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2 人間と猫
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やっと買えた、紫色のリボン。
小さな紙袋をがさがさ鳴らしながら店を出る。
『私とお姉さまの秘密にしてくださいね。どうしても紫色のリボンが必要なんです』
妹、エミィの言葉を思い返す。ちゃんと買えたよ。心の中で伝えて、紙袋を握りしめた。
エミィは紫色のリボンで髪飾りを作りたいのだという。お母様にプレゼントするために。びっくりさせたいからみんなには内緒で、唯一秘密を共有した私が買い物に出たのだった。
しかしどの店も紫色ばかりが売り切れていて、買うのに夕方までかかってしまった。
日が沈み始めると辺りがあっという間に暗くなる。風も冷たい。急に不安な気持ちになってきた。早く帰ろう。
私は歩を早めて、大通りから路地へ入る角を曲がった。少し不気味な道だけれど、ここを通り抜けた方が早い。
「アリゼ=シャルランかな?」
目の前で、建物の影がゆらっと揺れる。思わず後退った。
よく見ると、そこには黒いローブを着た人間が立っていた。なんだ、人間か。ほっとした私は、微笑んで返事をする。
「はい。そうです。私に何か……」
ローブの人物が何か呟いたと思うと、強い眩暈がしてきた。立っていられない。私は頭を押さえながら膝をついた。目の前がどんどん暗くなっていく。
助けて、とローブの人物へ縋るように手を伸ばして、そのまま意識が途切れた。
**
―――というわけで、お姉さまはいなくなりました。お小遣いをはたいて依頼した甲斐もあったというものです。
私の前には今、“婚約者”のカイラス様がいらっしゃいます。とっっても素敵です!
「……………………」
「……………………」
ですが、ずーっと無言です。どうしましょう。私から声をかけました。
「カイラス様、申し訳ございません。姉が行方不明になってしまい……私も本当に悲しく思っているんです。毎日泣き腫らしております」
ハンカチで目元を拭うふりをした。カイラス様は無言のまま。私は続けて言う。
「私は妹ですが、私とでも結婚してくださいますか」
「………………ああ。相手が誰でも同じだ」
やっと喋ってくれた! 声も素敵です。私はうっとりして言った。
「ありがとうございます。カイラス様、お優しいんですね」
「……………………」
また無言に戻ってしまった。照れ屋なのかも。少しずつ会話を増やして、心を開いてくださればいいのだけれど。
「ところでカイラス様は何がお好きなんですか。私もカイラス様と同じものを好きになりたいです」
「……………………」
喋らないけれどとっても素敵。完璧な容姿、まさに彫像だわ。神の創りたもうた傑作ね。何時間眺めていても飽きないわ。
お姉さまには悪いけど、私、幸せになっちゃいますね!
**
困った。私、アリゼです。真っ黒の毛並みですが一応人間です。
黒いローブの人に出会って、目覚めると猫になっていました。水たまりに映る自分の姿に驚いて、夢かと思い何度も寝ました。どれだけ寝ても猫でした。
猫になっておよそ一か月。野良猫に混じっての生活も大分慣れた。ゴミ漁りもお手の物。それなりの家の娘なのに……。
家に帰ろうにも妹は猫が嫌いだし、両親もあまりいい顔はしない。家に帰ってうっかり駆除されてしまったらそれこそお終いだ。どうしようもない。
他に頼れる相手もいないし、と、ここでやっとカイラス様のことを思い出した。私の婚約者。私がいなくなって困っているかもしれない。私の帰りを待っているかも。
思い立ったら行くしかない。私はかつて馬車で見た記憶を頼りに、カイラス様の屋敷へ向かった。無事に到着。
(相変わらず立派なお屋敷……。大きさは我が家とそう変わらないけれど、植え込みの花や、門の装飾も、とても素敵)
細部にまで気配りが行き届いている。きっと良い職人や使用人をたくさん抱えているのだろう。それだけでも主の大きさがよく分かる。
私は自分の前足を見下ろした。黒くて、泥まみれで汚い。体中に生ゴミの臭いが染みついている。駄目だ。私は、こんな綺麗な屋敷に来て良い存在じゃない。
(馬鹿だなあ、私)
例えカイラス様に会えても追い払われるだけだ。婚約者だって気付いてもらえるわけがない。
諦めて元の路地裏へ帰ろう。背を向けて、しかし気配を感じて振り返った。門のところに見事な彫像……ではなく。
(カイラス様だ……こっちを見ている)
お互い見つめ合ったまま動かない。試しに小さな声で鳴いてみた。
「なぁーん」
カイラス様はびくっと身を震わせた。猫が苦手なのかな。だとしたら申し訳ない。私は軽く会釈をして去ろうとした。すると、
「ま……待って」
引き留められた。私は警戒しながら様子を窺う。カイラス様はきょろきょろと周りを見て、腰を屈めた。私に向けてそっと手を伸ばす。
まさか。アリゼだって、私だって気付いてくれたの? カイラス様―――!
「猫ちゃぁ~ん! おいで~!」
文字通りの猫撫で声に空気が止まった。今のは聞き間違いでしょうか。それとも空耳?
混乱して硬直する私。カイラス様は緩みきった表情で手をこまねいている。
「おいで! 怖くないよぉ~! 悪いことは何もしないよ~!」
「にゃ……」
怖いです。とっても怖いです! 何ですかその笑顔は! カイラス様は満面の笑みで、私ににじり寄って来る。
「猫ちゃん、お腹空いてない? 何か食べる?」
「……にゃー」
空いているので返事をした。カイラス様はさっと立ち上がると、
「お腹が空いているんだね!?」
とバカでかい声で言った。びっくりして毛が逆立つ。カイラス様は悲しげな顔で額を押さえた。
「あぁっ! ごめんよ、驚かせてしまった! 待っていてくれ、すぐに何か持ってくる!」
「んなぁ……」
カイラス様は「待ってて、待っててね、絶対に待ってて」と念を押しに押して屋敷へ入って行った。
私は心の整理がつかないまま、日なたぼっこをして待った。これは色々と考えない方がいいやつですね。分かります。
今日は暖かいなあ。寝ちゃおうかなあ。猫になってから寝てばかりいる。うとうとしていると、慌てた足音が聞こえてきた。
「待たせたね、猫ちゃん……っ! 全部食べていいから!」
「んにゃ!?」
分厚いステーキ肉(生)が目の前にドカンと置かれた。私の体と同じくらいの大きさだ。こんなにたくさん食べられません。しかしカイラス様が目をキラキラさせているので、観念して生肉にかぶりついた。
美味しい。生ゴミとは比べ物にならないくらい美味しい。手を使わずに食べるのにもすっかり慣れてしまった。人間、案外たくましく生きられるものだ。今は猫だけど。
視線を感じて顔を上げると、カイラス様が至近距離で私を見つめていた。ものすごく笑顔だ。これがあの彫像と同一人物? なかなか現実を受け止められない。
「どう? 美味しい?」
「にゃあ」
「それは良かった! ねえ、さ、さわっ……触っても、いい……かな?」
嫌だ。怖い。普通にとても怖い。手をわきわきさせているのも怖い。しかし食べ物を貰った以上、断るのも気が引ける。私の体、汚いけど良いのかな。
「なぁーん」
了承のつもりで鳴いて、食事を再開した。背中にそっと手が触れる。が、力が強すぎる! 体がどんどん下がった。
「あ、も、もっと優しくか……よしよし……」
壊れ物のように撫でてくる手。とても温かい。しばらく人の温もりに触れていないのもあって、何だか涙が出そうになる。
毎日ゴミを漁って、人に追い立てられて、怒鳴られて、一人で丸くなって眠る日々。ああ、家に帰りたい。そんなしんみりした心をぶち壊したのは当然カイラス様だ。
「はぁ~~ん……かわいい~~」
怖い。聞いたことのない声が出ている。彫像のカイラス様にも、ちゃんと表情や声にパターンがあるらしい。人間なんだなあ、と当たり前のことを再確認した。
「君……家に来る?」
魅力的な問いかけだ。行けるものなら行きたい。屋根と壁のある暮らしが恋しい。どうしようか。カイラス様の顔を見つめる。眩しい。期待に満ちた眼差しが眩しい。
「にゃ……にゃーん……」
「よし! 来るんだね!?」
「うにゃ!?」
抱きかかえられて私は慌てた。人の時にも抱えられたことなんて無いのに! それに私の泥で服が汚れてしまう。せっかく綺麗なお召し物なのに。
うにゃうにゃと抗議するも、カイラス様はとろけた顔で私を撫でるだけだ。ひたすら撫でながらブツブツと何か呟いている。
「まず風呂に入ろうか、風呂にね……ふふふ……」
……私は一体どうなってしまうのでしょう。カイラス様は服を泥まみれにして、猫の私を屋敷へ連れて帰ったのだった。
小さな紙袋をがさがさ鳴らしながら店を出る。
『私とお姉さまの秘密にしてくださいね。どうしても紫色のリボンが必要なんです』
妹、エミィの言葉を思い返す。ちゃんと買えたよ。心の中で伝えて、紙袋を握りしめた。
エミィは紫色のリボンで髪飾りを作りたいのだという。お母様にプレゼントするために。びっくりさせたいからみんなには内緒で、唯一秘密を共有した私が買い物に出たのだった。
しかしどの店も紫色ばかりが売り切れていて、買うのに夕方までかかってしまった。
日が沈み始めると辺りがあっという間に暗くなる。風も冷たい。急に不安な気持ちになってきた。早く帰ろう。
私は歩を早めて、大通りから路地へ入る角を曲がった。少し不気味な道だけれど、ここを通り抜けた方が早い。
「アリゼ=シャルランかな?」
目の前で、建物の影がゆらっと揺れる。思わず後退った。
よく見ると、そこには黒いローブを着た人間が立っていた。なんだ、人間か。ほっとした私は、微笑んで返事をする。
「はい。そうです。私に何か……」
ローブの人物が何か呟いたと思うと、強い眩暈がしてきた。立っていられない。私は頭を押さえながら膝をついた。目の前がどんどん暗くなっていく。
助けて、とローブの人物へ縋るように手を伸ばして、そのまま意識が途切れた。
**
―――というわけで、お姉さまはいなくなりました。お小遣いをはたいて依頼した甲斐もあったというものです。
私の前には今、“婚約者”のカイラス様がいらっしゃいます。とっっても素敵です!
「……………………」
「……………………」
ですが、ずーっと無言です。どうしましょう。私から声をかけました。
「カイラス様、申し訳ございません。姉が行方不明になってしまい……私も本当に悲しく思っているんです。毎日泣き腫らしております」
ハンカチで目元を拭うふりをした。カイラス様は無言のまま。私は続けて言う。
「私は妹ですが、私とでも結婚してくださいますか」
「………………ああ。相手が誰でも同じだ」
やっと喋ってくれた! 声も素敵です。私はうっとりして言った。
「ありがとうございます。カイラス様、お優しいんですね」
「……………………」
また無言に戻ってしまった。照れ屋なのかも。少しずつ会話を増やして、心を開いてくださればいいのだけれど。
「ところでカイラス様は何がお好きなんですか。私もカイラス様と同じものを好きになりたいです」
「……………………」
喋らないけれどとっても素敵。完璧な容姿、まさに彫像だわ。神の創りたもうた傑作ね。何時間眺めていても飽きないわ。
お姉さまには悪いけど、私、幸せになっちゃいますね!
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困った。私、アリゼです。真っ黒の毛並みですが一応人間です。
黒いローブの人に出会って、目覚めると猫になっていました。水たまりに映る自分の姿に驚いて、夢かと思い何度も寝ました。どれだけ寝ても猫でした。
猫になっておよそ一か月。野良猫に混じっての生活も大分慣れた。ゴミ漁りもお手の物。それなりの家の娘なのに……。
家に帰ろうにも妹は猫が嫌いだし、両親もあまりいい顔はしない。家に帰ってうっかり駆除されてしまったらそれこそお終いだ。どうしようもない。
他に頼れる相手もいないし、と、ここでやっとカイラス様のことを思い出した。私の婚約者。私がいなくなって困っているかもしれない。私の帰りを待っているかも。
思い立ったら行くしかない。私はかつて馬車で見た記憶を頼りに、カイラス様の屋敷へ向かった。無事に到着。
(相変わらず立派なお屋敷……。大きさは我が家とそう変わらないけれど、植え込みの花や、門の装飾も、とても素敵)
細部にまで気配りが行き届いている。きっと良い職人や使用人をたくさん抱えているのだろう。それだけでも主の大きさがよく分かる。
私は自分の前足を見下ろした。黒くて、泥まみれで汚い。体中に生ゴミの臭いが染みついている。駄目だ。私は、こんな綺麗な屋敷に来て良い存在じゃない。
(馬鹿だなあ、私)
例えカイラス様に会えても追い払われるだけだ。婚約者だって気付いてもらえるわけがない。
諦めて元の路地裏へ帰ろう。背を向けて、しかし気配を感じて振り返った。門のところに見事な彫像……ではなく。
(カイラス様だ……こっちを見ている)
お互い見つめ合ったまま動かない。試しに小さな声で鳴いてみた。
「なぁーん」
カイラス様はびくっと身を震わせた。猫が苦手なのかな。だとしたら申し訳ない。私は軽く会釈をして去ろうとした。すると、
「ま……待って」
引き留められた。私は警戒しながら様子を窺う。カイラス様はきょろきょろと周りを見て、腰を屈めた。私に向けてそっと手を伸ばす。
まさか。アリゼだって、私だって気付いてくれたの? カイラス様―――!
「猫ちゃぁ~ん! おいで~!」
文字通りの猫撫で声に空気が止まった。今のは聞き間違いでしょうか。それとも空耳?
混乱して硬直する私。カイラス様は緩みきった表情で手をこまねいている。
「おいで! 怖くないよぉ~! 悪いことは何もしないよ~!」
「にゃ……」
怖いです。とっても怖いです! 何ですかその笑顔は! カイラス様は満面の笑みで、私ににじり寄って来る。
「猫ちゃん、お腹空いてない? 何か食べる?」
「……にゃー」
空いているので返事をした。カイラス様はさっと立ち上がると、
「お腹が空いているんだね!?」
とバカでかい声で言った。びっくりして毛が逆立つ。カイラス様は悲しげな顔で額を押さえた。
「あぁっ! ごめんよ、驚かせてしまった! 待っていてくれ、すぐに何か持ってくる!」
「んなぁ……」
カイラス様は「待ってて、待っててね、絶対に待ってて」と念を押しに押して屋敷へ入って行った。
私は心の整理がつかないまま、日なたぼっこをして待った。これは色々と考えない方がいいやつですね。分かります。
今日は暖かいなあ。寝ちゃおうかなあ。猫になってから寝てばかりいる。うとうとしていると、慌てた足音が聞こえてきた。
「待たせたね、猫ちゃん……っ! 全部食べていいから!」
「んにゃ!?」
分厚いステーキ肉(生)が目の前にドカンと置かれた。私の体と同じくらいの大きさだ。こんなにたくさん食べられません。しかしカイラス様が目をキラキラさせているので、観念して生肉にかぶりついた。
美味しい。生ゴミとは比べ物にならないくらい美味しい。手を使わずに食べるのにもすっかり慣れてしまった。人間、案外たくましく生きられるものだ。今は猫だけど。
視線を感じて顔を上げると、カイラス様が至近距離で私を見つめていた。ものすごく笑顔だ。これがあの彫像と同一人物? なかなか現実を受け止められない。
「どう? 美味しい?」
「にゃあ」
「それは良かった! ねえ、さ、さわっ……触っても、いい……かな?」
嫌だ。怖い。普通にとても怖い。手をわきわきさせているのも怖い。しかし食べ物を貰った以上、断るのも気が引ける。私の体、汚いけど良いのかな。
「なぁーん」
了承のつもりで鳴いて、食事を再開した。背中にそっと手が触れる。が、力が強すぎる! 体がどんどん下がった。
「あ、も、もっと優しくか……よしよし……」
壊れ物のように撫でてくる手。とても温かい。しばらく人の温もりに触れていないのもあって、何だか涙が出そうになる。
毎日ゴミを漁って、人に追い立てられて、怒鳴られて、一人で丸くなって眠る日々。ああ、家に帰りたい。そんなしんみりした心をぶち壊したのは当然カイラス様だ。
「はぁ~~ん……かわいい~~」
怖い。聞いたことのない声が出ている。彫像のカイラス様にも、ちゃんと表情や声にパターンがあるらしい。人間なんだなあ、と当たり前のことを再確認した。
「君……家に来る?」
魅力的な問いかけだ。行けるものなら行きたい。屋根と壁のある暮らしが恋しい。どうしようか。カイラス様の顔を見つめる。眩しい。期待に満ちた眼差しが眩しい。
「にゃ……にゃーん……」
「よし! 来るんだね!?」
「うにゃ!?」
抱きかかえられて私は慌てた。人の時にも抱えられたことなんて無いのに! それに私の泥で服が汚れてしまう。せっかく綺麗なお召し物なのに。
うにゃうにゃと抗議するも、カイラス様はとろけた顔で私を撫でるだけだ。ひたすら撫でながらブツブツと何か呟いている。
「まず風呂に入ろうか、風呂にね……ふふふ……」
……私は一体どうなってしまうのでしょう。カイラス様は服を泥まみれにして、猫の私を屋敷へ連れて帰ったのだった。
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