幼馴染がいじめるのは俺だ!

むすめっすめ

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勘違いの話

ガチ恋ユニコーン先輩の逆襲


“ちぃちゃんがビッチなのを止めよう作戦“

ですが...

どうすればいいかなんて分かんないもので...


納戸から勢いよく出たところまでは良かった、昨日自室で徹夜して考えたものの、何も浮かびませんでした。

よくよく考えても、なーんかコレ、腐女子の姉ちゃんに上手く転がされてないか?と考えてしまう...

俺と須藤が付き合うようにとか...

いや、多分そんなことは無いだろう、うん、
それより、今日どうするかなんだよな...

今登校中だけど、学校着いたら今日もまた須藤が千透星くんの目を掻い潜って俺の前に現れるんだよな...
眠いし...とりあえず、保健室いこうかな...


逃げの姿勢が最終的には勝つんだよ。



と、思ったのも間違いとかね。







「おはよ、ヒロくん。」



...なんで、須藤が保健室にいるんだ...


「朝から保健室とか...サボりなの?」


「...はぁ?俺はちげーし!というかなんで須藤がいんだよ!」


須藤から逃げようと、仮病だが、腹が痛いと保健室に駆け込んだらコレだ。

俺が何をしたってんだ。


「2人とも...体調悪いにしては元気だね?」


2つ体温計を持った先生が、座っている須藤と俺を訝しげに見る。

多分、1時間だけでもベットで休養させて欲しいと言ったから熱がないか先生は心配してくれてるんだけど...

須藤は仮病なのに、それは違うだろ...


「いやまじで...なんかコイツの顔みたらさらに腹痛くなったってか...」


「...何それぇ、僕はヒロくんの声のせいで、さらに頭痛くなってきたよぉ?」


「...ハァ?」


言い返そうとしたが、その時、脇に挟んでいた体温計がお互いにピピッと鳴った。

大人しく先生に体温計を渡して、ついでに須藤を睨んだ。それに須藤は微笑んでいて、さらにムカついた。


「2人とも平熱だね...元気そうだし、授業出てきたら?」


「...須藤は、どうすんの?」

「...なんで僕?」

コイツ、須藤から逃げるために来たんだから、コイツがどうするかによる。


「んー...僕は...帰ります。」


「須藤さん、それだと親御さんに連絡取ることになるけど...」

先生は、須藤と目線を合わせて心配そうに声をかける。

...なんで、そんなこと聞くんだ?


「...えぇ、」

須藤はあからさまに残念そうな声を出して、ため息を着く。
俺はその様子をじーっと見つめていると須藤と目が合った。


「なんだよ...ヒロくん、僕のことなんかどうでもいいでしょ」


僕のことなんかどうでもいいでしょ


ボクノコトナンカドウデモイイデショ


『僕のことなんか本当に愛してくれないくせにッ!!』


なんだコイツと
思わず口を出しそうになった、

けど、

あのBL本のあのセリフが思い浮かんだ。

多分こうゆうとこだ、須藤が心なしか悲しそうな顔をしたところで...

こうゆうとこで...

主人公だったら...


『お前の事が心配なんだ。』


「須藤の事が...心配なんだ。」


真っ直ぐ須藤の目を見つめて、
なるべく、下心がバレないように真面目そうな声色で言った。

どうだ!


「は...?」

 
須藤は...
信じられない、そんな表情
...え?ミスった?


「な、んで...」

な、んで...?

なんで?

え、なんでって...
知らねーよ、なんだが!?
お前のことなんかこれっぽっちも心配してないが!?


「...え、いや普通に」


「普通に、って...」

互いにめっちゃマジレスしてる感じ、
それな、普通にってなんだよ、
こんなヤツ心配する義理も普通も俺にはありません。

須藤はわけが分からないと俺を睨んだ後、俯いて頭をかいていた。
これじゃあ表情も見れない...

コイツどうゆう心境なんだ、とお互いに思ってそうだな...

そんな俺たちに先生は


「うーん...じゃあ、そんな須藤さんが心配な小鳥遊さんは、なるべく一緒にいてあげたら?」


「...え、」


「え...じゃなくて!それぐらいしてあげなさいよ!心配なんでしょ?」


えぇ...まぁ、そうだけども...
そう言っちゃったし...
なんか面倒くさいことになったかも...

けどここは主人公な俺でいかなくちゃいけないので...!
俺は椅子から勢いよく立ち、
大声で宣言する。

「わっ...わかりました!ヨシ!行くぞ須藤!」


「...はっ?」

ん!と手を出すと、須藤は躊躇していたものの、俺の手を取って立ち上がった。
俺はその手を握って、須藤を引っ張るような形で歩き出す、
その時、先生に呼び止められ

「あ、小鳥遊さん、あと一つだけ。」

「?なんですか?」


「貴方は...須藤さんに優しくしてあげるんだよ。」


ニコッと対のない笑顔で先生はそう言った。





俺が引っ張るような形でも、手を繋ぎながら、廊下を須藤と一緒に歩く。

なんでこうなったのかは、よく分からない。

ただ、意外にも須藤が拒絶することはなかったからこうなっただけ、
俺はこうゆう時どうすればいいか分からない。これは童貞でも、そうでなくともこうなるだろ。

俺が先を歩いてるから、須藤の顔は見れないし、どんな情緒なのかも分からない。

互いにコイツ何考えてるんだ...だな、多分。

それに、そろそろ教室着くし...てかもう教室見えてるし...皆にコレ見られたら本当にまずいな...

特に千透星くん...

後ろの須藤に気を取られながら、考えながら前を見て歩いていると、前から誰か歩いて来るのが見えた。

「ねぇ...ヒロく、」

俺はパッと手を離して、須藤が何か言おうとしてたのが聞こえたのでそちらを見る。

「何、須藤...「アレ~!千尋ちゃんじゃぁ~ん!」

自分の後ろから声がする。

俯いていた須藤がその声に顔を上げると、段々と須藤の顔色が悪くなっていくのが分かる、
俺は後ろにいる人の方を見た


「何ぃ?また男引っかけてんの?」


その人は、
前、俺が目撃した時、保健室で須藤とヤッていた先輩だった。

先輩は微笑んでいるが、目は笑っていない。須藤がよくする目だったが、何百倍も怖い。

「なんだよぉ、男の陰に隠れてないで何か言ってよ?千尋ちゃん」

須藤が俺のシャツを掴んだ。
今、掴むってことは、
怖い、そんな感じじゃないのか?

主人公ヅラ、な俺は須藤を隠すように後ろにやった。
流石に睨むとかは出来ないが、なるべく穏やかな声色で言う


「だっ...誰ですか?」


「...誰って...うん?なんか君見た事あるなぁ」

先輩が俺の顔をまじまじと見る。
それに俺は少し狼狽えたが、
こんなんで負けてられない。

さっきの声も穏やか意識する前にめちゃくちゃ焦りが声に出ていたので、多分もう既に舐められている。

が、主人公は負けてられないのである(泣


「あっ!俺と須藤が保健室でヤッてるとこ目撃した奴だろ!お前!」


「...アーソウデシタネ、ナンカ、ミタコトアルトオモッテー」

先輩が手を叩いて声を出すところ、俺はめちゃくちゃ棒読みで対戦する。
勝てる兆しはない。

「...でさー」


「なんで、須藤がビッチなの知ってて味方ヅラしてんの?」


急に真顔になり、ドスの効いた声でマジレスしてくる先輩。
これ、なんて返すのが正解ですか?
普通に内心大焦り。

「あっ、須藤のガチ恋君って感じ~?あの“噂“聞いたのに信じられなくてぇ~みたいな?」


「...噂?」


なんの事だ?
須藤の噂なんてこれっぽっちも聞いたことがない。須藤が可愛いとか、他の男子が話してるのを聞いたことあるくらいだ。
そもそもクラスで浮いてる俺がクラスメイトと話せるわけが無いので噂話なんてできっこない。


「あれ?知らない感じ?俺が流した噂、てか事実なんだけど...」


「須藤千尋がビッチだってこと、」


「...え」


思わず声が出た。
何、なんだそれ、そんな噂流れてるの?
全く知らない。

「地下のトイレで聞いちゃったんよ~、最初は須藤が隣の個室にいることも気づかなくて聞き逃したけど、須藤が“ちぃくんを本命にする“とか言ってるの気づいて、ちぃくん俺じゃないじゃん!って、そっからマジキレすぎてあんま覚えてないんだけど気づいたら噂流しててさぁ~!」


「薄々、須藤がビッチなの気づいてたけど、俺本命じゃないとかありえなすぎてさぁ~...」


先輩が俺の後ろにいる須藤をギロリと睨む。

怖すぎる、怖すぎた。
須藤がビッチなのはどうでもいいけど、自分が本命じゃないからってキレてる。
コイツのほうがガチ恋勢だ。

やばい、
直感だが分かった。

この人、“ヤバい人“だ。


「てか、ガチ恋君、須藤に付け込もうとしてる訳?」


「...はぁ?」


「須藤が噂で今一人ぼっちになってるところに、付け込んでさ!やめときなぁ~?ソイツ本命なんてつくんないよぉ?」


「だろ?つくんないよな、千尋ちゃん」


怖い、
この先輩、
てかガチ恋勢。

イケメンだし身長高いから、圧かけると本当に怖いな。

その時、チャイムが鳴ったが...
ガチ恋先輩をどうにかしなきゃいけない。
というか、この状況千透星くんに見られたら色々終わりなのだが...

足早に...終わらせよう。


「いやぁ、ただの友達ですよ。いまの噂も初めてしりました。」


「へぇ~!そんな奴、友達やめたらぁ?」



「人の事期待させてポイだよ?須藤は幸せになる権利ないって!てかなれないっしょ!」



...さすがに
い、言い過ぎでは?

俺は嫌いでも、こんな言わない。
俺は一人で返答に戸惑っていると、俺の後ろにいた須藤が掴んでいた俺のシャツをさらに強く掴んだ。

...ムカついてる?

そう思ったのもつかの間、
須藤は隠れるように俺の後ろにいたのを1歩踏み出して、俺の前に立ち、ガチ恋先輩の事を睨んだ。


「うるさい...」


「...あ゛?」



「...うるさいんだよ!ユニコーン野郎!!」



須藤がそう叫んだ。
めちゃくちゃデカいし高い。
なぜか聞き覚えのある、女の悲鳴のような声で俺の耳に届いた。

廊下に響いたので、焦って周りを見ると野次馬が一人、また一人と集まってきていたのが分かった。

ヤバい...!これ以上は...!!

俺たちの学年の教室に近い廊下だったことから見知った顔もぞろぞろと出てくる。
千透星くんが来ないように祈りながら、須藤とガチ恋先輩が言い争うのを見つめた。


「...は?ユニコーン?」


「アンタ、処女厨じゃん!初めてヤッた時、僕が処女じゃなかったのだけで僕がビッチなの薄々気づいてたとか言ってんでしょ?あからさまに残念がって、キモイんだよ!」


重めのガチ恋な上にユニコーンって...

思わず、笑ってしまうのを堪えた。

でも、周りの声が聞こえてきて、全くもって笑える状況じゃないことを再確認して冷めた。


「アレやばくね...?」

「...噂のだろ?」

「やっぱそうだったんだ...」


そんな声が聞こえる。
こんなの...須藤が聞いたら...

須藤は拳を握りしめて、ガチ恋先輩と言い争っている。
須藤は声も心なしか震えてきている、そうだ、余裕がないんだ。
当たり前だ、こんな状況になったら...

ボーッとその状況を見つめていると、前の野次馬の中から千透星くんが見えた。
千透星くんは息を切らしていて、状況を把握するために時間をかけているようだった。

その時、ハッとした。
俺は...1歩後ろで、置物みたいに、ただ突っ立っていることしか出来なくて...



『今、アンタしかちぃちゃんの心に近づける奴はいないのよ!』



ガチ恋先輩はさっきの余裕ぶった様子はどこへやら、バチギレしていた。


「お前...!今まで騙しやがって!ふざけんなッ!!」


ガチ恋先輩が須藤に向けて拳を振りかざす。
須藤はただ、それを受け入れるように目をつぶっていた。


『ヒロはその主人公みたく、近づくの!』



そう思うと、無意識にも身体が動いた。

俺は須藤のシャツの襟を掴み、ガチ恋先輩の拳を避けるように後ろに引っ張った。


「はっ...?」


須藤、ガチ恋先輩、どちらも驚いてこちらを見て固まっている。


「何...してんだよ。」


自分でも思ったより、低い声が出た。
...なんか、俺今めっちゃ主人公みたいじゃね?

そんな事、こんな時でも思えるのだと驚いていても...時間は経つわけで、ここからどうしようとか考えてる暇もなくて、


「...は?何ぃお前?」


「小鳥遊...お前、何やって、」


ガチ恋先輩は俺をめちゃくちゃ睨んでくるし、須藤は俺をありえないと言いたげな目で見てくるし

俺今どんな顔してんだ。



「...今、しないと後悔すると思って、」



「だからって...な、んで、僕のこと嫌いじゃ」




『貴方は、須藤さんに優しくしてあげるんだよ。』




「お前が...須藤が、心配だから、」



もし、ほんとに
須藤が何か抱えてて、辛いなら、
俺しかどうにか出来ないなら、

...誰もいないなら。


俺がどうにかするしかない、



俺は何も出来ないけど、

須藤の手首を掴んで、野次馬をかき分けて足早に保健室に戻ることにした。


「おい!何逃げてんだよ!まだ話終わって...」


後ろからガチ恋先輩の声が聞こえてきたが、無視して廊下を突き進んだ。










「たかなしッ...小鳥遊!!」


須藤が保健室に向かう廊下の途中で、俺の名前を叫ぶように呼んだことで気がついた。
俺は振り向き、須藤の手首を離した。
俺は少し手首を強く掴んでいたようで須藤が自身の手首をさすっていた。

「何、なんなの、もう、分かんないよ。」

「何が、」

「小鳥遊が...何考えてるのか!!」


須藤は震えるような声でそう言った。


「僕のこと嫌いなんじゃないの!?急に優しくしてきてなんなの!!...もしかして、僕のこと好きなの...?」


「...好きじゃない、」


「じゃあッ...」

「けど、心配だから。」


そう言うと、須藤は顔を歪めた。



「誰も...僕なんかといても...」



「幸せになれないんだよ...?」



幸せ。
須藤は幸せという言葉に...
囚われている。



「俺は...お前に、幸せになって欲しいって思ってるよ。」


「...なんで、」


「...他人が辛いなら、多分そう思う」


うん、本当に何となくだから、
答えになってないような気もするけど。


「僕なんかじゃ、幸せになれないって...言った、じゃん。」

「うん、言った...そう、だけど、」

「なれないんでしょ、」


うっ...
畳み掛けられた...
確かにすぎて無理だ...

うーん...これはもう...


「いや...けど、幸せになれるか、なれないかなんて、わかんないだろ。」


「...そうなの?」



「だから、俺と幸せになってみようよ。」



...ん?自分で言ったが、コレ正解?
なんかこれって...


「...愛の告白?」


「だよなぁ...」


どう見ても愛の告白にしか見えない。
ただ、思ったこと言っただけなのに。

うーんと唸っていると、
須藤が表情を変えた。

須藤は、
笑っていた。


「ふふっ、何それ!」


初めて、見た。


「確かに...めっちゃキモかったわ...」


つられて笑ってしまったのは、
しょうがない。


「いいよ、幸せになろうよ。」


いつものような微笑みではなく、人間らしく笑いながら須藤はそう言った。


「...うん、俺と幸せになってくださいよ」


馬鹿みたいにそう言うと、須藤は結婚式みたいだとさらに笑ってくれて、


...嬉しくなったのは、不思議だった。



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