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北海道編
第1話 大地の復活
しおりを挟む日本の中で最も急成長した都道府県は間違いなくここ北海道だろう。
かつて蝦夷地はアイヌに支配されている大きな島に過ぎなかったのだが、明治以降を機に政府が大開発が開始。いわゆる"屯田兵"である。その地の国防と、発展を両立する政策は職を無くした侍達の拠り所であった。労働者や兵士の努力もありこの地は日本の土台として発展し、高度成長の時には全盛期として繁栄していった。
しかし、現在の北海道にそれらの勢いはなく、あるのは廃墟となった街、鉄道、炭鉱であった。
多くの若者は北海道の南、札幌や函館、更には東京などの本州に仕事を求め旅立っていった。
追い打ちをかけるように少子高齢化が北海道を襲い、かろうじて札幌や函館などの大都市と広大な土地で行う大規模農業も健在だがもはやかつての活気溢れた時代に戻ることはできないと誰もが思っていた。
それを覆すかのように突如、首都東京で日本が解体されたのだ。
安定した時代が終わったことは人々の心を大きく動かし、首都などの大都市は大混乱となった。
自然と人は平和と安定した国を求めるようになった。人々はそこで北と南に分かれ安住の地を求め、移住している。
そう、その北の地こそ広大な土地を保有する"北海道"だったのだ。
ある程度自給自足も可能で、島ということもあってか守りも万全であった。
さらに土地も有り余っていった為、移住した人々による再開拓も始まっている。北海道はかつての勢いを取り戻しつつあるのだ。
そんな北海道の国力は
領土 1位 (83457㎢)
経済力 6位
軍事 4位
(陸軍)120万人 (1位)
(海軍)艦艇12隻(8位)
(空軍)85機 (5位)
人口 5位 (750万人)
人口は未だに増え続けており、800万人も突破する勢いである。しかも陸軍のここまでの増強ができているのは北海道の豊かな大地のお陰で現状1位を達成した。
そんな勢いのある北海道であるが、多くの道民は本州侵攻を望んでいる。
それは何故か。理由は東京による今までの政策と関係していた。
今まで政府は利益重視の方針で自由貿易を活性化させていた。結果多くの北海道の農家は外国の安価な穀物の侵略で生活が困窮してしいその人達によって作られた北海道にも大打撃を食らってしまったのだ。
一生懸命、汗水を流して働いた農家を国は見捨てた。その恨み、そして報いを東京にしなければならない。多くはこの北海道をあまり脅威だと思っていないのだ。
そんな奴らに"真の大国"の恐ろしさを見せなければならない。
「政府による鎖は外された。後は自由に暴れ、喰らうだけである。我々を止める者はもう存在しないのだ」
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