2 / 2
第1週 -帰-
2話 葉月
しおりを挟む
意識が今に帰り、はっと後ろを振り向くと、そこには一人の少女が立っていた。
整った顔はこちらを向き、にこっと笑っている。
歳は僕と同じか、少し下くらいだろうか。
白いワンピースに赤いリボン。
すらっと伸びた白い脚の先を、ローヒールのアンクルストラップサンダルが包む。
へその辺りまである、美しい金髪が風に揺れていた。
初めて会う女の子が、知るはずのない僕の名前を知っている。
それも後ろから突然話しかけられたので、かなり動揺して「こ、こんにちは」としか言葉が出てこなかった。
するとその澄んだ瞳はこちらを一点に見つめて謝ってきた。
「あっ、ごめんね、驚かせちゃったかな」
「たしかにびっくりしたよ。でも大丈夫」
全然大丈夫ではなかったけれど、少し呼吸を整えてから、まず彼女に尋ねた。
「えっと、さっきの『おかえり』っていうのは?」
あまりにも唐突だったので、その『おかえり』の意味がわからなかった。
ごく短時間で考えた限り、この森では『こんにちは』の代わりに挨拶として『おかえり』と言う風習があるとか、彼女は案内役で、来訪者を『おかえり』で出迎える決まりがある、みたいなパターンしか思い浮かばなかった。
しかし、それでは僕の名前を知っていることの説明がつかない。
僕が覚えている限り、彼女に会うのも、この森を訪れるのも今回が初めてのはずだ。
「素敵な言葉だと思わない? 家に帰ってきたとき、故郷に帰ってきたとき、『おかえり』って言われるととっても安心するよね。心がほわ~って、温かくなる感じ」
「気持ちはわからなくもないけど、ここは僕の家でも故郷でもないよ」
「そこは肝心じゃないよ。とにかく、ちょっとだけでも良い気持ちになれたでしょう?それが大事だよ」
「正直、びっくりしたとしか思わなかった」
ごめんごめん、と笑いながら重ねて詫びる彼女。
「というか、なんで僕の名前を知ってるの?」
最も気になるのはそこだった。
僕が覚えていないだけで、実は本当に会ったことがあるのだろうか。
もしそうなら忘れてしまって申し訳ないな、と考えていると、彼女は何かを差し出してきた。
「これ。あのくるくるした植物の影に落ちてたよ」
彼女が持っていたのは僕の名前が書かれたICカードだった。
さっきバスで使ったばかりで、いつの間にか落としてしまっていたようだ。
「叶崎永天くんーーかっこいい名前。この辺りで落としたら大変だよ、二度と見つからなかったかも」
「ありがとう、全然気づかなかったよ。これからは気をつける」
現金も持っているので帰りのバスに乗れないということはなかったが、カードの残高が5000円ほどあったので失くしたままであったら(高校生の僕にとっては)非常に大きな損失だった。
礼を言ってカードを受け取ってから、さらにいくつか聞いてみた。
「君の名前は?」
「島川沙都樹。『さ』はさんずいに少ない、『つ』は都。『き』は樹木の樹だよ」
確か小学生の頃、同じ下の名前の知り合いがいた気がする。
漢字は覚えていないし、特に親しかった記憶もないけれど。
「沙都樹、か。君の名前も素敵だね」
彼女はありがとう、と言ってはにかんだ。
「ところで、沙都樹はここに何しに来てるの?」
「特に目的はないよ。なんとなく、散歩がてらって感じ」
「散歩ってことは、家、ここから近いんだ」
「うん、家というか、寮だけどね。あっちの方にある高校に通ってるの。木が高くて見えないけど」
沙都樹は背伸びをして、南東の方角を指差した。
失礼ながら、田舎の中でもさらに田舎の部類に入るであろうこの辺りに学校があるとは意外だった。
「永天くんは? この森に人が来るの、凄く珍しいんだよ」
「少しマイナーというか、穴場スポット的な場所を巡るのが好きなんだけど、ここが自然豊かで落ち着くとこだってネットで知ってさ。しかもバスで行ける距離にあったから」
「それで来てみたら、私と出会ったってわけね。こんなところで会うなんて、運命だよ」
美味しい空気を独り占めするのも良いが、このような予想外の出来事が起こるのも悪くない。
一期一会の出会いも旅の醍醐味だ。
「近くに水飲み場はある? もうこれしか残ってなくてさ」
水筒の中には辛うじて一口分の水が入っているだけだった。
「あの坂の下にあるよ。それとも、あっちの川の水を飲む? とっても綺麗な川だよ」
後者の提案を丁重に断ってから、二人で坂を降りた。
「それにしても暑いね、今日は。今まで飲んだ水の中でいちばん美味しく感じたかも」
「暑いからこそだね。僕もおかげで生き返ったよ」
二人で水をがぶがぶと飲み、身体を潤した。
『いちばん』は少し大げさな気がするけど、美味しいのは間違いない。
とにかく、生命維持の観点から大事な水分補給をすることができた。
「沙都樹はさ、今何年生なの?」
「16歳の高校2年生だよ。誕生日は9月29日」
「同い年だ。僕は12月生まれだから、沙都樹のほうが先に17になるね」
「じゃあ9月29日になったら私が先輩かあ。そこから12月までは敬語で喋ってね」
「同学年なのに? それに、その時まで僕らが一緒にいるとは限らないよ」
「そんな悲しいこと言わないで、長い付き合いにしていこうよ。せっかく知り合ったんだし」
こういう出会いは大事にしないとだめだよ、と人差し指を立てる沙都樹。
彼女の持つ雰囲気は不思議と人を魅了する。
強くまっすぐで、凛としていて。
でも少し触れただけで溶けてしまいそうなほど儚くて。
熱いけど冷たい。
硬いけど柔らかい。
その矛盾さえも美しく、愛おしい。
気づけば僕は、もっと彼女を知りたいと思うようになっていた。
「沙都樹はさ、人に知られたくないこととか、話したくないことって何かある?」
沙都樹は少しうつむいた後、また顔を上げる。
「うん、あるよ。たくさんある。というか、そういうのがない人っていないんじゃないかな」
少し低いトーンで答えを返し、彼女はこう続けた。
「でもそれよりも、人に知ってほしいこと、話したいことのほうがもっとたくさんあるの。私が見てきたもの、経験したことをほかの人に伝えたい」
「一生忘れないような素敵な思い出を、私一人の記憶に閉じ込めておくのはもったいないもの。今日、永天くんに出会ったこともそのうちの一つだよ」
沙都樹は両手を伸ばして僕の左手を取り、ぎゅっと握った。
柔らかい手の感触と、それから彼女の体温を感じて胸がどきっとした。
「君になら、見せてもいいと思うんだ」
沙都樹は手を解き体を翻すと、ワンピースの肩紐をゆっくりと下ろした。
整った顔はこちらを向き、にこっと笑っている。
歳は僕と同じか、少し下くらいだろうか。
白いワンピースに赤いリボン。
すらっと伸びた白い脚の先を、ローヒールのアンクルストラップサンダルが包む。
へその辺りまである、美しい金髪が風に揺れていた。
初めて会う女の子が、知るはずのない僕の名前を知っている。
それも後ろから突然話しかけられたので、かなり動揺して「こ、こんにちは」としか言葉が出てこなかった。
するとその澄んだ瞳はこちらを一点に見つめて謝ってきた。
「あっ、ごめんね、驚かせちゃったかな」
「たしかにびっくりしたよ。でも大丈夫」
全然大丈夫ではなかったけれど、少し呼吸を整えてから、まず彼女に尋ねた。
「えっと、さっきの『おかえり』っていうのは?」
あまりにも唐突だったので、その『おかえり』の意味がわからなかった。
ごく短時間で考えた限り、この森では『こんにちは』の代わりに挨拶として『おかえり』と言う風習があるとか、彼女は案内役で、来訪者を『おかえり』で出迎える決まりがある、みたいなパターンしか思い浮かばなかった。
しかし、それでは僕の名前を知っていることの説明がつかない。
僕が覚えている限り、彼女に会うのも、この森を訪れるのも今回が初めてのはずだ。
「素敵な言葉だと思わない? 家に帰ってきたとき、故郷に帰ってきたとき、『おかえり』って言われるととっても安心するよね。心がほわ~って、温かくなる感じ」
「気持ちはわからなくもないけど、ここは僕の家でも故郷でもないよ」
「そこは肝心じゃないよ。とにかく、ちょっとだけでも良い気持ちになれたでしょう?それが大事だよ」
「正直、びっくりしたとしか思わなかった」
ごめんごめん、と笑いながら重ねて詫びる彼女。
「というか、なんで僕の名前を知ってるの?」
最も気になるのはそこだった。
僕が覚えていないだけで、実は本当に会ったことがあるのだろうか。
もしそうなら忘れてしまって申し訳ないな、と考えていると、彼女は何かを差し出してきた。
「これ。あのくるくるした植物の影に落ちてたよ」
彼女が持っていたのは僕の名前が書かれたICカードだった。
さっきバスで使ったばかりで、いつの間にか落としてしまっていたようだ。
「叶崎永天くんーーかっこいい名前。この辺りで落としたら大変だよ、二度と見つからなかったかも」
「ありがとう、全然気づかなかったよ。これからは気をつける」
現金も持っているので帰りのバスに乗れないということはなかったが、カードの残高が5000円ほどあったので失くしたままであったら(高校生の僕にとっては)非常に大きな損失だった。
礼を言ってカードを受け取ってから、さらにいくつか聞いてみた。
「君の名前は?」
「島川沙都樹。『さ』はさんずいに少ない、『つ』は都。『き』は樹木の樹だよ」
確か小学生の頃、同じ下の名前の知り合いがいた気がする。
漢字は覚えていないし、特に親しかった記憶もないけれど。
「沙都樹、か。君の名前も素敵だね」
彼女はありがとう、と言ってはにかんだ。
「ところで、沙都樹はここに何しに来てるの?」
「特に目的はないよ。なんとなく、散歩がてらって感じ」
「散歩ってことは、家、ここから近いんだ」
「うん、家というか、寮だけどね。あっちの方にある高校に通ってるの。木が高くて見えないけど」
沙都樹は背伸びをして、南東の方角を指差した。
失礼ながら、田舎の中でもさらに田舎の部類に入るであろうこの辺りに学校があるとは意外だった。
「永天くんは? この森に人が来るの、凄く珍しいんだよ」
「少しマイナーというか、穴場スポット的な場所を巡るのが好きなんだけど、ここが自然豊かで落ち着くとこだってネットで知ってさ。しかもバスで行ける距離にあったから」
「それで来てみたら、私と出会ったってわけね。こんなところで会うなんて、運命だよ」
美味しい空気を独り占めするのも良いが、このような予想外の出来事が起こるのも悪くない。
一期一会の出会いも旅の醍醐味だ。
「近くに水飲み場はある? もうこれしか残ってなくてさ」
水筒の中には辛うじて一口分の水が入っているだけだった。
「あの坂の下にあるよ。それとも、あっちの川の水を飲む? とっても綺麗な川だよ」
後者の提案を丁重に断ってから、二人で坂を降りた。
「それにしても暑いね、今日は。今まで飲んだ水の中でいちばん美味しく感じたかも」
「暑いからこそだね。僕もおかげで生き返ったよ」
二人で水をがぶがぶと飲み、身体を潤した。
『いちばん』は少し大げさな気がするけど、美味しいのは間違いない。
とにかく、生命維持の観点から大事な水分補給をすることができた。
「沙都樹はさ、今何年生なの?」
「16歳の高校2年生だよ。誕生日は9月29日」
「同い年だ。僕は12月生まれだから、沙都樹のほうが先に17になるね」
「じゃあ9月29日になったら私が先輩かあ。そこから12月までは敬語で喋ってね」
「同学年なのに? それに、その時まで僕らが一緒にいるとは限らないよ」
「そんな悲しいこと言わないで、長い付き合いにしていこうよ。せっかく知り合ったんだし」
こういう出会いは大事にしないとだめだよ、と人差し指を立てる沙都樹。
彼女の持つ雰囲気は不思議と人を魅了する。
強くまっすぐで、凛としていて。
でも少し触れただけで溶けてしまいそうなほど儚くて。
熱いけど冷たい。
硬いけど柔らかい。
その矛盾さえも美しく、愛おしい。
気づけば僕は、もっと彼女を知りたいと思うようになっていた。
「沙都樹はさ、人に知られたくないこととか、話したくないことって何かある?」
沙都樹は少しうつむいた後、また顔を上げる。
「うん、あるよ。たくさんある。というか、そういうのがない人っていないんじゃないかな」
少し低いトーンで答えを返し、彼女はこう続けた。
「でもそれよりも、人に知ってほしいこと、話したいことのほうがもっとたくさんあるの。私が見てきたもの、経験したことをほかの人に伝えたい」
「一生忘れないような素敵な思い出を、私一人の記憶に閉じ込めておくのはもったいないもの。今日、永天くんに出会ったこともそのうちの一つだよ」
沙都樹は両手を伸ばして僕の左手を取り、ぎゅっと握った。
柔らかい手の感触と、それから彼女の体温を感じて胸がどきっとした。
「君になら、見せてもいいと思うんだ」
沙都樹は手を解き体を翻すと、ワンピースの肩紐をゆっくりと下ろした。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
三年目の離婚から始まる二度目の人生
あい
恋愛
三年子ができなければ、無条件で離婚できる――王国の制度。
三年目の夜、オーレリアは自らその条文を使い、公爵ルートヴィッヒに離婚を告げた。
理由はただ一つ。
“飾り”として生きるのをやめ、自分の手で商いをしたいから。
女性が公の場で立てる服を作るため、彼女は屋敷を去り、仕立て屋〈オーレリア・テイラーズ〉を開く。
店は順調に軌道に乗り、ついに王女の式典衣装を任されることに。
だが、その夜――激しい雨の中、彼女は馬車事故に遭い命を落とす。
(あと少し早く始めていたら、もっと夢を叶えられたのに……)
そう思った瞬間、目を覚ますと――三年前、ルートヴィッヒと結婚する前の世界に戻っていた。
これは、“三年目の離婚”から始まる、二度目の人生。
今度こそ、自分の人生を選び取るために。
ーーー
不定期更新になります。
全45話前後で完結予定です、よろしくお願いします🙇
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
捨てたのはあなたです。今さら取り戻せません
斉藤めめめ
恋愛
婚約破棄?構いませんわ。
ですが国家の崩壊までは責任を負いかねます。
王立舞踏会で公開断罪された公爵令嬢セラフィーナ。
しかし王国を支えていたのは、実は彼女だった。
国庫凍結、交易停止、外交破綻——。
無能な王子が後悔する頃、彼女は隣国皇帝に迎えられる。
これは、断罪から始まる逆転溺愛劇。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる