今月の短歌

草薙銀之助 second

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2月の短歌2026

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二月の短歌 2026



年あけて こごえるへいや 雪とけて
寒空つづく 陽はつよし

解説

 年が明けてから少し経つ今、関東の平野にも雪が降って、後日親のいぬ間に外へ出れば、もう既に雪が溶けていた。

 しかし、降雪だけに気温は低く、快晴にしては空の青さに比例して、それでも昼の太陽は対抗するように強く、小寒い割に少し暑い気がした。



雪降れば 冷たくかたい 外気温
己が生観 まだ栄えなし

解説

 雪が降った後の外は、朝らしく空気が冷たくて硬いようで、自分の人生も同じように少し冷え込んでいるようだ。

 今観る寒さのように寒々しい人生観は、未だ陽の目をみることもなく、幾多の太陽神にも見放されているのだろうか。
 




ゆきつもる 木々も屋根もや 一夜明け 
寒き蒼そめ 鳥すら眠り

解説

先日雪が降って、朝になると家々の屋根や植木や大木も雪を被っていた。

 快晴な空のあおさも色濃く、当然ながら樹の枝などにいるはずの鳥すら、冬眠で一羽もいないくらいに冬なのか。





春立ちて 梅も咲きどき 陽も高け
冷え込む夜に 夜明けも寒し

解説

 節分も通り過ぎて、そろそろ梅も咲きはじめるか、二月にしては昼の太陽も高く上がるも、夜中の冷え込みよりも、突き抜ける朝の方が寒いのか。




われたちぬ くらやみにふせ さきみえぬ
枯れた樹々添え 雪解けの青

解説

 未だ未来が見えないこの人生も、まだまだ開けない苦痛と恐怖に萎縮しそうで堪らない。

 大木たちは二月だけに枯れていて寒そうだが、雪は溶けていて空を仰げば濃い青色が広がっている。

 それでもスッキリしない感覚だけは、どうやっても取り憑くようで、人生観はまだしばらく晴れそうにない。



寒い中 浮かれる陽キャ チョコ祭り
仕方なしとし スーパーにて買う

解説

 2月のど真ん中には、寒さもはねのける陽キャ勢が浮かれ出すバレンタイン。

 どうしようもないので、誤魔化すようにスーパーで安いチョコを買って、サッサと帰宅して仕舞った。


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