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渾沌渦巻くセキト
ブル潜入作戦
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「やはり、ブルの軍事施設には機密事項が書かれていた。これは大きな発見になるはずです。カヤ様。調査しましょう。あとこれからは番号呼びで正体を隠します。ブルの戦闘員は一人一人に番号が当てられていると知った。そしてブルの戦闘服で突入すればどちらかが消えても世界はその事に気づかない。悲しい現実ですが受け止めて下さい。」
「分かりました。」
佐助の戦闘指揮は素晴らしいものだった。正体を隠して軍事施設を破壊する。それはブルを混乱させるには十分なもの。そして二人だからこそ出来る作戦だった。
「ではカヤ様。貴方の事をこれから4771と呼びます。私の事は5640と呼んで下さい。この番号は前にこの地にいた戦闘員のもの。ブルは彼らを見捨てているはずです。ではこの戦闘服を。そしてお互いタメでいきましょう。わかった?4771。」
「あ、ありがとう。5640。とりあえずブルに関する事…。あ、これは!!」
カヤは”魔導戦士の実験”と書かれた書物を見る。そこには『生身の人間の心臓に魔道具を埋め込み、血液に無理やり魔術式を流す事で魔法を放つ事に成功した』と書かれていた。その瞬間カヤの心が崩れ落ちる。
「4771。魔法を放つための動作に似ているな。ただ心臓に埋め込まれているという事はそれを貫かないといけないという事。覚悟を決めろ。」
「…分かった。5640。」
その書物を読んでいると、ブルの内情がよく分かった。まずは最高指揮官、独裁者ザイヤの顔。ちょび髭をはやし、毅然とした姿をしている。次に10個ある魔導戦士排出所で生産されている魔道具が心臓の形をしている事。これは人工心臓といってもいい。無理矢理置き換える事で、人間の限界を超える事を可能としていた。そして国民はその道具として扱われ、犠牲者が既に1万人以上。ブルの人口の1/100が既にいなくなっていた。他には、魔導戦士を拒否する国民を収容所に閉じ込め、罰を与えているという。
「これは…酷いな。4771、まずこの拠点を俺一人で攻め落とす。Ⅹというみたいだな。この基地はブルの中で最も魔導戦士を排出している場所。ここを攻め落とせばブルの中核を潰せる。…もし倒したくないのであれば共に行動するべきではない。4771は先に進むべきだ。」
「ありがとう、5640。私は最悪の監獄、デストロイ収容所から国民を救う。」
二人の行き場所は決まった。二人の作戦はこうだ。ブルは東西にのびている国。その両端から異質な人間が同時に攻めてくるといったものだ。その作戦で行こうと決めた二人。佐助からトランシーバーを受け取り、地図を頭に叩き込んだカヤはその場所に飛ぶ前に佐助に対し、戦闘をしようと言った。
「なぜ今?」
「今この場所は常に通信衛星が見ている。あえてここで私は屈折の魔法を使い、大量のブルの軍隊が出現したと世界に知らしめ、そこに派手な爆撃をする事でブルで内部分裂が起きたと錯覚させる。5640。自動照準発砲台の準備をよろしく頼む。」
「なるほど、とてもいい案だ。」
そして佐助は自動照準発砲台へと乗り込み、大量の偽りのブルの軍隊にライフルを撃ちまくった。その映像は通信衛星が捉え、世界へと発信した。
・・・
「これは一体…。」
セキトを除き、国際緊急会議を開いていた各国首脳は1万人以上いるブルの軍隊に驚いていた。しかし、内部分裂しているのかお互いの戦力がどんどん減っていく。
「ブルが内部で暴走を始めただと…?」
カヤの精密な魔法操作に騙される世界。これは世界が変わるかもしれないと恐怖したのと同時に希望が生まれた。勝手に消滅する事は世界にとっていい事。ただその映像を世界は見ていた。
・・・
「ナイスだ。4771。今は通信衛星の死角。お互い幸運を祈る。」
「分かった。よろしくね、5640!」
カヤは佐助をブルの最西端の荒野へと送り、拳を合わせた後カヤは最東端の砂浜へ着いた。
『ここがブル。軍事国家の中にこんな綺麗な場所があったなんて。』
するとカヤの存在に気づいた戦闘員が銃を構えながら「番号を言え」といった。当然カヤは教えなかった。
「お前たちに名乗る番号はない。」
「なにっ!撃て!!」
大量の銃弾がカヤに迫った。するとなぜか弾丸がカヤの前で止まった。そう、カヤの強力な魔法が壁となり、弾丸を防いだのだ。それを見た戦闘員たちは驚いたが、次の瞬間カヤの無明剣により倒された。
「私の国の魔道具を国民に埋め込み、弄んだ罪だ。今ここで散れ。」
カヤはその時冷徹な心が原動力となっていた。
・・・
一方佐助の前にも大量の戦闘員が現れる。しかし銃弾を適当に撃っているだけでは佐助には当たらない。佐助は一気に距離をつめ、一人残らず刀の餌とした。
「さてと、Ⅹを破壊するか。」
佐助は刀を鞘に納め、遠くに見えるⅩの施設に向かう為荒野を走っていった。
「分かりました。」
佐助の戦闘指揮は素晴らしいものだった。正体を隠して軍事施設を破壊する。それはブルを混乱させるには十分なもの。そして二人だからこそ出来る作戦だった。
「ではカヤ様。貴方の事をこれから4771と呼びます。私の事は5640と呼んで下さい。この番号は前にこの地にいた戦闘員のもの。ブルは彼らを見捨てているはずです。ではこの戦闘服を。そしてお互いタメでいきましょう。わかった?4771。」
「あ、ありがとう。5640。とりあえずブルに関する事…。あ、これは!!」
カヤは”魔導戦士の実験”と書かれた書物を見る。そこには『生身の人間の心臓に魔道具を埋め込み、血液に無理やり魔術式を流す事で魔法を放つ事に成功した』と書かれていた。その瞬間カヤの心が崩れ落ちる。
「4771。魔法を放つための動作に似ているな。ただ心臓に埋め込まれているという事はそれを貫かないといけないという事。覚悟を決めろ。」
「…分かった。5640。」
その書物を読んでいると、ブルの内情がよく分かった。まずは最高指揮官、独裁者ザイヤの顔。ちょび髭をはやし、毅然とした姿をしている。次に10個ある魔導戦士排出所で生産されている魔道具が心臓の形をしている事。これは人工心臓といってもいい。無理矢理置き換える事で、人間の限界を超える事を可能としていた。そして国民はその道具として扱われ、犠牲者が既に1万人以上。ブルの人口の1/100が既にいなくなっていた。他には、魔導戦士を拒否する国民を収容所に閉じ込め、罰を与えているという。
「これは…酷いな。4771、まずこの拠点を俺一人で攻め落とす。Ⅹというみたいだな。この基地はブルの中で最も魔導戦士を排出している場所。ここを攻め落とせばブルの中核を潰せる。…もし倒したくないのであれば共に行動するべきではない。4771は先に進むべきだ。」
「ありがとう、5640。私は最悪の監獄、デストロイ収容所から国民を救う。」
二人の行き場所は決まった。二人の作戦はこうだ。ブルは東西にのびている国。その両端から異質な人間が同時に攻めてくるといったものだ。その作戦で行こうと決めた二人。佐助からトランシーバーを受け取り、地図を頭に叩き込んだカヤはその場所に飛ぶ前に佐助に対し、戦闘をしようと言った。
「なぜ今?」
「今この場所は常に通信衛星が見ている。あえてここで私は屈折の魔法を使い、大量のブルの軍隊が出現したと世界に知らしめ、そこに派手な爆撃をする事でブルで内部分裂が起きたと錯覚させる。5640。自動照準発砲台の準備をよろしく頼む。」
「なるほど、とてもいい案だ。」
そして佐助は自動照準発砲台へと乗り込み、大量の偽りのブルの軍隊にライフルを撃ちまくった。その映像は通信衛星が捉え、世界へと発信した。
・・・
「これは一体…。」
セキトを除き、国際緊急会議を開いていた各国首脳は1万人以上いるブルの軍隊に驚いていた。しかし、内部分裂しているのかお互いの戦力がどんどん減っていく。
「ブルが内部で暴走を始めただと…?」
カヤの精密な魔法操作に騙される世界。これは世界が変わるかもしれないと恐怖したのと同時に希望が生まれた。勝手に消滅する事は世界にとっていい事。ただその映像を世界は見ていた。
・・・
「ナイスだ。4771。今は通信衛星の死角。お互い幸運を祈る。」
「分かった。よろしくね、5640!」
カヤは佐助をブルの最西端の荒野へと送り、拳を合わせた後カヤは最東端の砂浜へ着いた。
『ここがブル。軍事国家の中にこんな綺麗な場所があったなんて。』
するとカヤの存在に気づいた戦闘員が銃を構えながら「番号を言え」といった。当然カヤは教えなかった。
「お前たちに名乗る番号はない。」
「なにっ!撃て!!」
大量の銃弾がカヤに迫った。するとなぜか弾丸がカヤの前で止まった。そう、カヤの強力な魔法が壁となり、弾丸を防いだのだ。それを見た戦闘員たちは驚いたが、次の瞬間カヤの無明剣により倒された。
「私の国の魔道具を国民に埋め込み、弄んだ罪だ。今ここで散れ。」
カヤはその時冷徹な心が原動力となっていた。
・・・
一方佐助の前にも大量の戦闘員が現れる。しかし銃弾を適当に撃っているだけでは佐助には当たらない。佐助は一気に距離をつめ、一人残らず刀の餌とした。
「さてと、Ⅹを破壊するか。」
佐助は刀を鞘に納め、遠くに見えるⅩの施設に向かう為荒野を走っていった。
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