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第54話 お貴族様の晩餐
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3日目にやって来たのは、ブレンデッドウィスキーの名門。
ブラックバス・イリーガルというブランドのウィスキーだ。ネーミングはともかくこのウィスキーは非常に美味しく、何と日本人の趣向に沿ったウィスキーまで研究してくれているのだ。既に販売されている商品もある。
そこで、その点についてを深野さんがブラックバス・イリーガルの広報さんに聞いている。
「昨年でしたか、何故日本人向けのウィスキーを開発、販売されたのでしょうか?」
深野さんの質問に答える広報の女性。
「開発自体は15年前から始まっていました。創業者一族で、現在の会長であるシーバッズの鶴の一声で開発を始めたのですが、その理由は日本のヨントリーの造るブレンデッドジャパニーズウィスキーにありました。その名は【黒州】と聞いてます。黒州を日本で飲んだシーバッズがその味とネーミングに非常に感銘を受けて、我社でも出来る筈だと日本人向けのウィスキーの開発が始まったのです。そこで先ずは樽の材質に注視して、特別な樽を使用してワインを熟成させている日本のワイナリーから樽を購入する事を始めました。メーカー名は契約上の理由で言えないのですが、そこでは日本産オークで樽を作り、ワインの熟成に使っているのです」
と、広報さんが説明するのを聞きながら私は近づいてくる男に注目している。ここのスタッフでは無さそうな男は全身から緊張感を漂わせながら桧山さんに近づいていった。
私は桧山さんのすぐ近くでその男を警戒していたが、桧山さんに近づいた男は流暢な日本語で桧山さんに話しかけた。
「失礼します、深野涼子さんのご主人の桧山さんでお間違いないでしょうか? 私はグレイサム男爵家に仕える者で主人に言われて貴方に会いに来ました。実は桧山さんのご家族を晩餐に招待したいと主人が言っておりまして、本日我が主人の主催する晩餐にお越しいただけないでしょうか?」
おいおい、怪しいな。いきなり貴族からのお誘いか? そんな話は異世界では危険なお話の始まりだぞ。私は更に警戒を強める。そして男は更に言葉を重ねた。
「是非ともご家族ご一緒に我が主人の招待を受けていただけないでしょうか?」
腰は低いが有無を言わさない雰囲気が出ているな。私は男に【思考感知、解析】を使用した。
あ、しまった…… 桧山さんにまで使用してる。桧山さんの思考が私に流れてきた。
『クソッ、何だって今日なんだ。俺は今夜こそ涼子を抱くつもりなのに、晩餐なんて行ったらまた涼子が酒を飲んで寝てしまうじゃないか! 何て間が悪い貴族だっ! しかし、断れるのか? 断って大丈夫なら断るんだが…… 断った途端に不敬だとか言われたらどうしよう……』
うん、招待を受ける方向で良いかも知れないな。私はそう思った。私はそのまま男の思考を感知、解析した。
『早く受けると言ってくれっ! この仕事を失敗したら私は路頭に迷う事になるんだ。何故、主人が突然日本人を招待して晩餐を開くと言い出したのかは分からないが、私の生活が掛かっているんだ、だからイエスと言ってくれっ』
ああ、この男は只のメッセンジャーなんだな。理由も聞かされずに招待して来いと命令されたのか。ならばこの男を探っても理由は分からないな。それにあの緊張感は招待を受けてもらえなかったらクビだと言われていたからなんだな。
私はそこで男に対する警戒を1段階下げた。【思考感知、解析】も止める。
桧山さんがチラッと私を見てきたので、私はこれ幸いと耳元で囁いた。
「お貴族様からのお誘いなのでお断りするよりは受けておいた方がいいかと思いますよ」
断っても今の地球では不敬になんてならないが、このメッセンジャーの男の生活もかかってる事だし、何よりも私の深野さんを私の目の黒い内に抱かせる訳にはいかない。
そんな邪な思いもありながらも、私は後顧の憂いを断つ必要もあると考えていた。
「ふん、分かったよ」
小声で桧山さんもそう私に言ってきた。少し、いやかなり不満げな様子だが。それでも男に向かってちゃんと返事をした。
「分かりました。私と妻、それに娘とコチラの私たちの通訳を連れて行かせていただきます。場所はどちらになるのでしょうか?」
桧山さんの返事に男は明らかにホッとした顔をしながら次のように言った。
「おお! 有難うございます。主人も喜びます。通訳の方の同行も主人に伝えておきますのでご安心ください。お泊りのホテルはサワーグリントンですね? 午後5時にお迎えにあがりますのでフロントでお待ちしていただけますか。よろしくお願いします」
そう言うと足早に男は去って行った。さて、一体何の用事なんだろうか? 私は去っていく男の魔力を追っていた。その結果、私は招待を受けて良かったと思ったのだった……
午後5時過ぎ、フロントで待つ私たち4人を迎えにきたのは、招待を告げにきた男だった。あれから戻った男は通訳の男も一緒に来るそうですと主人に告げたら、良くやったと褒められて不思議な気持ちになったらしい。
まあ、それもそうだろうな……
「お待たせしました。本日は急な招待にも関わらず、お受けしていただき有難うございます、と主人が申しておりました。表に車を止めてます、コチラへお願いします」
男の案内で向かうとリムジンが停車していた。初めて乗ったけど中ってこうなってるんだ。私は感心しながら車の中を見回した。
「タケフミさん、受けて良かったの?」
カオリちゃんが小声で私にそう聞いてきたので、私は頷く事で返事をした。今回、この招待を受けておけば、少なくとも深野さんへの能力者たちのチョッカイは無くなる筈だ。私はそう確信している。
リムジンは15分ほどで目的の場所に着いたようだ。扉が開けられ降りた私たちの目の前に豪奢な屋敷が見えている。
「グレイサム男爵家へようこそ、皆様を歓迎します」
見事なまでのクイーンズイングリッシュで屋敷前に立っていた男性がそう言った。
私は桧山さんに通訳する。カオリちゃんと深野さんには通訳の必要がないからね。2人とも英語で挨拶を返していたよ。
そして、その出迎えてくれた男性がグレイサム男爵だと分かった。その男性の目は私を見ている。私は軽く頷いて挨拶を返した。
「さあ、どうぞ中へ。晩餐の用意は整っております。実はフレンチのシェフを呼んでフルコースをご用意しましたので、きっとご満足いただけると思いますよ」
にこやかにそう言って男爵自らが案内してくれた。
晩餐は和やかな雰囲気で進み、一段落した所で男爵が私に声をかけてきた。
「ミスターカラス、実は貴方とお話したい事があるのです。良かったら私の私室に来ていただけますか?」
「喜んで、私も男爵とお話したいと思っておりました」
この屋敷にいる限り、3人には何の危険もない。もちろん、私も打てる限りの安全対策はしてあるしね。私は誘われるまま男爵の私室へと向かった。
私室に入った私は魔力を感じた。そして、私室に入った男爵の第一声が、
「タケッ! 本当に地球に帰ってきたんだなっ!! この野郎、突然居なくなって俺たちは心配したんだぞっ!!」
異世界の言語でのこの言葉だった……
ブラックバス・イリーガルというブランドのウィスキーだ。ネーミングはともかくこのウィスキーは非常に美味しく、何と日本人の趣向に沿ったウィスキーまで研究してくれているのだ。既に販売されている商品もある。
そこで、その点についてを深野さんがブラックバス・イリーガルの広報さんに聞いている。
「昨年でしたか、何故日本人向けのウィスキーを開発、販売されたのでしょうか?」
深野さんの質問に答える広報の女性。
「開発自体は15年前から始まっていました。創業者一族で、現在の会長であるシーバッズの鶴の一声で開発を始めたのですが、その理由は日本のヨントリーの造るブレンデッドジャパニーズウィスキーにありました。その名は【黒州】と聞いてます。黒州を日本で飲んだシーバッズがその味とネーミングに非常に感銘を受けて、我社でも出来る筈だと日本人向けのウィスキーの開発が始まったのです。そこで先ずは樽の材質に注視して、特別な樽を使用してワインを熟成させている日本のワイナリーから樽を購入する事を始めました。メーカー名は契約上の理由で言えないのですが、そこでは日本産オークで樽を作り、ワインの熟成に使っているのです」
と、広報さんが説明するのを聞きながら私は近づいてくる男に注目している。ここのスタッフでは無さそうな男は全身から緊張感を漂わせながら桧山さんに近づいていった。
私は桧山さんのすぐ近くでその男を警戒していたが、桧山さんに近づいた男は流暢な日本語で桧山さんに話しかけた。
「失礼します、深野涼子さんのご主人の桧山さんでお間違いないでしょうか? 私はグレイサム男爵家に仕える者で主人に言われて貴方に会いに来ました。実は桧山さんのご家族を晩餐に招待したいと主人が言っておりまして、本日我が主人の主催する晩餐にお越しいただけないでしょうか?」
おいおい、怪しいな。いきなり貴族からのお誘いか? そんな話は異世界では危険なお話の始まりだぞ。私は更に警戒を強める。そして男は更に言葉を重ねた。
「是非ともご家族ご一緒に我が主人の招待を受けていただけないでしょうか?」
腰は低いが有無を言わさない雰囲気が出ているな。私は男に【思考感知、解析】を使用した。
あ、しまった…… 桧山さんにまで使用してる。桧山さんの思考が私に流れてきた。
『クソッ、何だって今日なんだ。俺は今夜こそ涼子を抱くつもりなのに、晩餐なんて行ったらまた涼子が酒を飲んで寝てしまうじゃないか! 何て間が悪い貴族だっ! しかし、断れるのか? 断って大丈夫なら断るんだが…… 断った途端に不敬だとか言われたらどうしよう……』
うん、招待を受ける方向で良いかも知れないな。私はそう思った。私はそのまま男の思考を感知、解析した。
『早く受けると言ってくれっ! この仕事を失敗したら私は路頭に迷う事になるんだ。何故、主人が突然日本人を招待して晩餐を開くと言い出したのかは分からないが、私の生活が掛かっているんだ、だからイエスと言ってくれっ』
ああ、この男は只のメッセンジャーなんだな。理由も聞かされずに招待して来いと命令されたのか。ならばこの男を探っても理由は分からないな。それにあの緊張感は招待を受けてもらえなかったらクビだと言われていたからなんだな。
私はそこで男に対する警戒を1段階下げた。【思考感知、解析】も止める。
桧山さんがチラッと私を見てきたので、私はこれ幸いと耳元で囁いた。
「お貴族様からのお誘いなのでお断りするよりは受けておいた方がいいかと思いますよ」
断っても今の地球では不敬になんてならないが、このメッセンジャーの男の生活もかかってる事だし、何よりも私の深野さんを私の目の黒い内に抱かせる訳にはいかない。
そんな邪な思いもありながらも、私は後顧の憂いを断つ必要もあると考えていた。
「ふん、分かったよ」
小声で桧山さんもそう私に言ってきた。少し、いやかなり不満げな様子だが。それでも男に向かってちゃんと返事をした。
「分かりました。私と妻、それに娘とコチラの私たちの通訳を連れて行かせていただきます。場所はどちらになるのでしょうか?」
桧山さんの返事に男は明らかにホッとした顔をしながら次のように言った。
「おお! 有難うございます。主人も喜びます。通訳の方の同行も主人に伝えておきますのでご安心ください。お泊りのホテルはサワーグリントンですね? 午後5時にお迎えにあがりますのでフロントでお待ちしていただけますか。よろしくお願いします」
そう言うと足早に男は去って行った。さて、一体何の用事なんだろうか? 私は去っていく男の魔力を追っていた。その結果、私は招待を受けて良かったと思ったのだった……
午後5時過ぎ、フロントで待つ私たち4人を迎えにきたのは、招待を告げにきた男だった。あれから戻った男は通訳の男も一緒に来るそうですと主人に告げたら、良くやったと褒められて不思議な気持ちになったらしい。
まあ、それもそうだろうな……
「お待たせしました。本日は急な招待にも関わらず、お受けしていただき有難うございます、と主人が申しておりました。表に車を止めてます、コチラへお願いします」
男の案内で向かうとリムジンが停車していた。初めて乗ったけど中ってこうなってるんだ。私は感心しながら車の中を見回した。
「タケフミさん、受けて良かったの?」
カオリちゃんが小声で私にそう聞いてきたので、私は頷く事で返事をした。今回、この招待を受けておけば、少なくとも深野さんへの能力者たちのチョッカイは無くなる筈だ。私はそう確信している。
リムジンは15分ほどで目的の場所に着いたようだ。扉が開けられ降りた私たちの目の前に豪奢な屋敷が見えている。
「グレイサム男爵家へようこそ、皆様を歓迎します」
見事なまでのクイーンズイングリッシュで屋敷前に立っていた男性がそう言った。
私は桧山さんに通訳する。カオリちゃんと深野さんには通訳の必要がないからね。2人とも英語で挨拶を返していたよ。
そして、その出迎えてくれた男性がグレイサム男爵だと分かった。その男性の目は私を見ている。私は軽く頷いて挨拶を返した。
「さあ、どうぞ中へ。晩餐の用意は整っております。実はフレンチのシェフを呼んでフルコースをご用意しましたので、きっとご満足いただけると思いますよ」
にこやかにそう言って男爵自らが案内してくれた。
晩餐は和やかな雰囲気で進み、一段落した所で男爵が私に声をかけてきた。
「ミスターカラス、実は貴方とお話したい事があるのです。良かったら私の私室に来ていただけますか?」
「喜んで、私も男爵とお話したいと思っておりました」
この屋敷にいる限り、3人には何の危険もない。もちろん、私も打てる限りの安全対策はしてあるしね。私は誘われるまま男爵の私室へと向かった。
私室に入った私は魔力を感じた。そして、私室に入った男爵の第一声が、
「タケッ! 本当に地球に帰ってきたんだなっ!! この野郎、突然居なくなって俺たちは心配したんだぞっ!!」
異世界の言語でのこの言葉だった……
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