名も無い忌子

クユロ

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奈々という存在

覚悟

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そういう事だったのか___クソ野郎

???「どうした?戦わないのか?」

 私「ふっ…もう嫌いだよ___大っ嫌いだよ!」

___‼︎
あんた、また…‼︎

??????『ふふ。』

なんなの⁉︎

??????『…』

なんでそこで黙るの‼︎

??????『貴方が本当は知りたくないの。悲しい記憶をおもいだしたくないから
幸せすぎた記憶も全部』

何…言って…?全部覚えてるよ‼︎
お姉ちゃんの事も狼零(ろうれい)の事も‼︎

??????『違う…貴方は覚えてない』

??????『もう時間ね…さようなら』



 心優「なーちゃん…起きたの?」

起きたら家にいた

 私「なんで…」

 響「ナー‼︎よかった…あとアンタ‼︎あんまりころに心配させちゃダメ‼︎」

響は何を言ってるんだろ?
心配させるような事したかな?

 私「そもそもさ、心優はそんな___」

 響「何言ってんのよ‼︎ころはずっと
『嫌だ逝かないで行かないで置いていかないで』ってずっとごにょごにょと言ってたの!」

心優「ご飯作ってくるね」

心優が部屋を出て行った
心美がきた…

 心美「なんだ…起きたのか」

なんか残念そうだな…

 心美「…お前さどんなとこで育った?あとどんな親___」

 私「あんな奴‼︎親じゃない‼︎‼︎親なんて‼︎言わないでッ‼︎」

衝動的に叫んでしまった
確かに親といえば親かもしれない
___認めたくない

 心美「すまねぇな…ただここから逃げた方がいい」

 私「それってどういう…___」

心美「そのまんまだ」

 私「でもみんなと一緒じゃなきゃ…」

 心美「無理だ」

 私「なんで‼︎なんで折角手に入れたのに‼︎」

 心美「死にテェのか」

 私「それは…」

 心美「だったら…___響と一緒に逃げろ‼︎」

 私「嫌‼︎」

 心美「お前には苦しい思いをして欲しくねぇんだよ‼︎」

 私「いっぱいした‼︎」

 心美「…ここにいたいならいればいい
だがな死ぬ覚悟はしとけ。いいな?」

そう言われると怖くて逃げ出したい
逃げ出したいけど___

 心優「なーちゃん。ご飯できたよ」

 心美「心優⁉︎」

 心優「何話してたのー?」

 心美「別に…」

 心優「いいじゃん‼︎教えてよー」

心愛が入ってきた

 心愛「何話して…___」

 心愛「勝手にペラペラペラペラと…何やってんのよ。この大バカ」

心美の頭を叩く

 心優「心愛はわかるの?何話してたか」

 心愛「当然よ」

 心優「じゃあ教えてよー」

 心愛「この鈍感…」

 私「ねぇ‼︎なんで‼︎2人(心美と心愛)は…___何を知ってんの⁉︎」

 心優「なーちゃん…ごめんね…今はいえないんだ」

…私、何ムキになって心優の事悲しませてんだろ…
私…こんなだから何も話してもらえないの?

 心美「話せないのは、お前のせいではないぞ…」

 私「‼︎」

なんで…心美は私の気持ちをわかっちゃうの…?
分からないでいてほしい事もあるのに…!

 心優「なーちゃん。貴方は知らなくていい。闇なんて見なくても…知らなくても…聞かなくても…きっとその方がいいから」

何故心優はわらってるんだろう?
いつもいつも…___笑ってる
苦しいって感じないの?
無理してるの?

 心優「なーちゃん___」
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