女子大生の魔女裁判―高級プリン盗難事件―

八木山

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は!プリンなんてどーでもいいね

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あかり:
そもそも、本当にプリンは最初から5つあったのかよ

ゆかり:
空の容器が冷蔵庫に残ってるからね~
残りの四つは見た感じは中身は残ってるし

ひかり:
あー、絶対触らないで!
それ滑らかすぎてちょっとした衝撃で崩れちゃうから!

あかり:
そんな、お前の化粧じゃないんだからw

ひかり:
今すれ違いに切りつけられた、私?
これ持ってくるの相当苦労したんですケド

ぽかり:
ほうそうし、ついてないんだね

ひかり:
誰かフォローしてよ

ゆかり:
化粧下地別の使ったら?

ひかり:
現実的なアドバイスほしいって言ってないよね?

あかり:
・・・話が脱線しすぎてるな

ひかり:
誰のせいだと・・・ッ!
もういい
じゃあ、最後にプリンが揃ってたのはいつなの?

ぽかり:
ひるごはんつくるときまでは たしかにあったよね
わたしとひかりで、わざわざ かくにんしたし

ひかり:
そうだね、一応見たんだったわ
この家にはそういう言いつけを守れないシャフ社会不適合者の皆さんしかいないですからねぇ!

あかり:
そこにいたのは誰と誰?

ひかり:
私とゆかりと、ポの三人だね

ゆかり:
ちなみに冷やし中華だった

あかり:
一昨日もだったじゃねぇか!
どんだけ食うんだよ、冷やし中華!

ひかり:
しょうがないじゃん、錦糸卵使い切りたかったんだから

ゆかり:
そのくせ洗い物は全くしないだろお前
誰が代わりにやったと思ってるんだ
詫びろ、金だろ金

ぽかり:
おまえもいつもやってないだろ...
しかたない、ポをほめるけんりをやろう

ひかり:
たしかに私は、食べた食器もお酒の後片付けもしないけどさ
でも、その代わりにこうしてみんなを元気にしてるよ・・・?
それってもうさ、すっごい仲間じゃない?
だよね!

あかり:
おいおい、コイツ、プリキュアみたいなこと言い出したぞ・・・

ゆかり:
誰と会話してるんだ・・・

ぽかり:
なかまだから ささえあうんじゃなくて、あとから なかまになるんだね・・・

あかり:
で、昼飯の後は?

ゆかり:
食器洗ってから部屋で寝てたよ
ひかり、いなかったし

ひかり:
ご飯食べ終わったのが13時くらいで
食器洗ってからバイトに出たのが14時過ぎくらいかな

ぽかり:
わたしは じぶんのへやではいしんしてたから わかんないや

あかり:
じゃあプリンは誰でも食べられたわけか

ひかり:
私以外の誰かだね
買って来た本人が盗み食いなんてしないよ
どうせ、ゆかりなんでしょ?

ゆかり:
別にいいよ、そこまで言うなら食べられなくても

ひかり:
ほんとっ!?

あかり:
じゃあお前が食べたって認めるんだな?

ゆかり:
いや、食べてないよ
ただ別に、モメてまでプリン食べたいかって言われると違うってだけ

ぽかり:
そういうふうに あきらめないでよ
ずるい

ゆかり:
えー、だるいなー

かいり:
(バタバタした足音)

かいり:
クソ袋戻りました!
・・・えーっと、どうしましたこの空気!
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