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第1章

俺評価直下掘り並みに下がるサイコ娘

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 ~なんだかんだ森を探索し~

「あ、ありました!」
「うおまじか俺がいる意味ねー...でどんなやつなんだ?」
「これです!」

 なんかやけに威勢がいいなこの子。何?人殺すのそんなワクワクしてんの?まじでサイコパスだよ!!

 そして俺の目前に青いいかにもそこらへんに生えてそうな雑草が現れる。

 ほうほう、確かに火薬っぽいにおいがするようなしないような...しねえなこれ。

「で、それだけでいいのか?」
「はい、えっと...全部で3個取れましたし、ちょうど殺したい人も3人なのでバッチリです」

 複数いたのか!?まじかこのサイコ娘。

「で、殺したい人ってゆうのはどんなやつだ?」
「はい...私の友達を...殺した人です」

 いきなり重い話になったが頑張ってついてこうぜ👍

「どうゆことだ?」

 しばらくしてカーナムはゆっくりと言葉を紡ぐ。

「私は...珍しい獣人の種で同族からも人間からも迫害を受けてきました」

 ああー成る程。それで今はぼっちサイコ娘なのか。

「しかしそんな私にも一人の友達がいました。名はオッパオ同じく獣人種です」

 おいなんか危ないエロティックな名前聞こえたぞ。

「彼女とは付き合いも長く、私が唯一本音をさらけ出せる相手でした」

 なんか会社で居心地悪くしてるサラリーマンみたいなこと言うなこいつ。

「しかしそんな彼女との淡い日々は数週間前。終わりを告げました」

 おいカーナムの方が主人公っぽい設定もってんぞ。チェンジだチェンジ。

「ある日、私が一人暮らししてるオッパオの家を縦横無尽に駆け回っていた時です...」

 何!?こいつ唯一の友達の家で縦横無尽に駆け回ってるの?どこのストライクショットだそれ。

「そんな時...ある悲鳴が彼女の自室から悲鳴が聞こえました」

 ほうほう。悲鳴。ああここでオッパオが死んだんだな?

「私は大急ぎで彼女の自室に向かいました、雨にも負けず風にも負けず雷に打たれれようと、そこを目指しました」

 こいつ魔獣に怯えてるくせに耐久力はあるんだな。感心感心。え?ツッコミどころそこじゃない?著者に聞け。

「そして数分躊躇った末に扉を開けました」
 
 躊躇うんじゃねーよ!(笑)

「そして私が目にしたものとは...」

 おいシリアスな語り口調どこ行った?しかしきになるから続きはよ。

「見たこともない悪人面の男3人がオッパオを連れ去るところでした」
「...連れ去る?」
「私は必死に立ち向かいましたが男たちはまさかのテレポーテーションをしたわけなんですねぇ」

 だからシリアス口調どこ行ったって!?

 いやそれより...

「オッパオは死んだんじゃなかったのか?」
「男達に連れてかれたんだし死んだんじゃないのかなーと思って現在に至るのですよ」

 つまりはかーナムの直感による行動でここにいるわけだ。

「じゃなくて!!何まだ死んだかわからない友達を脳内で殺してんだよ!?」
「こう言う時は犯されて用無しになったら消されるんですよ~」

 こ、このサイコパスクソ女がああああああああああああああああああああああああああ
あ!!!!!!!!!!
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