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しおりを挟む「な、なにしてるんだ…?」
朝食をたべおわってすぐに、香織はいそいそとトランクケースに荷物を詰め始めた。
「え?」
「いや、そんな旅行みたいな………」
そこまで香織が言い終わって初めて、和樹はようやく気付いた。
(まさか、本当に離婚する気なのか!?)
「お、おい」
「和樹、今日は仕事休みよね?お昼になったら一緒に役所へ行きましょう」
「…香織」
「離婚届けを書いたら私は出て行きます。しばらくは実家に戻るので、荷物を…」
「ま、待て、分かった。俺が悪かった、離婚するなんて正気じゃないだろう!落ち着いて、」
「落ち着いていないのは和樹だけよ。私は落ち着いているけれど?」
確かにそうなのだが。
「な、俺が悪かった!もう浮気しないし、お前のことも俺のせいってことでいいから。な?もう、怒るのはやめよう」
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「怒ってるだろ!」
「貴方に怒る時間が勿体無いもの、怒ったりなんてしないわよ」
ニコリと笑う妻。
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