名も無い忌子

蜘優桜

文字の大きさ
上 下
19 / 34
奈々という存在

みんなと思い

しおりを挟む
「ねぇ‼︎なんで‼︎2人は___何を知ってんの!」
「なーちゃん…ごめんね…今はいえないんだ」
…私、何ムキになって心優の事悲しませてんだろ…
私…こんなだから何も話してもらえないの?
「話せないのは、お前のせいではないぞ…」
「‼︎」
なんで…心美は私の気持ちをわかっちゃうの…?
分からないでいてほしい事もあるのに…!
「なーちゃん。貴方は知らなくていい。闇なんて見なくても…知らなくても…聞かなくても…きっとその方がいいから」
何故心優はわらってるんだろう?
いつもいつも…___笑ってる
苦しいって感じないの?
無理してるの?
「なーちゃん。私は大丈夫だから心配いらないから」
「…」言葉を作ってでも口から出ない…
喉の奥に詰まって出てこない
___本当に大丈夫なの?
言いたかった言葉
きっと大丈夫じゃない
こういう人は大丈夫じゃない時ほど大丈夫だと言う
お姉ちゃんも狼零もそうだった
だから怖い
いなくなってしまう
そう思ってしまう
だから今度は聞かなきゃ…言わなきゃいけないのにッ‼︎
「なー!皐月さん連れてきた…よ。」
「なー…家の裏、みんなで行こう?」
響は落ち着いて言った
「…うん」
この場合決定権は私にある。これ以外の答えはいえない
外に出ると心愛が
「なーちゃん‼︎いいこと教えてあげよっか⁉︎」とかいいだした
「えっ‼︎あっ…うん。」
「なーちゃんは笑ってるのが可愛いのよ!」
「えっ…急に何?」
「私もなーちゃんには笑っててほしいって思う。そのために泣きたい時には泣かないと…‼︎」
「…ッまぁお前はいいやつだし…」
あっ…涙出てきた。

「ッ‼︎なんでッ‼︎なんでそんなに優しいの…?」
「…私はね___もう後悔したく無いのよ」
「?」
「知ってるのに無理して苦しませて失うのは嫌なの」
「…」言葉が出てこない
心愛だってたくさん、失ってしまったんだ
知らなかった
ただ捨てられた子だと思ってた
でも今知れた
それだけで今は満足…
「なー。貴方はやっぱり特別ね」
「響?」
「貴方に出会って変わったの…私にも大切って思えること、教えてもらったから」
「ッ‼︎」
「感謝してる
___なーの事、愛してる」

___「奈々…君のこと愛してる」
「私もよ奈々…」

「ッ‼︎みんなは似てる…」
「?誰と?」
心優は特にだけど…
みんな似てる
だから護りたいって思ったのかな?

___「お前がいなければッ!」

「ッ‼︎私の…せい」
「そうだ。全部お前のせいだ‼︎」
「ッ‼︎」
「なーちゃん‼︎避けて‼︎」
___え?


1ヶ月もお待たせしてしまい申し訳ないです
すいません…‼︎
何かお詫びをさせていただきたいのでリクエストなどあれはよろしくお願いします‼︎
またこのような事はあるかもしれませんがより少なく出来るよう善処いたします
これから、もっといい作品を書けるように頑張りますので
名も無い忌子をよろしくお願いします‼︎
しおりを挟む

処理中です...