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第1週 -帰-
2話 葉月
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意識が今に帰り、はっと後ろを振り向くと、そこには一人の少女が立っていた。
整った顔はこちらを向き、にこっと笑っている。
歳は僕と同じか、少し下くらいだろうか。
白いワンピースに赤いリボン。
すらっと伸びた白い脚の先を、ローヒールのアンクルストラップサンダルが包む。
へその辺りまである、美しい金髪が風に揺れていた。
初めて会う女の子が、知るはずのない僕の名前を知っている。
それも後ろから突然話しかけられたので、かなり動揺して「こ、こんにちは」としか言葉が出てこなかった。
するとその澄んだ瞳はこちらを一点に見つめて謝ってきた。
「あっ、ごめんね、驚かせちゃったかな」
「たしかにびっくりしたよ。でも大丈夫」
全然大丈夫ではなかったけれど、少し呼吸を整えてから、まず彼女に尋ねた。
「えっと、さっきの『おかえり』っていうのは?」
あまりにも唐突だったので、その『おかえり』の意味がわからなかった。
ごく短時間で考えた限り、この森では『こんにちは』の代わりに挨拶として『おかえり』と言う風習があるとか、彼女は案内役で、来訪者を『おかえり』で出迎える決まりがある、みたいなパターンしか思い浮かばなかった。
しかし、それでは僕の名前を知っていることの説明がつかない。
僕が覚えている限り、彼女に会うのも、この森を訪れるのも今回が初めてのはずだ。
「素敵な言葉だと思わない? 家に帰ってきたとき、故郷に帰ってきたとき、『おかえり』って言われるととっても安心するよね。心がほわ~って、温かくなる感じ」
「気持ちはわからなくもないけど、ここは僕の家でも故郷でもないよ」
「そこは肝心じゃないよ。とにかく、ちょっとだけでも良い気持ちになれたでしょう?それが大事だよ」
「正直、びっくりしたとしか思わなかった」
ごめんごめん、と笑いながら重ねて詫びる彼女。
「というか、なんで僕の名前を知ってるの?」
最も気になるのはそこだった。
僕が覚えていないだけで、実は本当に会ったことがあるのだろうか。
もしそうなら忘れてしまって申し訳ないな、と考えていると、彼女は何かを差し出してきた。
「これ。あのくるくるした植物の影に落ちてたよ」
彼女が持っていたのは僕の名前が書かれたICカードだった。
さっきバスで使ったばかりで、いつの間にか落としてしまっていたようだ。
「叶崎永天くんーーかっこいい名前。この辺りで落としたら大変だよ、二度と見つからなかったかも」
「ありがとう、全然気づかなかったよ。これからは気をつける」
現金も持っているので帰りのバスに乗れないということはなかったが、カードの残高が5000円ほどあったので失くしたままであったら(高校生の僕にとっては)非常に大きな損失だった。
礼を言ってカードを受け取ってから、さらにいくつか聞いてみた。
「君の名前は?」
「島川沙都樹。『さ』はさんずいに少ない、『つ』は都。『き』は樹木の樹だよ」
確か小学生の頃、同じ下の名前の知り合いがいた気がする。
漢字は覚えていないし、特に親しかった記憶もないけれど。
「沙都樹、か。君の名前も素敵だね」
彼女はありがとう、と言ってはにかんだ。
「ところで、沙都樹はここに何しに来てるの?」
「特に目的はないよ。なんとなく、散歩がてらって感じ」
「散歩ってことは、家、ここから近いんだ」
「うん、家というか、寮だけどね。あっちの方にある高校に通ってるの。木が高くて見えないけど」
沙都樹は背伸びをして、南東の方角を指差した。
失礼ながら、田舎の中でもさらに田舎の部類に入るであろうこの辺りに学校があるとは意外だった。
「永天くんは? この森に人が来るの、凄く珍しいんだよ」
「少しマイナーというか、穴場スポット的な場所を巡るのが好きなんだけど、ここが自然豊かで落ち着くとこだってネットで知ってさ。しかもバスで行ける距離にあったから」
「それで来てみたら、私と出会ったってわけね。こんなところで会うなんて、運命だよ」
美味しい空気を独り占めするのも良いが、このような予想外の出来事が起こるのも悪くない。
一期一会の出会いも旅の醍醐味だ。
「近くに水飲み場はある? もうこれしか残ってなくてさ」
水筒の中には辛うじて一口分の水が入っているだけだった。
「あの坂の下にあるよ。それとも、あっちの川の水を飲む? とっても綺麗な川だよ」
後者の提案を丁重に断ってから、二人で坂を降りた。
「それにしても暑いね、今日は。今まで飲んだ水の中でいちばん美味しく感じたかも」
「暑いからこそだね。僕もおかげで生き返ったよ」
二人で水をがぶがぶと飲み、身体を潤した。
『いちばん』は少し大げさな気がするけど、美味しいのは間違いない。
とにかく、生命維持の観点から大事な水分補給をすることができた。
「沙都樹はさ、今何年生なの?」
「16歳の高校2年生だよ。誕生日は9月29日」
「同い年だ。僕は12月生まれだから、沙都樹のほうが先に17になるね」
「じゃあ9月29日になったら私が先輩かあ。そこから12月までは敬語で喋ってね」
「同学年なのに? それに、その時まで僕らが一緒にいるとは限らないよ」
「そんな悲しいこと言わないで、長い付き合いにしていこうよ。せっかく知り合ったんだし」
こういう出会いは大事にしないとだめだよ、と人差し指を立てる沙都樹。
彼女の持つ雰囲気は不思議と人を魅了する。
強くまっすぐで、凛としていて。
でも少し触れただけで溶けてしまいそうなほど儚くて。
熱いけど冷たい。
硬いけど柔らかい。
その矛盾さえも美しく、愛おしい。
気づけば僕は、もっと彼女を知りたいと思うようになっていた。
「沙都樹はさ、人に知られたくないこととか、話したくないことって何かある?」
沙都樹は少しうつむいた後、また顔を上げる。
「うん、あるよ。たくさんある。というか、そういうのがない人っていないんじゃないかな」
少し低いトーンで答えを返し、彼女はこう続けた。
「でもそれよりも、人に知ってほしいこと、話したいことのほうがもっとたくさんあるの。私が見てきたもの、経験したことをほかの人に伝えたい」
「一生忘れないような素敵な思い出を、私一人の記憶に閉じ込めておくのはもったいないもの。今日、永天くんに出会ったこともそのうちの一つだよ」
沙都樹は両手を伸ばして僕の左手を取り、ぎゅっと握った。
柔らかい手の感触と、それから彼女の体温を感じて胸がどきっとした。
「君になら、見せてもいいと思うんだ」
沙都樹は手を解き体を翻すと、ワンピースの肩紐をゆっくりと下ろした。
整った顔はこちらを向き、にこっと笑っている。
歳は僕と同じか、少し下くらいだろうか。
白いワンピースに赤いリボン。
すらっと伸びた白い脚の先を、ローヒールのアンクルストラップサンダルが包む。
へその辺りまである、美しい金髪が風に揺れていた。
初めて会う女の子が、知るはずのない僕の名前を知っている。
それも後ろから突然話しかけられたので、かなり動揺して「こ、こんにちは」としか言葉が出てこなかった。
するとその澄んだ瞳はこちらを一点に見つめて謝ってきた。
「あっ、ごめんね、驚かせちゃったかな」
「たしかにびっくりしたよ。でも大丈夫」
全然大丈夫ではなかったけれど、少し呼吸を整えてから、まず彼女に尋ねた。
「えっと、さっきの『おかえり』っていうのは?」
あまりにも唐突だったので、その『おかえり』の意味がわからなかった。
ごく短時間で考えた限り、この森では『こんにちは』の代わりに挨拶として『おかえり』と言う風習があるとか、彼女は案内役で、来訪者を『おかえり』で出迎える決まりがある、みたいなパターンしか思い浮かばなかった。
しかし、それでは僕の名前を知っていることの説明がつかない。
僕が覚えている限り、彼女に会うのも、この森を訪れるのも今回が初めてのはずだ。
「素敵な言葉だと思わない? 家に帰ってきたとき、故郷に帰ってきたとき、『おかえり』って言われるととっても安心するよね。心がほわ~って、温かくなる感じ」
「気持ちはわからなくもないけど、ここは僕の家でも故郷でもないよ」
「そこは肝心じゃないよ。とにかく、ちょっとだけでも良い気持ちになれたでしょう?それが大事だよ」
「正直、びっくりしたとしか思わなかった」
ごめんごめん、と笑いながら重ねて詫びる彼女。
「というか、なんで僕の名前を知ってるの?」
最も気になるのはそこだった。
僕が覚えていないだけで、実は本当に会ったことがあるのだろうか。
もしそうなら忘れてしまって申し訳ないな、と考えていると、彼女は何かを差し出してきた。
「これ。あのくるくるした植物の影に落ちてたよ」
彼女が持っていたのは僕の名前が書かれたICカードだった。
さっきバスで使ったばかりで、いつの間にか落としてしまっていたようだ。
「叶崎永天くんーーかっこいい名前。この辺りで落としたら大変だよ、二度と見つからなかったかも」
「ありがとう、全然気づかなかったよ。これからは気をつける」
現金も持っているので帰りのバスに乗れないということはなかったが、カードの残高が5000円ほどあったので失くしたままであったら(高校生の僕にとっては)非常に大きな損失だった。
礼を言ってカードを受け取ってから、さらにいくつか聞いてみた。
「君の名前は?」
「島川沙都樹。『さ』はさんずいに少ない、『つ』は都。『き』は樹木の樹だよ」
確か小学生の頃、同じ下の名前の知り合いがいた気がする。
漢字は覚えていないし、特に親しかった記憶もないけれど。
「沙都樹、か。君の名前も素敵だね」
彼女はありがとう、と言ってはにかんだ。
「ところで、沙都樹はここに何しに来てるの?」
「特に目的はないよ。なんとなく、散歩がてらって感じ」
「散歩ってことは、家、ここから近いんだ」
「うん、家というか、寮だけどね。あっちの方にある高校に通ってるの。木が高くて見えないけど」
沙都樹は背伸びをして、南東の方角を指差した。
失礼ながら、田舎の中でもさらに田舎の部類に入るであろうこの辺りに学校があるとは意外だった。
「永天くんは? この森に人が来るの、凄く珍しいんだよ」
「少しマイナーというか、穴場スポット的な場所を巡るのが好きなんだけど、ここが自然豊かで落ち着くとこだってネットで知ってさ。しかもバスで行ける距離にあったから」
「それで来てみたら、私と出会ったってわけね。こんなところで会うなんて、運命だよ」
美味しい空気を独り占めするのも良いが、このような予想外の出来事が起こるのも悪くない。
一期一会の出会いも旅の醍醐味だ。
「近くに水飲み場はある? もうこれしか残ってなくてさ」
水筒の中には辛うじて一口分の水が入っているだけだった。
「あの坂の下にあるよ。それとも、あっちの川の水を飲む? とっても綺麗な川だよ」
後者の提案を丁重に断ってから、二人で坂を降りた。
「それにしても暑いね、今日は。今まで飲んだ水の中でいちばん美味しく感じたかも」
「暑いからこそだね。僕もおかげで生き返ったよ」
二人で水をがぶがぶと飲み、身体を潤した。
『いちばん』は少し大げさな気がするけど、美味しいのは間違いない。
とにかく、生命維持の観点から大事な水分補給をすることができた。
「沙都樹はさ、今何年生なの?」
「16歳の高校2年生だよ。誕生日は9月29日」
「同い年だ。僕は12月生まれだから、沙都樹のほうが先に17になるね」
「じゃあ9月29日になったら私が先輩かあ。そこから12月までは敬語で喋ってね」
「同学年なのに? それに、その時まで僕らが一緒にいるとは限らないよ」
「そんな悲しいこと言わないで、長い付き合いにしていこうよ。せっかく知り合ったんだし」
こういう出会いは大事にしないとだめだよ、と人差し指を立てる沙都樹。
彼女の持つ雰囲気は不思議と人を魅了する。
強くまっすぐで、凛としていて。
でも少し触れただけで溶けてしまいそうなほど儚くて。
熱いけど冷たい。
硬いけど柔らかい。
その矛盾さえも美しく、愛おしい。
気づけば僕は、もっと彼女を知りたいと思うようになっていた。
「沙都樹はさ、人に知られたくないこととか、話したくないことって何かある?」
沙都樹は少しうつむいた後、また顔を上げる。
「うん、あるよ。たくさんある。というか、そういうのがない人っていないんじゃないかな」
少し低いトーンで答えを返し、彼女はこう続けた。
「でもそれよりも、人に知ってほしいこと、話したいことのほうがもっとたくさんあるの。私が見てきたもの、経験したことをほかの人に伝えたい」
「一生忘れないような素敵な思い出を、私一人の記憶に閉じ込めておくのはもったいないもの。今日、永天くんに出会ったこともそのうちの一つだよ」
沙都樹は両手を伸ばして僕の左手を取り、ぎゅっと握った。
柔らかい手の感触と、それから彼女の体温を感じて胸がどきっとした。
「君になら、見せてもいいと思うんだ」
沙都樹は手を解き体を翻すと、ワンピースの肩紐をゆっくりと下ろした。
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