刺す。
「な、なによ」
その子はたじろぎながらも、負けじと私を睨み返した。
「別に。私だってあのときは見てただけだし、喧嘩するつもりはないよ。ただ、豆田くんを悪く言われたのが許せないっていうだけ」
私はひとつ息を吐いてから、着席して帰り支度を始めた。
宿題はまだ途中だったけど、これ以上ここにいたくない。
「豆田くんをどう思おうと、八雲さんたちの勝手だけど。気になってるって言った私の前で悪口を言うのはナシでしょ。八雲さんたちは、好きな人の悪口を言われたらムカつかない? たとえば、友達や家族の悪口を言われても平気なの?」
八雲さんたちは何も言わない。
その間に、私は学生鞄の中に筆箱や教科書を詰め込んだ。
「私が豆田くんを気にしていようといまいと関係なく、人前で悪口は言わないほうがいいよ。聞いてて嫌な気分になるし、ああ、この人たちは悪口でウケをねらったり、他人を下げることで自分が上に立ったつもりでいる寂しい人なんだなって思われちゃうよ」
ちょっと、言い過ぎ、言い過ぎー!!
頭の中の私がレッドカードを出している。
八雲さんたちが怒ってるのは顔を見ればわかった。
あ、ヤバい。
……逃げよう!
「それじゃあ、私はこれで」
鞄を持って立ち上がり、開きっぱなしの扉から教室を出る。
「何あいつ!」
八雲さんの怒った声が聞こえた。
でも、八雲たちが教室の中で何を言っていても、気にならなかった。
廊下に豆田くんがいたから。
私が教室から出てきたから、慌てて逃げた。
いかにもそんな感じで、彼は私に背を向けていた。
オリエンテーションで豆田くんと同じ班だった女子を視線で突き刺す。
「な、なによ」
その子はたじろぎながらも、負けじと私を睨み返した。
「別に。私だってあのときは見てただけだし、喧嘩するつもりはないよ。ただ、豆田くんを悪く言われたのが許せないっていうだけ」
私はひとつ息を吐いてから、着席して帰り支度を始めた。
宿題はまだ途中だったけど、これ以上ここにいたくない。
「豆田くんをどう思おうと、八雲さんたちの勝手だけど。気になってるって言った私の前で悪口を言うのはナシでしょ。八雲さんたちは、好きな人の悪口を言われたらムカつかない? たとえば、友達や家族の悪口を言われても平気なの?」
八雲さんたちは何も言わない。
その間に、私は学生鞄の中に筆箱や教科書を詰め込んだ。
「私が豆田くんを気にしていようといまいと関係なく、人前で悪口は言わないほうがいいよ。聞いてて嫌な気分になるし、ああ、この人たちは悪口でウケをねらったり、他人を下げることで自分が上に立ったつもりでいる寂しい人なんだなって思われちゃうよ」
ちょっと、言い過ぎ、言い過ぎー!!
頭の中の私がレッドカードを出している。
八雲さんたちが怒ってるのは顔を見ればわかった。
あ、ヤバい。
……逃げよう!
「それじゃあ、私はこれで」
鞄を持って立ち上がり、開きっぱなしの扉から教室を出る。
「何あいつ!」
八雲さんの怒った声が聞こえた。
でも、八雲たちが教室の中で何を言っていても、気にならなかった。
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いかにもそんな感じで、彼は私に背を向けていた。
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