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第68話 残り1人
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さて、愛媛県に移動したのだが……
何ですかっ!? もう数キロ走ったら高知県じゃないですか? ここは愛媛県なんですか? 聞きなれない方言が飛び交ってるんですが…… もちろん全ての方言は私には意味が分かるのだが。それでも耳に入ってくる言葉に違和感を覚えてしまうのは仕方がない
長距離運転による疲労と、聞きなれない方言により少し混乱してしまった……
愛媛県愛南町という場所にやって来た私たちは、今夜の宿にチェックインする。高松を出たのが昼少し前で、途中のSAで簡単に昼食を済ませて走り続けてきたが、高速道路は松山を過ぎると対面通行になり尚且つ途中までしか無かった……
テレビ局のスタッフの車について走っていたら道に迷ったらしく、小一時間の立ち往生…… コンビニが直ぐ近くにあったのが救いだったな。
結局、高松市を出てから宿に着くまでにかかった時間は6時間半。松山で私がコッソリとテレビ局のスタッフさんたちにも【回復魔法】をかけてなければたどり着かなかった可能性もある。
でも、途中でとても綺麗な夕日と夕焼けが見えて、突発的に撮影が始まった時にはさすがにビックリしたよ。それでも木山さんも嫌味一つ言わずに対応していた。プロだな。
そして、木山さんがスタッフさんたち(今回のだけでなく、何処のテレビ局のスタッフさんたちも含めて)の評判が良いのは、誰に対しても態度を変えずに更に急な予定変更にも快く応じているからだそうだ。マネジャーを勤める中山さんがそう教えてくれた。
もちろん、態度を変えないとは言っても年下、年上の区別はある。年下の子にはくだけた口調で話をするし年上の人とは丁寧語で接する。だが、木山さんの発している雰囲気は誰に対しても同じなのだ。だからスタッフさんたちも楽しそうに一緒に仕事を出来るのだろう。
……そこで私は重要な事に気がついた。私って木山さんより年上だよな…… 丁寧語? だったかな? うん、そうだったと思う事にしよう。
そして本日はチェックインと同時に皆が部屋に引っ込み各自で体を休める事になった。
翌朝の8時にホテルにある食堂で朝食を取っている時に駒が現れた。どうやら直接相対しなければいけない能力者のようだ。駒はいきなり木山さんに向かって走り出し、そして……
「ファンです! サインお願いします!」
そう言って色紙とサインペンを差し出した……
ええ~、それってどうなんだ? 私も殺気も攻撃意欲も感じないから様子見をしていたがまさかのファン発言に少し引いてしまった。ヤツは駒選びを失敗しているようだな。念の為に私はこの駒の能力を確認する。
永行康史、35歳。既婚。目覚めた能力は【敵意察知】、【見切り】の2つ。うん、何でこの男を選んだんだ? 私がそう思うのも無理はないだろう。
私は【思考感知、解析】も使用してみた。すると、このナガユキくんは本当に木山さんのファンでヤツからの指示に乗じてその危機を木山さんに知らせようとしているようだ。
実際に今、木山さんにサインしてもらいながら、木山さんに危険が迫ってますから身辺には十分に注意してくださいなどと言っている。
私はヤツの力の片鱗を感じ取った。どうやらナガユキくんの能力を封じ込めようとしているようだが、咄嗟に私はナガユキくんを結界で守った。
ハッとした顔をして私を見るナガユキくん。どうやら未熟ながら魔力の流れを感じ取る事は出来るようだ。【見切り】の応用かも知れないが。
私はサインを貰ったナガユキくんに目で合図して違う席に誘った。素直に着いてくるナガユキくんと席に座り話し始めた。
「君のような人も居るんだね」
私の言葉にナガユキくんは頷き、
「僕たちが能力に目覚めたのは神様のお陰ではありますが、その力をどう使うのかは自由だと最初に言われてました。ただ、神様の指示通りにするべきだという方が多く居て、今回も突然木山美登利さんを害せよという指示が降りたんです…… 僕はそれを何とかしようとしたんですけど、何も力になれずにでもこうして危険を知らせるだけでもどうにかなるんじゃないかと思って……」
そう言って項垂れるナガユキくん。私はナガユキくんに話をした。
能力は使用して鍛えなければそれ以上に成長しない事。今さっき、神様がナガユキくんを裏切り者としてその能力を封じようとした事。それを私が止めた事も話した。
「何故? 貴方も神様なんですか? 神様の力を止められるなんて……」
私の言葉にそう言って驚くナガユキくんだが、私は違うと答え極限まで鍛えたので神様を止める事が出来るんだと教えた。
そして、ナガユキくんにその組織からの脱退を進めると、
「そうですね、もともと僕は大した能力も無いですし、普通に組織からは脱退出来ると思います」
そこで私はナガユキくんをスカウトしてみる事にした。私が一人で全てを対処するよりも、信頼できるそれなりの腕を持つ同僚がそろそろ必要だと感じていたのだ。
「どうだろう? 奥様との話し合いも必要だろうから直ぐに返事をしてくれとは言わない。だがもしも良かったら私と一緒にボディガードとして働かないか? 君の能力ならば最適だと私は思うんだ。それに、私ならば必要な体術、武器術などを教える事も出来るし」
私の言葉にナガユキくんは妻と相談しますと言って、私と連絡先の交換をしてからホテルを出ていった。その時の目の輝き具合から恐らくは良い返事が期待できそうだ。
これで残る駒は1人だけだ。残る1人もナガユキくんのようなら楽なんだが……
朝食を終えて撮影地に向かう私たち。今日の対象は【媛スマ】というらしい。詳しく聞くとスマガツオの事でその養殖に成功したとの事で、是非とも全国の人に知って貰いたいそうだ。
「コチラが【媛スマ】です。全身がトロと言われるその身を先ずは何もつけずに召し上がって見てください」
目の前で板前さんが捌いた【媛スマ】はツヤツヤのプリプリで、私も思わず生唾を飲み込んでしまった。な、何て美味しそうなんだ。
そして、更に驚きなのは先に板前さんが捌いた【媛スマ】の最上級をこれから捌くという。
【伊予の媛貴海】という名のようで、先に捌かれた【媛スマ】も素晴らしかったのだがコチラはもうヨダレが止まらなくなるほどの切り身の美しさだ。木山さんの食レポが全てを表していた。
「キャーッ! 何コレ!? 融けた、口の中で融けたのっ! でも味の余韻が口の中にあって、鼻に抜ける香りがっ!? 醤油要らない! ワサビとも良く合うわーっ!! えっ? 今食べたのが背側で中トロなの? 今から腹側の大トロってっ!? ウソーッ!! もうダメ、美味しいとしか言えない! 例えに出来る言葉なんて出てこないわーっ!?」
うん、私たちも早く食べたい。カメラマンさんは流石だ。微動だにせず撮影を続けている。足元にヨダレが落ちてなければもっと尊敬出来たが……
無事に撮影も終わり皆が我慢出来ずに出演してくれた板前さんのご好意でみんながその場で【媛スマ】を食べる事になった。
ヌオーっ!! な、何て旨さだ! 異世界で食べた一角鮪(魔魚)の大トロが霞むとはっ!? こ、こんな事が地球で起こるとは私も思わなかった。
そう言えば昨日いただいたオリーブハマチも考えてみたら異世界で食べたカーンブリ(魔魚)よりも旨かったな……
クッ! どうやら異世界よりも美味い食材は無いと私は思っていたが日本の魚に対する情熱を見誤っていたようだ…… そう私は猛省したのだった。
明日はいよいよ高知県に入る。高知県は太平洋にめんしている。コレは楽しみが増えたと私は今回のロケに着いて来れた事を感謝したのだった。
何ですかっ!? もう数キロ走ったら高知県じゃないですか? ここは愛媛県なんですか? 聞きなれない方言が飛び交ってるんですが…… もちろん全ての方言は私には意味が分かるのだが。それでも耳に入ってくる言葉に違和感を覚えてしまうのは仕方がない
長距離運転による疲労と、聞きなれない方言により少し混乱してしまった……
愛媛県愛南町という場所にやって来た私たちは、今夜の宿にチェックインする。高松を出たのが昼少し前で、途中のSAで簡単に昼食を済ませて走り続けてきたが、高速道路は松山を過ぎると対面通行になり尚且つ途中までしか無かった……
テレビ局のスタッフの車について走っていたら道に迷ったらしく、小一時間の立ち往生…… コンビニが直ぐ近くにあったのが救いだったな。
結局、高松市を出てから宿に着くまでにかかった時間は6時間半。松山で私がコッソリとテレビ局のスタッフさんたちにも【回復魔法】をかけてなければたどり着かなかった可能性もある。
でも、途中でとても綺麗な夕日と夕焼けが見えて、突発的に撮影が始まった時にはさすがにビックリしたよ。それでも木山さんも嫌味一つ言わずに対応していた。プロだな。
そして、木山さんがスタッフさんたち(今回のだけでなく、何処のテレビ局のスタッフさんたちも含めて)の評判が良いのは、誰に対しても態度を変えずに更に急な予定変更にも快く応じているからだそうだ。マネジャーを勤める中山さんがそう教えてくれた。
もちろん、態度を変えないとは言っても年下、年上の区別はある。年下の子にはくだけた口調で話をするし年上の人とは丁寧語で接する。だが、木山さんの発している雰囲気は誰に対しても同じなのだ。だからスタッフさんたちも楽しそうに一緒に仕事を出来るのだろう。
……そこで私は重要な事に気がついた。私って木山さんより年上だよな…… 丁寧語? だったかな? うん、そうだったと思う事にしよう。
そして本日はチェックインと同時に皆が部屋に引っ込み各自で体を休める事になった。
翌朝の8時にホテルにある食堂で朝食を取っている時に駒が現れた。どうやら直接相対しなければいけない能力者のようだ。駒はいきなり木山さんに向かって走り出し、そして……
「ファンです! サインお願いします!」
そう言って色紙とサインペンを差し出した……
ええ~、それってどうなんだ? 私も殺気も攻撃意欲も感じないから様子見をしていたがまさかのファン発言に少し引いてしまった。ヤツは駒選びを失敗しているようだな。念の為に私はこの駒の能力を確認する。
永行康史、35歳。既婚。目覚めた能力は【敵意察知】、【見切り】の2つ。うん、何でこの男を選んだんだ? 私がそう思うのも無理はないだろう。
私は【思考感知、解析】も使用してみた。すると、このナガユキくんは本当に木山さんのファンでヤツからの指示に乗じてその危機を木山さんに知らせようとしているようだ。
実際に今、木山さんにサインしてもらいながら、木山さんに危険が迫ってますから身辺には十分に注意してくださいなどと言っている。
私はヤツの力の片鱗を感じ取った。どうやらナガユキくんの能力を封じ込めようとしているようだが、咄嗟に私はナガユキくんを結界で守った。
ハッとした顔をして私を見るナガユキくん。どうやら未熟ながら魔力の流れを感じ取る事は出来るようだ。【見切り】の応用かも知れないが。
私はサインを貰ったナガユキくんに目で合図して違う席に誘った。素直に着いてくるナガユキくんと席に座り話し始めた。
「君のような人も居るんだね」
私の言葉にナガユキくんは頷き、
「僕たちが能力に目覚めたのは神様のお陰ではありますが、その力をどう使うのかは自由だと最初に言われてました。ただ、神様の指示通りにするべきだという方が多く居て、今回も突然木山美登利さんを害せよという指示が降りたんです…… 僕はそれを何とかしようとしたんですけど、何も力になれずにでもこうして危険を知らせるだけでもどうにかなるんじゃないかと思って……」
そう言って項垂れるナガユキくん。私はナガユキくんに話をした。
能力は使用して鍛えなければそれ以上に成長しない事。今さっき、神様がナガユキくんを裏切り者としてその能力を封じようとした事。それを私が止めた事も話した。
「何故? 貴方も神様なんですか? 神様の力を止められるなんて……」
私の言葉にそう言って驚くナガユキくんだが、私は違うと答え極限まで鍛えたので神様を止める事が出来るんだと教えた。
そして、ナガユキくんにその組織からの脱退を進めると、
「そうですね、もともと僕は大した能力も無いですし、普通に組織からは脱退出来ると思います」
そこで私はナガユキくんをスカウトしてみる事にした。私が一人で全てを対処するよりも、信頼できるそれなりの腕を持つ同僚がそろそろ必要だと感じていたのだ。
「どうだろう? 奥様との話し合いも必要だろうから直ぐに返事をしてくれとは言わない。だがもしも良かったら私と一緒にボディガードとして働かないか? 君の能力ならば最適だと私は思うんだ。それに、私ならば必要な体術、武器術などを教える事も出来るし」
私の言葉にナガユキくんは妻と相談しますと言って、私と連絡先の交換をしてからホテルを出ていった。その時の目の輝き具合から恐らくは良い返事が期待できそうだ。
これで残る駒は1人だけだ。残る1人もナガユキくんのようなら楽なんだが……
朝食を終えて撮影地に向かう私たち。今日の対象は【媛スマ】というらしい。詳しく聞くとスマガツオの事でその養殖に成功したとの事で、是非とも全国の人に知って貰いたいそうだ。
「コチラが【媛スマ】です。全身がトロと言われるその身を先ずは何もつけずに召し上がって見てください」
目の前で板前さんが捌いた【媛スマ】はツヤツヤのプリプリで、私も思わず生唾を飲み込んでしまった。な、何て美味しそうなんだ。
そして、更に驚きなのは先に板前さんが捌いた【媛スマ】の最上級をこれから捌くという。
【伊予の媛貴海】という名のようで、先に捌かれた【媛スマ】も素晴らしかったのだがコチラはもうヨダレが止まらなくなるほどの切り身の美しさだ。木山さんの食レポが全てを表していた。
「キャーッ! 何コレ!? 融けた、口の中で融けたのっ! でも味の余韻が口の中にあって、鼻に抜ける香りがっ!? 醤油要らない! ワサビとも良く合うわーっ!! えっ? 今食べたのが背側で中トロなの? 今から腹側の大トロってっ!? ウソーッ!! もうダメ、美味しいとしか言えない! 例えに出来る言葉なんて出てこないわーっ!?」
うん、私たちも早く食べたい。カメラマンさんは流石だ。微動だにせず撮影を続けている。足元にヨダレが落ちてなければもっと尊敬出来たが……
無事に撮影も終わり皆が我慢出来ずに出演してくれた板前さんのご好意でみんながその場で【媛スマ】を食べる事になった。
ヌオーっ!! な、何て旨さだ! 異世界で食べた一角鮪(魔魚)の大トロが霞むとはっ!? こ、こんな事が地球で起こるとは私も思わなかった。
そう言えば昨日いただいたオリーブハマチも考えてみたら異世界で食べたカーンブリ(魔魚)よりも旨かったな……
クッ! どうやら異世界よりも美味い食材は無いと私は思っていたが日本の魚に対する情熱を見誤っていたようだ…… そう私は猛省したのだった。
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