7 / 58
第六話 阪神、柏戸、目玉焼き
しおりを挟む
「おっちゃん、なんか話しよーや」
その日の夜。炎の向こうから、キラキラした眼を向けてミスズが言った。
手元では、手際よく魚を開きにしている。
俺はと言えば、最初の魚をさばいた時点で不器用がバレてしまい、ミスズの命令で、開きにする前処理として、魚のハラワタを取り出す作業を専らとしていた。
「ずっとひとりやったさかい、誰かと話するのに飢えてんねん」
「確かに。こんなこと、黙ってやっていると疲れるな」
「せやねん。手ぇとか臭なるし」
そこで俺は、全リソースを女の子の好む話題の検索に費やしたが、はたと気付く。
「そうだ、ずっとと言っていたが、ミスズさんは、どれくらい前からこの世界に居るんだ?」
「あー、やっぱそれ聞いてまうん? そら気になるわなぁ」
思わせぶりな顔で、科をつくるミスズ。
キミが話をしようと言ったからだとは思ったが、顔には出さない。
「そうだな、気になるな」
「ウチは十歳くらいのころにダンプに轢かれてん」
俺の見立てでは、ミスズは十代後半というところだ。
当たり前だが化粧っけがないので、俺にでも分かりやすい。
「ということは、ここに七、八年居るってことになるのか?」
「あー、それがやな…」
ミスズは包丁の背を眉間に当て、考え込む素振りをした。
「一年の日数も、一日の長さも向こうとは違うし、どれくらいって言われても、よう分からんねん」
「そうなのか…」
納得しようとして、違和感に引っかかる。
「…ん? 一日とか一年の長さが向こうと違うって、どうやって分かったんだ?」
ミスズが時計を持っているようには見えない。
「ウチ、こう見えても向こうじゃええ子やってな、朝は目覚ましなしで起きられる規則正しい生活しとってんけど、こっち来てワヤになったんよ。短いんか長いんかは分からんけど、絶対向こうと違うわ」
なるほど、体内時計というヤツか。
「日にちは、夏が来て、冬が来て、また夏が来るまでを数えたった。…数えてたんやけどなー、こういうのんて、年によって違うやん? 四百日くらいやろかってのは判ってんけど、細かいことは分からん」
そういうところでも苦労しているのだな。
「ふむ。で、四百日を何度繰り返したんだ?」
「忘れてもうた」
「えっ?」
あっけらかんと答えるミスズに、思わず素で驚いてしまう。
「毎年数えてるうちに、それを何回過ごしたってことは忘れてもうたんや。んはは」
「そ、そうか」
終わりかけた話を、どうにかして膨らませようと健闘。なんとか成功する。
「えっと、向こうにいた頃の元号は覚えているか?」
「んん? 元号ってなんやったっけ?」
「天皇が変わったら変わるアレだ。平成とか、令和とかっていう…」
「ああ、それな。ヘイセイは知らんけど、レイワはなんか聞いたことある気がせんこともないな。知らんけど」
平成を知らないのに、令和を知っているなどということはないだろう。
本人も言っているように、結局何もわからないということか。
「んー、何か流行していたものを覚えていたりしないか?」
「えーと、相撲が好きやったな」
「相撲か。渋い好みだな。俺は観ていないが、何年か前に“横綱は。”とかいう相撲映画があったな」
「“横綱は”て、マワシ巻きの?」
「いや、そっちじゃなくてって、…よく知っているな、そんな古いの。そうじゃなくて、主題歌の“前前前褌”が流行ったみたいだが…」
「うんにゃ、知らんなぁ」
全然ピンと来ていない顔で、ミスズは首を振った。
「そ、そうか」
十歳の頃にこちらに来て、現在十代後半のように見えるミスズなら、知らないはずはないと思ったのだが、多少ずれているのか?
「好きな力士は居たのか?」
「いっちゃん好きなんは、引退してもうてるけど柏戸やろかなぁ」
「柏戸って。確かその人は、引退どころか亡くなったはずだが?」
「ホンマに?!」
ミスズは驚き、髪に火がつきそうなくらいに身を乗り出したが、うなだれながら元の場所に戻って言った。
「…ホンマかー…」
「若いのに、渋い好みをしていたのだな」
「そんなに渋うはないやろ。阪神・柏戸・目玉焼きいうたら、子供の間でも大人気やったやん?」
「それは…あまり聞いたことがないが、阪神ってのは、阪神ティーゲルズか。ミスズさんは関西人みたいだし、阪神ファンだったんだな」
「せやでー。おっちゃんはどこファン?」
「ああ、悪いが、野球はルールくらいしか知らないのだ」
「そら残念やな。ほんで阪神はどんな感じやったん?」
「詳しくは知らないが、ここ三十年くらい日本一にはなっていないはずだ。リーグ優勝は、何度かあったのかな?」
ミスズの眉間に深い縦皺が刻まれた。こんな答えしか出来ないことに居心地の悪さを感じつつ話題を変える。
「まぁ、ウチが覚えてる分でも、日本一にはなってへんもんな…」
「あ、後は目玉焼きだな。目玉焼きは…普通に目玉焼きか。目玉焼きなら、向こうでは毎朝食べていたな」
「毎朝! ええなー、こっちじゃ滅多に食えんのに…」
「え? もしかしてこっちにはニワトリが居ないのか?」
「コケコッコーとかいうてるの、聞いたことないなぁ。ウチは時々、ヒマカラってバケモンの卵取って食ってる」
「えぇ? バケモンの卵! 大丈夫なのか? 毒とかは?」
「白身の真ん中に黄ぃ身があって、普通やで?」
驚いたことに、こちらの世界には家禽というものは存在していないようで、卵と言えば野鳥やバケモノの卵であり、当然貴重品らしい。
「…ほい、これで最後だ」
手元にある魚をすべて処理し、最後の魚をミスズに渡した。
「阪神も柏戸も目玉焼きも…」
肩を落としながらも、手際よく開きを作っているのだから大したものである。
「いや、なんか色々すまなかったな…」
「…うん。大事無い」
「おっちゃん、次はあっちや」
テントの方を指差すミスズ。横には大き目の甕が置かれている。
「その濃いい塩水に漬けてや」
俺が甕を開けると、なかなかにパンチのある臭いが流れ出してきた。
「うおっぷ」
思わず仰け反る。
「…凄い臭いだな」
どうやらこの塩水は使い回されているようで、クサヤに近いフレーバーになっている。
「臭いっちゃあ臭いけど、これな、けっこ人気商品なんやで?」
腰に手を当てて、胸を張るミスズ。
「さっき食べたやつだろう? 焼くと臭いはそんなに気にならないし、うまい部類なんだろうな」
「チッチッチ、それがワイパーなんやなー」
眼の高さに上げた人差し指を、左右に振るミスズ。その指を俺に向けた。
「さっきおっちゃんが食べたんは、やり方は一緒やけど普通の味の魚。街に持っていくのは美味い種類の魚や。美味いモンはお客さんに売って、自分は普通のを食べる。不味いのは埋める」
ミスズはマント系俳優のような動きで、不味い魚を指差した。
「まったく、見上げた商売魂だな」
俺が感心している間にも、ミスズはちょこまかと立ち働いていた。
その手際の良さから、何度も繰り返した作業なのだろうと推測できる。
「最後は、ここに魚を掛けて…と。おっと、やり方があるさかい、おっちゃんは手ぇださんといてな?」
「お、おう」
ミスズはテントの骨組みのようなものに、びっしりと魚の開きを引っ掛けた。
要するに、外壁が魚でできたモンゴル遊牧民のゲルみたいな状況だ。
最後に、赤と緑の石を真ん中に置くと、熱と風が組み合わされた熱風が噴出し始めた。
「赤い石はこういう使い方もできるのか…」
「せやで。火加減は自由自在や!」
熱風に当てられた開きは、どんどん乾いて干物になっていく。
「この塩はなー、大きい葉っぱで作った鍋に海の水入れて、赤い石入れて沸かして作ったんや。でや、凄いやろ?」
「それを自分で考え付いたのか?」
「せやで。鉄鍋一個しかなかったし、いっぺんにようさん作れんやろ? せやから、葉っぱ鍋いっぱい作って、天日で塩水濃ゆうして、最後の仕上げは鉄鍋でやったんや」
「うーん、そんなこと、よく考えたな。この世界じゃ海洋汚染もないだろうし、あの魚が旨いのも道理だ」
「ちょっと遠いけど、緑の石でひとっ走りなんや」
「はは。笑ってしまうくらい、魔法万能だな」
向こうでの電気や内燃機関と同等か、それ以上にこの世界では魔法が幅を利かせている。
まぁ便利だからな、仕方がないな。
「それくらいやらしてくれんと、生きて行かれへんし」
その程度の力を与えられても、子供がひとり、見知らぬ世界に放り込まれて、生きてくるのは大変だっただろう。
十歳の自分に、それができただろうか?
俺には答えが出せなかった。
その日の夜。炎の向こうから、キラキラした眼を向けてミスズが言った。
手元では、手際よく魚を開きにしている。
俺はと言えば、最初の魚をさばいた時点で不器用がバレてしまい、ミスズの命令で、開きにする前処理として、魚のハラワタを取り出す作業を専らとしていた。
「ずっとひとりやったさかい、誰かと話するのに飢えてんねん」
「確かに。こんなこと、黙ってやっていると疲れるな」
「せやねん。手ぇとか臭なるし」
そこで俺は、全リソースを女の子の好む話題の検索に費やしたが、はたと気付く。
「そうだ、ずっとと言っていたが、ミスズさんは、どれくらい前からこの世界に居るんだ?」
「あー、やっぱそれ聞いてまうん? そら気になるわなぁ」
思わせぶりな顔で、科をつくるミスズ。
キミが話をしようと言ったからだとは思ったが、顔には出さない。
「そうだな、気になるな」
「ウチは十歳くらいのころにダンプに轢かれてん」
俺の見立てでは、ミスズは十代後半というところだ。
当たり前だが化粧っけがないので、俺にでも分かりやすい。
「ということは、ここに七、八年居るってことになるのか?」
「あー、それがやな…」
ミスズは包丁の背を眉間に当て、考え込む素振りをした。
「一年の日数も、一日の長さも向こうとは違うし、どれくらいって言われても、よう分からんねん」
「そうなのか…」
納得しようとして、違和感に引っかかる。
「…ん? 一日とか一年の長さが向こうと違うって、どうやって分かったんだ?」
ミスズが時計を持っているようには見えない。
「ウチ、こう見えても向こうじゃええ子やってな、朝は目覚ましなしで起きられる規則正しい生活しとってんけど、こっち来てワヤになったんよ。短いんか長いんかは分からんけど、絶対向こうと違うわ」
なるほど、体内時計というヤツか。
「日にちは、夏が来て、冬が来て、また夏が来るまでを数えたった。…数えてたんやけどなー、こういうのんて、年によって違うやん? 四百日くらいやろかってのは判ってんけど、細かいことは分からん」
そういうところでも苦労しているのだな。
「ふむ。で、四百日を何度繰り返したんだ?」
「忘れてもうた」
「えっ?」
あっけらかんと答えるミスズに、思わず素で驚いてしまう。
「毎年数えてるうちに、それを何回過ごしたってことは忘れてもうたんや。んはは」
「そ、そうか」
終わりかけた話を、どうにかして膨らませようと健闘。なんとか成功する。
「えっと、向こうにいた頃の元号は覚えているか?」
「んん? 元号ってなんやったっけ?」
「天皇が変わったら変わるアレだ。平成とか、令和とかっていう…」
「ああ、それな。ヘイセイは知らんけど、レイワはなんか聞いたことある気がせんこともないな。知らんけど」
平成を知らないのに、令和を知っているなどということはないだろう。
本人も言っているように、結局何もわからないということか。
「んー、何か流行していたものを覚えていたりしないか?」
「えーと、相撲が好きやったな」
「相撲か。渋い好みだな。俺は観ていないが、何年か前に“横綱は。”とかいう相撲映画があったな」
「“横綱は”て、マワシ巻きの?」
「いや、そっちじゃなくてって、…よく知っているな、そんな古いの。そうじゃなくて、主題歌の“前前前褌”が流行ったみたいだが…」
「うんにゃ、知らんなぁ」
全然ピンと来ていない顔で、ミスズは首を振った。
「そ、そうか」
十歳の頃にこちらに来て、現在十代後半のように見えるミスズなら、知らないはずはないと思ったのだが、多少ずれているのか?
「好きな力士は居たのか?」
「いっちゃん好きなんは、引退してもうてるけど柏戸やろかなぁ」
「柏戸って。確かその人は、引退どころか亡くなったはずだが?」
「ホンマに?!」
ミスズは驚き、髪に火がつきそうなくらいに身を乗り出したが、うなだれながら元の場所に戻って言った。
「…ホンマかー…」
「若いのに、渋い好みをしていたのだな」
「そんなに渋うはないやろ。阪神・柏戸・目玉焼きいうたら、子供の間でも大人気やったやん?」
「それは…あまり聞いたことがないが、阪神ってのは、阪神ティーゲルズか。ミスズさんは関西人みたいだし、阪神ファンだったんだな」
「せやでー。おっちゃんはどこファン?」
「ああ、悪いが、野球はルールくらいしか知らないのだ」
「そら残念やな。ほんで阪神はどんな感じやったん?」
「詳しくは知らないが、ここ三十年くらい日本一にはなっていないはずだ。リーグ優勝は、何度かあったのかな?」
ミスズの眉間に深い縦皺が刻まれた。こんな答えしか出来ないことに居心地の悪さを感じつつ話題を変える。
「まぁ、ウチが覚えてる分でも、日本一にはなってへんもんな…」
「あ、後は目玉焼きだな。目玉焼きは…普通に目玉焼きか。目玉焼きなら、向こうでは毎朝食べていたな」
「毎朝! ええなー、こっちじゃ滅多に食えんのに…」
「え? もしかしてこっちにはニワトリが居ないのか?」
「コケコッコーとかいうてるの、聞いたことないなぁ。ウチは時々、ヒマカラってバケモンの卵取って食ってる」
「えぇ? バケモンの卵! 大丈夫なのか? 毒とかは?」
「白身の真ん中に黄ぃ身があって、普通やで?」
驚いたことに、こちらの世界には家禽というものは存在していないようで、卵と言えば野鳥やバケモノの卵であり、当然貴重品らしい。
「…ほい、これで最後だ」
手元にある魚をすべて処理し、最後の魚をミスズに渡した。
「阪神も柏戸も目玉焼きも…」
肩を落としながらも、手際よく開きを作っているのだから大したものである。
「いや、なんか色々すまなかったな…」
「…うん。大事無い」
「おっちゃん、次はあっちや」
テントの方を指差すミスズ。横には大き目の甕が置かれている。
「その濃いい塩水に漬けてや」
俺が甕を開けると、なかなかにパンチのある臭いが流れ出してきた。
「うおっぷ」
思わず仰け反る。
「…凄い臭いだな」
どうやらこの塩水は使い回されているようで、クサヤに近いフレーバーになっている。
「臭いっちゃあ臭いけど、これな、けっこ人気商品なんやで?」
腰に手を当てて、胸を張るミスズ。
「さっき食べたやつだろう? 焼くと臭いはそんなに気にならないし、うまい部類なんだろうな」
「チッチッチ、それがワイパーなんやなー」
眼の高さに上げた人差し指を、左右に振るミスズ。その指を俺に向けた。
「さっきおっちゃんが食べたんは、やり方は一緒やけど普通の味の魚。街に持っていくのは美味い種類の魚や。美味いモンはお客さんに売って、自分は普通のを食べる。不味いのは埋める」
ミスズはマント系俳優のような動きで、不味い魚を指差した。
「まったく、見上げた商売魂だな」
俺が感心している間にも、ミスズはちょこまかと立ち働いていた。
その手際の良さから、何度も繰り返した作業なのだろうと推測できる。
「最後は、ここに魚を掛けて…と。おっと、やり方があるさかい、おっちゃんは手ぇださんといてな?」
「お、おう」
ミスズはテントの骨組みのようなものに、びっしりと魚の開きを引っ掛けた。
要するに、外壁が魚でできたモンゴル遊牧民のゲルみたいな状況だ。
最後に、赤と緑の石を真ん中に置くと、熱と風が組み合わされた熱風が噴出し始めた。
「赤い石はこういう使い方もできるのか…」
「せやで。火加減は自由自在や!」
熱風に当てられた開きは、どんどん乾いて干物になっていく。
「この塩はなー、大きい葉っぱで作った鍋に海の水入れて、赤い石入れて沸かして作ったんや。でや、凄いやろ?」
「それを自分で考え付いたのか?」
「せやで。鉄鍋一個しかなかったし、いっぺんにようさん作れんやろ? せやから、葉っぱ鍋いっぱい作って、天日で塩水濃ゆうして、最後の仕上げは鉄鍋でやったんや」
「うーん、そんなこと、よく考えたな。この世界じゃ海洋汚染もないだろうし、あの魚が旨いのも道理だ」
「ちょっと遠いけど、緑の石でひとっ走りなんや」
「はは。笑ってしまうくらい、魔法万能だな」
向こうでの電気や内燃機関と同等か、それ以上にこの世界では魔法が幅を利かせている。
まぁ便利だからな、仕方がないな。
「それくらいやらしてくれんと、生きて行かれへんし」
その程度の力を与えられても、子供がひとり、見知らぬ世界に放り込まれて、生きてくるのは大変だっただろう。
十歳の自分に、それができただろうか?
俺には答えが出せなかった。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる