名も無い忌子

クユロ

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奈々という存在

言いかけた想い

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 心優「いい?なーちゃん落ち着いてきいてね___」

心優が言いかけたその時

 心愛「言わなくていいわ」

 心優「でも…___」

 心愛「言わないで」

 心優「言った方が___」

 心愛「言わないでって言ってるでしょ‼︎!」

 心愛「そうしたら___私の事も言わなきゃいけないの‼︎貴方がよくても、私は嫌われたくない‼︎」

心愛の言葉は私の心を締め付ける
嫌うなんて…
それに、心優は私に嫌われてもいい…?
どうして?家族じゃないの?

 心優「…どうしてそんなことが言えるの?」

 心愛「貴方にはわからない…」

 私「ねぇ‼︎なんなの⁉︎嫌ったり___」

 心愛「するでしょッ‼︎わかったみたいに言わないでッ‼︎」

心愛が私の言葉をさいぎる。どんな秘密なのだろう…
___『悪魔』その言葉が脳裏をよぎる。
だったらなんなのか…
何故…___

なにを馬鹿な事を…!心愛たちは悪魔を『狩る』側なのに

 心美「心愛‼︎心優‼︎お前ら一回黙れッ‼︎殺すぞ」

 心優「ねぇ…心美…ボクは嫌われたくない…私はずっと___」

心優はすがるように言った

 心愛・心美「…!お前…(貴方…!)」

なんで急に心優がそんなことを言ったのか…不思議に思った。けれど心優の気持ちはわかった

 私「心優ありがと…!嫌わないよ、私。誰がなんと言おうと」

今はきかない。きっとその方がいい

 心美「…!なんだろうな。お前らが言うことなぜか信用できる…今までは人間のいう事全部嘘だって思ってたから」

そうだったんだ…
私もすこしわかる。人間は…___

 皐月「…。大丈夫。あなたは強い子。そして優しい子。それが有ればあなたは___」

皐月さんは優しく微笑み言った
そうだ‼︎

 私「じゃあ‼︎この流れで‼︎心優と心愛と心美のしたい事をしよう‼︎」

 響「どうゆう流れでよ…」

なんかわかんないけど響に呆れられてる気がする
 心優「?したい…事?」

なんか心優が不思議そうな顔してる

 私「なんかない⁉︎ほら……ほら…なんか‼︎」

わからなすぎて、いらついてきた

 響「なんであんたがイラついてるのよ…」

また呆れられた…!

 心愛「そうだ‼︎髪切りに行きましょう‼︎」

 私「えー…そんな綺麗な髪なのに?」

もったいないなー

 心優「綺麗?この髪が?」

なっ‼︎愚問を‼︎

 私「綺麗‼︎」

 響「確かに綺麗よね…てっ言うかあんたが言い出したんでしょ‼︎」

 皐月さん「まっ行きましょう」

___数分後

 私「___嘘、でしょ…」
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