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勘違いの話
"好きな子にいじめられたい奴"
唇が痛い。
力強く唇を噛まれたと思う、血が滲んだ。
先程、
顔が近づいてきて、目をぎゅっと瞑っていたのを、痛みで見開いた。
その直後、唇を舐められた。
急な事に固まってしまう
目の前は信じられない光景というか、
顔が近くて、まつ毛が長いとか、
あ、コイツも目開いてんだ、
そう思ったらぶわぁっと顔が熱くなるのが分かった。
鼓動が早くなって、死にそうだ。
...そんな様子の俺に、彼は
「...はやく、口開けろ」
ニヒルな笑みを向けた。
あぁ、
昔から瞳が澄んでいて綺麗だ。
"千透星くん"は、
その時だけ、濁っている。
...なんで、こんなことになったんだっけ。
電車に揺られながら、ぼーっと端の席で、なんとなく目の前の人を見つめる。
目が合った、思わず逸らす。
この時間帯、混んでいるからな、早く降りろとか思われてるのかな。
そんな貴方に朗報です...
俺は次の駅で降ります!
俺の地元の隣の駅はターミナル駅、そこまで皆、我慢していると思う。
電車が完全に停車したところで、席から立ち上がる、人混みに押されながら、駅のホームに着く。
おじさん、良かったら、座ってください...
気持ち悪いことを考えている自覚はある、けど、もう俺は頭がパンクしている。
悩んでも、悩んでも、しょうがない気すらする。
答えが出ないんだ。
人の気持ちなんて、分かんないんだから考えるのもしょうがない
けど、わかんないからこそ、考えたり言葉を尽くしたりすることは大切だと思う。
千尋も、千透星くんも、後藤達も、
何を考えてんだ。
そう思うと勝手に憶測してしまう、正解を探してしまう。
そんなの、無いのに、
負のループだ。
...あぁー、分からない。
ぼーっと改札を通り、階段を上る。
俯きながら、噴水を横切ったところで誰かにぶつかった。
「すみませッ...ん?」
俯きながら避けようとしたら、
相手も同じ方向に動いた。
ガチ恋先輩ぶりの連続回避本能だ、と本能で感じ取った俺は、止まった。
すると、相手の足も動かない。
不審に思った俺は、顔を上げて相手を見た。
「おせぇんだよ、グズ。」
「はっ...?千透星くん!?」
ぶつかった相手は千透星くんだった。
思わぬ相手に固まっていると、有無も言わさぬ様子で千透星くんは俺の手首を掴んで歩き出した。
「ちょっ...待ってよ!」
「...」
千透星くんは何も言わない、
...遅せぇんだよって、
俺の事を待っていたのだろうか。
てか歩くの早い、手首がもげそうだ。
「...待てって!」
もう片方の手で、千透星くんの腕を掴んで、無理やり足を止めた。
すると急に千透星くんは振り返り、俺の手首を離すと、俺の手を腕で振り払った。
「触んなっ、」
少しよろけて、転びそうになったが、その原因はもちろん支えてなんてくれない。
「...神宮寺くんが...無理やり...」
文句の1つでも言えたら良かった、
ちぃちゃんも違うし、千透星くん、なんて呼べるわけがなかった。
...神宮寺くん、
それはそれでキモイな。
何故か分からないが、千透星くんは俺が言ったことに、物凄い形相で俺を睨む。
...え?俺なんかやっちゃいました?
「...くん付けはやめろ、キモい」
「え...えぇ?じゃ、神宮寺?」
「...しね」
そう言うと千透星くんは、さらに眉をひそめる、彼は前を向いて歩き出した。
何が、そんな、気に入らないんだ...
あ、俺か...
自問自答しながら、立ち止まっていると、千透星くんは、俺が着いてきてないことに気づいたのか、また振り返った。
「...おい!来いっつってんだろ!」
「あ、え...うん。」
大きな声を出して、僕を睨む千透星くん。
ここは駅のロータリーだから、そんな千透星くんのせいで、人の視線が痛い。
俺は拒むことなんて出来なくて、せめてもの抵抗で1メートルぐらい離れて、千透星くんのあとを着いた。
多分、これは千透星くんが、僕にとって
"ちぃちゃん"だった時の癖だ。
何も考えずに千透星くんの後をついて歩く、
そうやって、いじめられてきたから、
いじめの後遺症である。
「入れ」
「...は?」
千透星くんの家。
一軒家、なんかデカイ、凄い、と思った。
いや、そんなことどうでも良くて、
「なんで家?」
「...入れよ、」
聞いても、千透星くんは何も答えない。
わけがわからず、扉の前でモダモダしていると、勢いよく背中を押され、衝撃で玄関に入ってしまった。
俺がそれで転んで床に手をついても、彼は何も言わない、
千透星くんは後ろ手で玄関の鍵を閉めた。
下から千透星くんを見上げる、
こうも見ると千透星くんは迫力が...
身長高いんだよなぁ、千透星くん。昔は俺の方がちょっと高かったのに、
それでも、俺はいじめられていたけれど。
「...はぁ、」
千透星くんは俺を見下げると、目を細めた。
...何を考えているんだ、
俺は、千透星くんの綺麗な顔をぼーっと見つめていた。
すると、千透星くんは俺の後ろに回って、俺のシャツの襟を掴んで、俺を引きずった。
摩擦で背中が痛くなっているのに、彼はそんなこと気にもとめない。
階段を登ろうとするので、さすがに背中が凹むことを考えたら、抵抗した。
2階への階段を登ると、千透星くんは自室に俺を連れていった。
なにこの状況、
なんで俺は、千透星くんのベットに座っているんだ?
千透星くんは、俺が部屋に入るなり肩を押してきて、無理やり自身のベットに座らせてきた。大人しくしていると、
彼は俺の隣に座った。
それから、
力づくで押し倒されたからだろうか、下がベットでよかった。
床だったら気を失うレベルで勢いよく頭をついた。
何をされるのだろうか、
殴られる?
だと思ったら、顔が強ばった。
顔が近づいてきて、頭が真っ白になった。
思わず目をぎゅっと瞑った。
唇に鋭い痛みが走る。
冒頭に戻る。
「はやく、口開けろ」
それどころでは無い、
鼓動が早くなるのが分かる。
俺は、もう、死んでしまうのではないか、覚悟はできていない。
頭もついてこない、
なんで?
なんでこんなことする?
わからない、わからない、
...死にたい、
死にたくなってきた。
なぜだろう、というかなんで、俺が死ななきゃならないんだ。
お前が死ねばいい、ちぃちゃん。
俺はただ、千透星くんを見つめていると、千透星くんは舌打ちをした後、また顔を近付けてきて、俺の唇を舐めてきた。
...口を開けろってこと?
いや、さっきそう言ってたか、
そっか、そうなんだ。
俺は震えながらも大人しく、
口を少し開けた。
千透星くんは見逃さず、唇が強引に重なった。
歯が当たって痛い。
千透星くんが、俺の口内に舌を入れようとしているのが分かる、
探られて、弄られている。
どうすればいいんだろう、最大限に口を開ける?いや、多分違う、どんぐらい開けるのがベストですか?
あ~死にたい。なぜか、死にたい。
鼓動は鳴り止まないし、恥ずかしいし、何をしているのだろう、死にたい。
俺が、上の空なことに気づいたのか、千透星くんは俺の顔から離れた。
「...ヘタクソ」
そう言って、
彼のか、
俺のか、
わからない口周りの唾液を、舐めとる彼は...
エロくて、死にたくなった。
また、口開けたら、喋ったら、キスされるのかな、死にたくなるからやめてほしいな。
だから、俺は何も喋れなかった。
ただ、俺はベットから動かないで、彼から目を逸らせなかった。
「なんで、お前は抵抗しねーんだよ」
お前に殴られるかもしれないからだよ、
とか言えなかった。
けど、俺って本当に殴られたくないから抵抗してないだけなのか?
よく分からない、
けど、
「...だって、千透星くん、俺がやめてって言ってもやめたことなかったじゃん。だから、やるのかなって、」
これだけは分かった。
千透星くんはいつだって俺をいじめるのをやめなかった。
いや、けど高校上がってからはこんな強引に、とかはあんまりなかったな、俺が追っかけしてただけかも、
千透星くんはその時から、もう、俺に飽きてたんだ。
すると、なんか悲しくなった。
千透星くんは、俺が言ったことに驚いているのか、目を少し見開いた。
すると、俺に呆れたのか、ため息を着く
「アホか、」
「何、俺とやりたいんじゃ」
「んなわけねぇだろ、殺すぞ」
じゃあ、なんなんだ。
もしかして、俺の事、本当は好きだったとか?...それで千尋と仲良くなったから、嫉妬しているのだろうか、
まぁ...こんなこと、ありえないから、多分千透星くんに言ったら殴られる。
というか、
「ちぃちゃん、みたい、」
「...あ?」
千透星くんは怪訝な表情で俺を見た。
だって、こんなの、久しぶりだ。
彼が強引なのも、こんなに口調が荒いのも、
"ちぃちゃん"みたいだ、
強引にも、俺を求めている。
けど、あのポエムを作った時から、俺はちぃちゃんと千透星くんの区別が付いているつもりだ。
好きな子いじめちゃうヤツがちぃちゃん、
けど、実際のところ、千透星くんは恋人に尽くすタイプみたいだ、千尋への対応を見たらわかる。
解釈違いもいいところだ。
「お前、ちぃちゃんって呼んでんのか、アイツの事、」
「...え?」
「...あの後、ヤッたのか、」
コイツは何を言ってんだ。
千透星くんがちぃちゃんじゃないなら、
他に誰がいる?
...千透星くん自身が、
ちぃちゃんと呼ぶ人、認識している人、
それは...
「千尋のこと?」
そう言うと、急に胸ぐらを掴まれた。
「やっぱ、な、お前...知らないフリしてんじゃねぇよ!」
大声で怒鳴られた。
怖いとか、何より先に困惑が激しかった。
まったく、何を考えているのか分からない。
本当なのに、千透星くんは、そんな様子の俺に苛立ちが募っているようだった。
薄々感じていたが、コイツの行動からして、コイツは何か勘違いをしている。
千透星くんの意味不明な行動のおかげで、鼓動が収まって、冷静に考えられるようになった。
ちぃちゃんと呼んでいるのか、
あの後ヤッたのか、
ちぃちゃんというのが、千尋だと言うことは分かったけど、あの後とは何時のことだ。
俺と千尋が一緒に居るところを千透星くんが目撃したのなんて...
最近でいうと、ガチ恋先輩と千尋が揉めた時でしかない。
あの時、千透星くんは野次馬の中にいた。
それで、千透星くんがガチ恋先輩を殴ったのも謎だ。この時から、何か勘違いしているのではないか、
ガチ恋先輩と揉めた後も、俺と千尋は会っているが、それを千透星くんが知っているとは思えない。
というか、そもそもの話、千尋とヤッたことなんて、1度もない。
否定しなきゃ、否定したい。
千透星くんに、だけは、なぜか、
勘違いされたくない。
「やってない、」
「...あ?」
「千尋とは、何も無い」
数秒、互いに沈黙
なぜか、言ってしまった、という感覚になった。
何も無い、と言ったら千尋は悲しむだろうか…
けど、コイツの妄想は放っておくとどこまで行くかわからない。
俺は…そんな言い訳を並べた。
千透星くんは疑うような視線を俺に向ける、
「…じゃあ、なんで、あの時、ちぃちゃ…須藤の腕引っ張っていったんだよ、」
「…え」
後藤達に言ったように、
助けたかった、じゃダメだよな。
千透星くんにとって、俺はレイプ犯なのに、それはおかしい。
じゃあ、なんて言う?
「誤解、レイプ未遂犯ではないです。」
これぐらいしか言えない。
千透星くんの質問への答えではないことに、数秒経って気づいた、多分、俺はもっと怪しまれること言ったのだろう
千透星くんは、掴んでいた俺のシャツを離すと、俺はまたベッドに頭を着いた。
「…それは、知ってる、須藤の噂が流れた時から、」
「…は?そうなの?じゃあなんで、」
「質問に答えろよ」
千透星くんの声色で、怒りが伝わる、
昔から俺には隠そうともしないから、分かりやすい
「…助けたいと、思ったから?」
結局はこれだけ、
少し邪な気持ちがあったとしても、そう思ったんだからしょうがないだろ。
「…自分に罪を被せようとした相手でも?」
「うん、」
「どれだけ、嫌いでも?」
「…うん、」
千透星くんは、確認するように、俺に問う。
すると、なにか分かったのか、ため息をついて、寝転ぶ俺を睨んだ。
俺は、起き上がって、千透星くんと向き合う、
「…千透星くん、俺の質問も答えてよ。」
「いやだ」
「なんで、俺と千尋の関係を疑ったの?」
俺が千透星くんの言葉を無視して話を進めると、千透星くんは不愉快そうに顔を歪める。
だって、心底不思議なんだ。
わけわかんないから、聞くしか無かった。
「お前と…須藤が付き合ってると思った。」
「うん、だから、なんで」
「…ヒロのくせに、生意気なんだよ。」
なんでだ、
今のどこにそう思ったんだ、理不尽。
ずっと言ってるけど、
今の千透星くんは、ちぃちゃんみたいだ、
だから自分でも…
千透星くんだったら今…俺の事、生意気だとか言うはずだと分かっていた。わざと言った、ちぃちゃんみたいだったから、
俺はキモイ。
久々だ、この感覚。
「助けたいとか、調子乗りすぎ、自分に罪を被せようとしたやつなのに…まさか、前から須藤のこと好きだったとか言わないよな?それで1人になったとこ付け入ろうとか…」
「なんで皆、そんな考えに走るんだよ…」
ガチ恋先輩も、俺をガチ恋だとか言ったり、千透星くんの、飛んだ考え方にも、思わずため息が出た。
すると、それにカチンときたのだろうか、千透星くんは、強めに俺の頬を叩いた。
あ、叩かれた、唇痛いのに、
食べる時に、染みたら嫌だな。
え、あ、次はなんだ。
肩を押されて、また押し倒された。
「…お前、やっぱバカなんだ」
「え?どうして、」
「お人好し、なんで全部受け入れんだよ、」
俺が…叩かれたことを受け入れてるって?
お人好しなんかじゃない、
須藤の事も許したつもりはない。
千透星くん、のことも…
俺は…ただ、
「…俺に、いじめられたいのか?」
「はっ…?」
「"いじめられるなら、ちぃちゃんがいい"…だっけか?お前、そんな癖、あったんだ。」
千透星くんは意地の悪い笑みを浮かべる。
なんで、なんで、
なんで知ってる?
見られてた、聞かれてた?
動揺が隠せない、
そんな俺にちぃちゃんは一層笑みを深める。
「なぁ、答えろよ、俺に…いじめられたいの?」
いじめられたい、
…イジメラレタイ?
そんなわけない、
のに、声が出なかった。
なんで俺がいじめられなきゃいけないんだ、とか、とっくの昔に思わなくなった。
だって、"勘違い"していたから、
当たり前になったんだ。
さっき、頬を叩かれた時だって、
怒りとか、困惑とか、なるはずなのに
痛いだけなんだ。
俺はいつからか、いつだって、
殴られたら他のことを考える…
そうしてきた。
だって"ちぃちゃん"が俺をいじめるのには理由がある、俺が好きだって、
あ、そっか、
俺いじめられることを受け入れてるんだ。
悲しいなぁ…
今、俺がいじめられたいって言ったら、いじめるんだろうか
…答えがそうじゃなくても、千透星くんはいじめるだろう
俺は、天性のいじめっ子みたいだ。
俺は、また、あの感情に支配された。
いじめられるなら、
「…そう、だよ。」
好きな人にいじめられたい。
「ちぃちゃん、」
そう言うと、千透星くんは、俺の耳元で
「ヒロ、いじめるのは俺だけだよ、」
「死ぬまでな」
千透星くんは…
低く低く、けれども、
なぜか甘ったるい声でそう囁いた。
あぁ、俺はこの人に殺されるんだと思った。
勘違いの後遺症、
これは、俺の勘違いの話。
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