万事解決! Mシステム!! 〜ところでMシステムのMって何なの?〜

小鳥遊悠治

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絶命突進と親父と最後の戦い

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 猪の部屋に入った瞬間、俺たちはやつの能力『絶命突進』で死ぬ。しかし、羊の能力『平和』のおかげでそれが発動した瞬間、神の鉄槌が猪に直撃。これにより不戦勝という形ではあるがノーダメージで猪に勝つことができた。

「えーっと、一応、これで終わり……なのかな?」

「おめでとうございます。あっ、それと猫は年中こたつで丸くなっているので襲ってきません」

「そうか。じゃあ、帰るか」

「……待て」

 瀕死状態の猪がゆっくり立ち上がる。

「我が息子よ、約束通りお前を倒しに来てやったぞ」

 ある日、親父はMシステムに乗っ取られた。そのせいで親父は自我を失い、暴走した。幼馴染あいつ(能力は『太陽』)は近くにいた俺を逃がすためにMシステムを長時間使用した。そのせいであいつはMシステムに選ばれた者にしか認識できない幽霊のような存在になってしまった。

「そうかよ! じゃあ、とっととくたばれ! クソ親父!!」

「こーちゃん! 逃げよう! こーちゃんのお父さんは私たち六人以外の力を全部吸収してるんだよ! 勝てるわけないよ!」

水母くらげ! ここで親父を倒しておかないときっともっと厄介なことになる! だから、俺は死んでも親父を倒す!!」

 だが、親父の『獄炎』に勝つには俺の『火』を進化させて『聖炎』にしないといけない。けど、その方法が分からない! くそ! いったいどうすればいいんだ!!

「こーちゃん、私が力貸してあげるから一緒にあの人を倒そう」

幼馴染おまえ……。でも、そんなことしたらお前は」

「私は消えないよ。何があっても」

「そうか……分かった。みんな、頼みがある。今すぐここから離れてくれ」

「やだ……」

「すまん、それは無理だ。お前がいない世界で生きるのはごめんだ」

「オラもだ。だから最後まで一緒に戦わせてくれ」

「そうか。じゃあ、全員で親父あいつを倒すぞ!!」

『おー!!』
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