女子大生の魔女裁判―高級プリン盗難事件―

八木山

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転売ヤーの中でも特に悪質な部類

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かいり:
『誰もが犯行可能だった』
そこまで明らかにできたのですから、自分トイレに行ってきていいでしょうか

あかり:
ですから、じゃねえって
さっき行ったばかりだろ

かいり:
なんだかおなかの調子が良くなくてですね・・・

ひかり:
ジョギング中に水道水がぶ飲みした?
おなか弱いんだから外で変なもの口に入れるのやめなってあれほど言ってるのに

かいり:
犬じゃあねんだから、つってね!

あかり:
東公園は敷地内に水道1個しかないしなぁ

かいり:
・・・まるで見てきたかのようなこと言わないでくださいよ、怖いな

ぽかり:
ここでされるより まし

かいり:
すいません、すぐ戻りますから!

ひかり:
おいー、今日の晩御飯、かいりが作るんだっけ
不安なんだが

ゆかり:
アイツが作り置きしてたピータンとバンバンジーならあったよ

あかり:
お前ら冷菜ばっか作んなよ・・・

ぽかり:
それで、ぷりんはどうする?

ひかり:
そうだそうだ
刺さないとね、しっかり犯人の息の根をサァ・・・!

ゆかり:
お前はもうちょっと落ち着けよ・・・

かいり:
と、釘を刺されてしまったわけですね!
これは高得点

ひかり:
いやいや
これは事件だよ、下手すれば殺人事件!

あかり:
殺人事件なら下手人お前だって一発だから安心しろよ、メスゴリラ

ひかり:
覚えとけよ?
お前が犯人だったらお前がコンガで私がドンキーな?

ぽかり:
それよりさ
ゆかり、さっきのはなしだけど

ゆかり:
・・・もう一度言うけど、ウチは犯人じゃないよ
さしてプリンに興味はないけど

あかり:
つってもなぁ、証拠も何もないんじゃねえ
疑ってくださいっつってるようなもんじゃん

ひかり:
その態度の理由、私たちには言えない?

ゆかり:
うーん、まあ、いいか
・・・はい、これ

ぽかり:
ゆかりっ!?

ひかり:
ん?これ何?薬?

ゆかり:
そう、薬
卵アレルギーの症状を抑えるやつ

あかり:
卵、アレルギー!?
お前、アレルギーあるのにピータンでいいとか言ってたのかよ!?

ひかり:
タフと言う言葉はこの女のためにある

ゆかり:
飲み損ねてもただ麻疹がでるだけだからいいんだけどさ
ただこれ使うと、すごく眠くなるんだよ

ひかり:
だから昼ごはん食べてすぐ寝ちゃったんだ・・・
ホントごめん、知らなかったとはいえ、錦糸卵全然使っちゃってた

ゆかり:
別に気にしてない
正直、プリンも卵が使われてるから積極的に食べたいとは思わないんだ
・・・だけど、今回は別ね
喧嘩してまでは食べたいとは思わないけど

ひかり:
まさかそれって・・・私が皆に食べさせたいって言い出したから?

ゆかり:
それもあるけど、単純に高級品だから

ひかり:
その口ぶりだと転売とかしそう

ゆかり:
しないよ、女子大生の喰いさしをビニール袋に詰めて
隠し撮りした写真と一緒にg単価100円で転売するなんて

ぽかり:
ほんとにやってないんだよね?

あかり:
まあ、アレルギーも症状も出てない、眠そうでもないってところを見るに?

ぽかり:
ゆかりははんにんじゃない、ってことだね

ゆかり:
信用してもらえて何より

ひかり:
は?信用?してないが?
その薬がダミーの可能性もあるんだが~?

あかり:
そうだそうだ、ピータン食って麻疹出たら信じてやるよw

ゆかり:
・・・やる流れスか?

ぽかり:
やめとけ、やめとけ
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