名も無い忌子

クユロ

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響く夜空に美しき心を

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 心優「心美、ボク似合ってる?」

そこには普段みれないジャージ姿の心優がいた

 オレ(心美)「ああ、似合ってるぞ」

 心優「やった」

心優は喜びを口にするが顔は無表情のままだった

 心愛「そうよね!可愛いわよね‼︎心優は最強なの‼︎」

はしゃぐ心愛は年相応の雰囲気だった

 心優「でも心愛の方が」

 オレ「そうだな、2人とも似合ってる」

 心愛「そうでしょ!これで戦闘訓練にでるの!奈一きっとすっごーく褒めてくれるよ!」

よくもまぁ照れもせずに喜べるな…
それがコイツのいいとこでもあんだけどな

 オレ「準備運動でもしとくか?暇だし」

 心優「ボクはなんでもいいよ」

 心愛「そうよね…、マッジで暇だし」

オレは準備運動をした

___数時間後

全員起きた

 水葉「準備はいいかしら?」

 奈一「全然、いーよ!かかってこい‼︎」

 響「わたしも準備OKです!」

 心優「をけ」

 心愛「をけ‼︎」

 オレ「…をけ。」

 皐月「全然!万端、万端‼︎」

 水葉「そう、なら___行くわよ‼︎」

水葉は弓を放つ

遅いな、だが___
…人間にしては速い、か?

 心愛「中々、速いね…」

 心愛「でも、遅いよ‼︎」

 響「めっちゃ矛盾してない?」

話しながら動いているくせして中々いい動きすんじゃねぇか

これなら少しは楽しめる
ちょっといつもより大きい力出してみるか…

 心愛「油断してるよ、やられるよ‼︎」

心愛が後ろにいたが大した問題じゃねぇ
だって避けれんだから

 心愛「…!やっぱり速い‼︎」


___数時間後

 水葉「少し休憩しましょうか」

 奈一「はぁ、はぁ…。そーだね‼︎響死んでるし…」

 響「ぜぇ…はぁ…。あんたらがおかしいんだよ!何時間もフルで動いて疲れないのが変」

 皐月「…はぁ、はぁ、はぁ」

オレたち3人(心愛・心美・心優)以外は全員疲れ切っている
心愛とオレは少しは疲れているのだが…

 心優「みんな大丈夫?水、持ってこようか?」

 響「はぁ…はぁ…。なんで…そんな、元気なの…?」

 心優「…なんでだろ?」

そう心優はマジで疲れてねえ

…体力強化術の必要性はなんなんだ?

 奈一「じゃあなんで『体力強化術』なんてもの使ってるの…?」

 心愛「それは…、今も発動はしているのよ。今発動してるのは2回目まで倒れない特殊な方なの」

 響「でも2人で疲れの度合いが…」

 心愛「元々はあの子体力バカだったからね」

 奈一「どうして今は…」

 心愛「色々あるの」

 心優「…悪魔の気配がする」

急にそんなこと言い出すからみんな戸惑ったがすぐに現場に向かった

 心優「…しー、だよ。明確な敵意は感じない、いい悪魔さんかも」

よくもまぁそんな希望的な考え方ができるなぁ。

 悪魔A「どうもみなさん、こんにちは。」

 悪魔A「突然で申し訳ないのですが、お願いがありまして___」
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