推しが彼氏になったなら。

わをん

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プロローグ

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 その涙を舐めとると、槇さんの体がビクッと動いた。

 そろそろいいか、と槇さんの腰の上に跨って、下着の中からも分かる膨らみをその眼前に見せつけた。

「僕の、ちょっと大きいんですけど、覚悟してくださいね」

 下着を引っ張って屹立しきって反り返ったソレを出して見せると、槇さんがまた、「ぎゃっ」と言った。

「三浦さん、それ、……えっと、……挿入はいります……?」
「はい。挿入ります」
「承知しました……、では、一思いに」
「………」

 その仕事ぶりが部長クラス以上から絶大に評価される総務の槇さんと言えば、大小問わずやりきる仕事が完璧で正確で、駅前の蕎麦屋より速いのが売り。

 無愛想なせいで、中堅クラス以下からは仕事以外で敬遠されているそうだ。飲み会などには一切現れないらしい。

 噂話程度にこの人の評判を聞いていたが、実際のこの人は引き出し甲斐のある面白い人だ。

 昨日の新年会での出現はレアな出来事だったらしい。別にノリも悪くない。今も非常に協力的且つ率先して股を開いている。

「ゆっくり挿入ていきますから」

 叫ばないで欲しい。

「はい……」

 槇さんの了承の下、無事に入れ込めはしたが、ソコは非常に狭くて、奥まで挿入できる気が全然しなかった。

 処女……。

 少しずつ襞を拡げて中を擦りながら捻じ込んでいったらば、槇さんがまた喚き始めた。

「あの、あのあの、三浦さんっ、ソコはダメです、あの、だからダメなんですっ、すっっっごく感じちゃうからっっっっ」
「………」

 ジタバタする槇さんを力で抑えつけた。あまり乱暴にしたくはないのだけど。

「槇さん」

 槇さんの凹んだ下腹部をゆっくりと指先でなぞる。

「……はい」
「わかりますか? この辺りまで入ってますよ」
「……わかります。触らなくても、言わなくても私、もう充分感じていますからぁ……」

 こちらの理性を試すようなことを怒ったような口調で言ってくるのが、可愛いくて憎らしい。
 
 槇さんが顔を両腕で隠してくるので唇にキスができない。させてくれよと思ったけれど言わずにおいて、挿入作業に集中することにした。

「あぁんっ、三浦さぁん……っ」
「……っ」

 危ない。一瞬、槇さんの喘ぎ声に引き摺られて、箍が外れそうになってしまった。

 気をつけないと、また槇さんを泣かせてしまう。

 槇さんはつい数十分前まで手に余るほどのマグロだった。それが今ではこんなに蠱惑的に喘ぐのだから、女はわからない。

「……やさしくしないでいいんです。私、三浦さんに気持ち良くなって欲しいんです……っ」
「槇さん……」

 そんなことを言われたらもう、こっちの我慢が限界だ。

 邪魔な両腕を引き剥がした。少し乱暴にしたせいで、怯えたような顔つきになってしまった槇さんの唇に吸いついて長い長いキスをした。

 その細い体がしなやかに反り返るのを強く抱きしめた。

 形の良い乳房を押し潰しながら、口の中を蹂躙し続けた。

 槇さんから緩やかに力が抜けていった。

 そのおかげで、ようやく根元まで挿入できた。馴染むのを待って、ゆっくりと動いた。槇さんは一仕事終えたかのように一息ついていた。

 残念だけど、そうは問屋が卸さない。

「んっ、んぁっ……!」

 それからは怒涛の如く、槇さんを前から横から後ろから存分に揺さぶった。


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