49 / 58
第四十八話 ホンマに懲りひん奴っちゃなぁ
しおりを挟む
「ウチらめっちゃ強いし、王様になれるんちゃう?」
「王様か、それもいいな。じゃあミスズさんはお妃様だ」
貴族も王族も、初代は大概ならず者の親玉だ。少なくとも初代は、他を圧倒する力があればいい。そこに宗教でもこじつけて、聖者に選ばれた風を装えば一丁上がり。後は、“自分は偉い”と自己暗示をかけ続ければ、三代目には万世一系神聖不可侵至高至尊の絶対者が出来上がる。ミスズと一緒なら、それくらいできてしまいそうだ。
「んはは。おっひゃんのほほ、かはぁい!」
照れ隠しなのかなんなのか、ミスズは俺の肩をガジガジ噛んだ。
「いてて。噛むな噛むな」
「歯ごたえあるわー、マンモーの肉みたいや!」
「食べたことあるのか? そんなもの」
ところでマンモーってなんだ? バケモノ?
「んはは、幸せ感じるわぁ」
ミスズの幸せ宣言を聞いているのかいないのか、アリアは湯船の縁に腰掛けて、遠くを見ている。実体は無いのだから、服を着たままでいいと思うが、なぜかちゃんと脱衣状態の姿になっている。
うーむ、芸が細かい。
「そろそろ上がろうぜ。晩飯の時間だ」
「んぁ、ちょっと待ってや」
ミスズはその場で立ち上がると、前に出した手をにぎにぎした。
「…これでイケると思うんやけど…」
呟くと、手に持っていた何かをひょいと投げ上げた。
その何かは風切り音とともに更に高く昇り、光が弾けた。
その光は赤一色だったが、これは…。
「…おぉ、花火か?」
「でや、凄いやろ?」
魔法石合成とでも言うべきか、以前はできなかった、赤い石と緑の石を組み合わせるのに成功したということだな。俺がひとりで洞窟や石切り場に行っていた間、ミスズはミスズで努力していたのだ。
「ああ、凄い。魔法花火か、これは売れるだろうな」
「おっちゃんが魔法石組み合わせるのんをやってみいって言うたさかい、他にも色々考えてやってみたんや。割と上手ぅいったで」
「他にも?」
「追々見せたるから、楽しみにしとき」
そう言ってミスズは、くふふと笑った。
「あぁ、そうしておく…破魔魂聖!」
アリアが俺の口を使って叫んだと同時に、俺たちの背後に円形の光が展開し、少し遅れて無数の矢が突き刺さった。
「おぉ? なんやなんや!」
「公爵さんだろうな、多分」
遠距離攻撃は無意味と悟ってか、剣を持った兵士の一団が、川の土手を駆け下りてきた。
「ホンマに懲りひん奴っちゃなぁ…」
「まったくだが、今回は俺が行こうか?」
修行の成果を確かめたい気持ちもある。
「うんにゃ。これ使うたる」
ミスズは、ぺろりと舌を出して土手に向き直ると、両手をにぎにぎし始めた。
「ほりゃあ!」
握って開くたび、手のひらから幾つもの光弾が放たれ、それらは矢を防いだ光円を回り込んで前方へ飛び去った。
ドン! ドドン! ドン!
前方で花火の光球が次々広がり、兵士が叫びと共に飛び散った。戦争映画で見たことのある、無謀無策な闇雲の突撃作戦のようだ。
花火が赤なので、血が飛び散っているように見えるのが少々グロい。
『一方的な展開だが、こいつら囮じゃないか?』
注意しながら周囲を見回しつつ、俺はアリアに語りかけた。
普通なら闘技場と同じ攻め方で来るとは考えられない。例えば川の対岸からの長距離攻撃とか、搦め手を疑うのが当然の展開だ。
『いえ、私も警戒していますが、土手側からの気配しか感じません』
本当に考えなしの懲りない連中ということなのか?
ドン! ドドン! ドン!
機関砲のような勢いで発射される花火によって、一分を経ずして、立っている者は居なくなった。
「…なんや、もう終わりかいな。こないだよりおもんなかったわ」
「ミスズさん、効き目が弱い青い石をたくさんと、死なないくらいの強さで、ジワジワ毒を出す黄色い石をひとつ作ってくれ」
「んお? こないだとおんなじ、めんどっこい注文やな」
二度目だからか、ミスズはすぐに右手から青い石をたくさん、左手から黄色い石をひとつ出した。
「…ほいよ」
「サンキュ」
俺はそれを持って土手を上がった。
倒れた兵士に青い石をぶつけながら、“ヤツ”を探して歩く。なお、青い石の効き目を弱くしてもらったのは、完治させて襲い掛かられると面倒だからだ。
「…おやおや、やっぱり居ましたね、公爵様」
「ぬ、ぬうぅ、貴様…」
後方で隠れていたと思しきマルメターノ公爵は、しっかり流れ弾を食らって丸焦げになっていた。
「折角治療に参ったのですから、そう仰いますな」
俺は公爵の傍らに膝を衝き、顔を近づけた。
「あんたはやりすぎたよ。今後は下賎の者が、黙って殴られていると思わんことだ」
先日盗賊にやったのと同じように、公爵のむき出しになったぶよぶよの太ももに、人差し指で穴を穿った。
「うぎゃああぁ…!」
「殺しはしないが、ちょっとばかり辛い目に遭ってもらうぜ」
その穴に黄色い石をねじ込み、青い石で癒す。
「き…貴様、私になにをしたのだ?」
「内緒だ」
取り出されると困るから教えないが、俺が埋め込んだ黄色い石は、長く毒素を出し続け、公爵を苦しめるだろう。
「それでは息災で」
言い捨てて踵を返した。まぁ、息災であるほど苦しみが続くのだし、本当の意味での息災であるとは思えないが。
花火を作れたのは、俺が組み合わせることを教えたからだとミスズは言ったが、こんな陰険な魔法石の使い方は教えられないな。
すっかり身体が冷えてしまったので、土手から駆け戻った俺は、湯船に飛び込んだ。
「やっぱり公爵だったから、傷を治してやって、“お元気で”って言っておいた」
うん、嘘は言っていないな。
「いきなり裸で行きよるさかい、何しに行ったんかと思たわ」
「派手に撃退したから、多分城の兵士が来るな。もう上がろうぜ」
俺はミスズを抱き上げ、川原に上がった。
「おっちゃん、ちょっと待ってや」
言うと、ミスズは手をぎゅっと握り、緑の石を拵えた。
それを足元に投げると、そこから風が立ち上がる。俺は身体が浮きそうになっただけだが、ミスズは本当に浮いた。
「んははは、楽しいわぁ!」
ミスズが明後日の方向に飛んでいってしまわないかと心配して、最初は手を繋いでいたが、そっと離してもそれ以上は上がらなかった。
まるで天から降ってきた少女のように、川原から二メートルくらいのところで浮きっぱなし。
強い風に巻き上げられた長い髪と水滴が夕日に輝いて…。
「とても綺麗だ。輝いているよ、ミスズさん!」
思わず口に出してしまったが、風音にかき消され、ミスズの耳には届かなかったようだ。強い風は声と共に水分を吹き飛ばし、俺たちの身体を急速に乾燥させた。
「もういいだろう。あんまりやると、ミスズさんが干物になっちまう。ハハ、干物作りが干物にってヤツだな」
ミスズを風域から押し出すと、すとんと俺の腕に戻った。身体はすっかり乾いていた。
「あぁ整った、整った」
「トトノッタってなんなん? 楽器?」
「これはな、熱い風呂から上がり、涼しい風に吹かれたら、つい口から出てしまう謎の言葉だ」
「なんやそれ、呪いか! 怖いわ」
そう言うと、ミスズは先ほどの茂みに走っていった。
「ほな服着てくるわー」
その後姿を見送って、俺は考えた。いつの頃からか俺は、ミスズに“可愛い”だの“綺麗”だのと言うことに抵抗がなくなっていた。
それは、彼女に欲情しなくなったのと、ちょうど同じ頃だろうか。
例えるなら、触れ合えると楽しく、愛しくもあり可愛くもあり、失えばこの世の終わりの如く思うほどに愛せるペットの大型犬に、性的興奮を覚えないようなものか。
若しくは、俺は彼女に仕える宦官にでもなってしまったのかもしれない。
言うまでもなく、俺はミスズが好きだ。大好きだ。
戯言の婚約に、心がときめくほどに。
妄想の未来図に、胸熱くなるほどに。
服を着て少し経ったころ、思ったとおり城の兵士が大挙してやってきた。派手な爆発が連続して起こったのだから無理はない。
「…勇者様でしたか。なにごとです?」
口にこそ出さなかったが、件の発言をした兵士長の顔には“またお前らか”と書かれていた。
「入浴中に謎の集団に襲撃されたので撃退した。賊はまだその辺に転がっている。…あぁ、奥には金巻き毛の賊もいたな」
兵士は頸をかしげて走っていった。
「王様か、それもいいな。じゃあミスズさんはお妃様だ」
貴族も王族も、初代は大概ならず者の親玉だ。少なくとも初代は、他を圧倒する力があればいい。そこに宗教でもこじつけて、聖者に選ばれた風を装えば一丁上がり。後は、“自分は偉い”と自己暗示をかけ続ければ、三代目には万世一系神聖不可侵至高至尊の絶対者が出来上がる。ミスズと一緒なら、それくらいできてしまいそうだ。
「んはは。おっひゃんのほほ、かはぁい!」
照れ隠しなのかなんなのか、ミスズは俺の肩をガジガジ噛んだ。
「いてて。噛むな噛むな」
「歯ごたえあるわー、マンモーの肉みたいや!」
「食べたことあるのか? そんなもの」
ところでマンモーってなんだ? バケモノ?
「んはは、幸せ感じるわぁ」
ミスズの幸せ宣言を聞いているのかいないのか、アリアは湯船の縁に腰掛けて、遠くを見ている。実体は無いのだから、服を着たままでいいと思うが、なぜかちゃんと脱衣状態の姿になっている。
うーむ、芸が細かい。
「そろそろ上がろうぜ。晩飯の時間だ」
「んぁ、ちょっと待ってや」
ミスズはその場で立ち上がると、前に出した手をにぎにぎした。
「…これでイケると思うんやけど…」
呟くと、手に持っていた何かをひょいと投げ上げた。
その何かは風切り音とともに更に高く昇り、光が弾けた。
その光は赤一色だったが、これは…。
「…おぉ、花火か?」
「でや、凄いやろ?」
魔法石合成とでも言うべきか、以前はできなかった、赤い石と緑の石を組み合わせるのに成功したということだな。俺がひとりで洞窟や石切り場に行っていた間、ミスズはミスズで努力していたのだ。
「ああ、凄い。魔法花火か、これは売れるだろうな」
「おっちゃんが魔法石組み合わせるのんをやってみいって言うたさかい、他にも色々考えてやってみたんや。割と上手ぅいったで」
「他にも?」
「追々見せたるから、楽しみにしとき」
そう言ってミスズは、くふふと笑った。
「あぁ、そうしておく…破魔魂聖!」
アリアが俺の口を使って叫んだと同時に、俺たちの背後に円形の光が展開し、少し遅れて無数の矢が突き刺さった。
「おぉ? なんやなんや!」
「公爵さんだろうな、多分」
遠距離攻撃は無意味と悟ってか、剣を持った兵士の一団が、川の土手を駆け下りてきた。
「ホンマに懲りひん奴っちゃなぁ…」
「まったくだが、今回は俺が行こうか?」
修行の成果を確かめたい気持ちもある。
「うんにゃ。これ使うたる」
ミスズは、ぺろりと舌を出して土手に向き直ると、両手をにぎにぎし始めた。
「ほりゃあ!」
握って開くたび、手のひらから幾つもの光弾が放たれ、それらは矢を防いだ光円を回り込んで前方へ飛び去った。
ドン! ドドン! ドン!
前方で花火の光球が次々広がり、兵士が叫びと共に飛び散った。戦争映画で見たことのある、無謀無策な闇雲の突撃作戦のようだ。
花火が赤なので、血が飛び散っているように見えるのが少々グロい。
『一方的な展開だが、こいつら囮じゃないか?』
注意しながら周囲を見回しつつ、俺はアリアに語りかけた。
普通なら闘技場と同じ攻め方で来るとは考えられない。例えば川の対岸からの長距離攻撃とか、搦め手を疑うのが当然の展開だ。
『いえ、私も警戒していますが、土手側からの気配しか感じません』
本当に考えなしの懲りない連中ということなのか?
ドン! ドドン! ドン!
機関砲のような勢いで発射される花火によって、一分を経ずして、立っている者は居なくなった。
「…なんや、もう終わりかいな。こないだよりおもんなかったわ」
「ミスズさん、効き目が弱い青い石をたくさんと、死なないくらいの強さで、ジワジワ毒を出す黄色い石をひとつ作ってくれ」
「んお? こないだとおんなじ、めんどっこい注文やな」
二度目だからか、ミスズはすぐに右手から青い石をたくさん、左手から黄色い石をひとつ出した。
「…ほいよ」
「サンキュ」
俺はそれを持って土手を上がった。
倒れた兵士に青い石をぶつけながら、“ヤツ”を探して歩く。なお、青い石の効き目を弱くしてもらったのは、完治させて襲い掛かられると面倒だからだ。
「…おやおや、やっぱり居ましたね、公爵様」
「ぬ、ぬうぅ、貴様…」
後方で隠れていたと思しきマルメターノ公爵は、しっかり流れ弾を食らって丸焦げになっていた。
「折角治療に参ったのですから、そう仰いますな」
俺は公爵の傍らに膝を衝き、顔を近づけた。
「あんたはやりすぎたよ。今後は下賎の者が、黙って殴られていると思わんことだ」
先日盗賊にやったのと同じように、公爵のむき出しになったぶよぶよの太ももに、人差し指で穴を穿った。
「うぎゃああぁ…!」
「殺しはしないが、ちょっとばかり辛い目に遭ってもらうぜ」
その穴に黄色い石をねじ込み、青い石で癒す。
「き…貴様、私になにをしたのだ?」
「内緒だ」
取り出されると困るから教えないが、俺が埋め込んだ黄色い石は、長く毒素を出し続け、公爵を苦しめるだろう。
「それでは息災で」
言い捨てて踵を返した。まぁ、息災であるほど苦しみが続くのだし、本当の意味での息災であるとは思えないが。
花火を作れたのは、俺が組み合わせることを教えたからだとミスズは言ったが、こんな陰険な魔法石の使い方は教えられないな。
すっかり身体が冷えてしまったので、土手から駆け戻った俺は、湯船に飛び込んだ。
「やっぱり公爵だったから、傷を治してやって、“お元気で”って言っておいた」
うん、嘘は言っていないな。
「いきなり裸で行きよるさかい、何しに行ったんかと思たわ」
「派手に撃退したから、多分城の兵士が来るな。もう上がろうぜ」
俺はミスズを抱き上げ、川原に上がった。
「おっちゃん、ちょっと待ってや」
言うと、ミスズは手をぎゅっと握り、緑の石を拵えた。
それを足元に投げると、そこから風が立ち上がる。俺は身体が浮きそうになっただけだが、ミスズは本当に浮いた。
「んははは、楽しいわぁ!」
ミスズが明後日の方向に飛んでいってしまわないかと心配して、最初は手を繋いでいたが、そっと離してもそれ以上は上がらなかった。
まるで天から降ってきた少女のように、川原から二メートルくらいのところで浮きっぱなし。
強い風に巻き上げられた長い髪と水滴が夕日に輝いて…。
「とても綺麗だ。輝いているよ、ミスズさん!」
思わず口に出してしまったが、風音にかき消され、ミスズの耳には届かなかったようだ。強い風は声と共に水分を吹き飛ばし、俺たちの身体を急速に乾燥させた。
「もういいだろう。あんまりやると、ミスズさんが干物になっちまう。ハハ、干物作りが干物にってヤツだな」
ミスズを風域から押し出すと、すとんと俺の腕に戻った。身体はすっかり乾いていた。
「あぁ整った、整った」
「トトノッタってなんなん? 楽器?」
「これはな、熱い風呂から上がり、涼しい風に吹かれたら、つい口から出てしまう謎の言葉だ」
「なんやそれ、呪いか! 怖いわ」
そう言うと、ミスズは先ほどの茂みに走っていった。
「ほな服着てくるわー」
その後姿を見送って、俺は考えた。いつの頃からか俺は、ミスズに“可愛い”だの“綺麗”だのと言うことに抵抗がなくなっていた。
それは、彼女に欲情しなくなったのと、ちょうど同じ頃だろうか。
例えるなら、触れ合えると楽しく、愛しくもあり可愛くもあり、失えばこの世の終わりの如く思うほどに愛せるペットの大型犬に、性的興奮を覚えないようなものか。
若しくは、俺は彼女に仕える宦官にでもなってしまったのかもしれない。
言うまでもなく、俺はミスズが好きだ。大好きだ。
戯言の婚約に、心がときめくほどに。
妄想の未来図に、胸熱くなるほどに。
服を着て少し経ったころ、思ったとおり城の兵士が大挙してやってきた。派手な爆発が連続して起こったのだから無理はない。
「…勇者様でしたか。なにごとです?」
口にこそ出さなかったが、件の発言をした兵士長の顔には“またお前らか”と書かれていた。
「入浴中に謎の集団に襲撃されたので撃退した。賊はまだその辺に転がっている。…あぁ、奥には金巻き毛の賊もいたな」
兵士は頸をかしげて走っていった。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる